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駿河湾・由比沖で手軽にルビーレッド!高級魚アカムツを釣る!

駿河湾・由比沖で手軽にルビーレッド!高級魚アカムツを釣る!

駿河湾 由比沖で手軽に深海の至宝ルビーレッド=アカムツを釣らせてくれるのが由比港「龍神丸」。港を出てすぐがドン深のアカムツポイント。タックルも比較的ライトでOK。簡単にルビーレッドを手にできる。

ベストタイミングに還暦祝い釣行 強烈な引きは2㎏級のビッグワン?

「先週この場所でアカムツのトリプルがありましたよ」。

航程5分の港目の前で投入合図を出した
佐野栄俊船長のコメントに高まる期待と、
濁り少なからずの水色に過る不安。

トップシーズンながら
ベストコンディションには遠いこの日、
由比沖のルビーレッドを掴むことは叶うのか。

港のすぐ近くの200m級ポイントのほか、富士川沖、清水沖などを攻めた

由比沖のアカムツは 8月が一番のチャンス

8月3日はTEAM OKAMOTOの仕立で
由比港「龍神丸」からアカムツ狙い。

還暦の誕生日を翌日に控えた筆者には
乙姫様から赤チャンチャンコの代わりに
ビッグルビーのプレゼントが、などと
ムシの良いシークレットディザイアー満々の時点で
「お前はもう死んでいる」!?

5時半、真沖の200mでスタート。
例年8月は数釣り&大型の実績が高く、
佐野船長も「アカムツは8月が一番」と太鼓判を押す。

9月も同様の傾向が続くが、
15日のヒラメ解禁以降乗合船は
こちらにシフトし深場の再開は12月。
ゆえに9月に入ってからチャンスは
2週間限定となる。

「オモリは底から1m切って、
誘うなら3mくらいまで」と船長の指示が飛ぶ。

着底後しばらくして捉えたのは
モゾモゾと煮え切らないエサ取りのアタリ。
ミヨシ側では潮の暗さを示唆するオキアナゴ浮上で
早くも暗雲漂う。

これを見た佐野船長は
一投で「トリプルポイント」を見切り富士川沖へ。

白い準本命の登場に続き 本命ルビーも浮上

オモリ200号使用。仕掛けは胴付き3本バリ。
ハリはアピールグッズでドレスアップ

仕切直しの190mは
富士川から流入するアマゾン川級!?の濁りで
港前よりもさらに水色が悪いが…。
第一投の着底から間もなく
シャープ、かつ強烈なアタリが「HBアカムツ230LTD」を叩く。

「食った!」3月のアカムツ釣行で
千載一遇の本命を雑な巻き上げでロストした苦い経験から、
すかさずロッドを手に取りスタンディングで巻き上げる。

幾度となく見せる派手な抵抗は1.5㎏確実、
もしかしたら2㎏級のビッグワン?
ラスト30mの一暴れで船長もタモを構えて準備万端。

無事巻き上げが終わり覗き込む海面下には
強い濁りで魚影は見えず。
いよいよビッグルビー浮上と
手繰り始めた仕掛けの先に見えたのは…エッ、白い!?

「クログチだぁ、騙されたーっ!!」
58㎝、1.6㎏のグッドサイズに照れ笑い。

大抵のクログチは浮き袋を吐き出し
上層ではおとなしくなるがこの個体はガスが溜まらず。
船長共々マンマと欺かれたが、これはこれで良い土産。
とりあえず丸坊主は逃れたと一安心。

ミヨシ側でもアカムツ初挑戦の奥様和田さんが
やや小振りながらクログチを上げ
「初めて見ました」と興味深げ。

続く投入ではご主人の和田さんも
同サイズのクログチ、
筆者には30㎝ウッカリカサゴとテンポよくアタったが、
3投以降船中アタリは遠のき、
臨席井口氏の上げた小型クログチのみ。

7時前、由比沖に戻った直後に
左舷胴の白柳さんが30㎝級ながら待望の船中一号。
ほぼ同時ヒットの和田夫妻は仲良く
先と同サイズのクログチで微苦笑する。

チャンスタイムと水中灯をレッドから
グリーンに差し替えて暗潮下のアピール度アップを図るも
以降船中沈黙。思惑通りには進まない。

水中ライトも効果的

なんと本命の トリプルヒット!

小移動を繰り返し、9時前に戻った港前。
水色は朝より澄んで期待させるが、
由比沖のルビーはご機嫌斜めか、
愛想まるでなしの完全スルー。

意を決した佐野船長、
ベタ凪の海に飛沫を上げて清水沖まで大移動を敢行。

そして250mで久々のアタリ…
だが、本命のそれではない。
小型のユメカサゴか、はたまたシロムツか。

追い食いを待てば、ややあって同様の第2信。
さらに待つが第3信は訪れず、巻き上げの合図を聞く。

予想通り!?の下バリユメカサゴ、センターシロムツのダブル。
周囲もシロムツ、ユメカサゴ、ドンコにギンメダイと
エキストラ連発だが、皆久々のアタリに表情が緩む。

10時、白柳さんと和田夫妻にほぼ同時のトリプルヒット。
ややサイズダウンも立て続けに上がった
3匹のルビーレッドに船内が沸く。

今度こそ「潮時」かと思われたが、
ここでも後続は断たれ刻々と迫る納竿の時。

フルスロットルで港前に取って返した残り30分。
状況に変化は無いように思えたが、
この日「持ってる女」の白柳さんが
ダメ押しの3匹目で竿頭を決め、
オーラスの一投では
ここまで沈黙を守っていた佐藤豊氏が
滑り込みの本命キャッチで安堵の笑顔。

準本命クログチの連釣で
スタートダッシュした筆者だが、
寄る年波には勝てず!?早々に息切れ。
シロムツ4匹とユメカサゴに留まり、
またも由比沖ルビーレッドはお預け。

ヒラメ終了後「再戦必至」となる。
「まだ引退させてあげないよ」
To Be Continuedの文字をチラつかせて
悪戯っぽく笑う乙姫様の笑顔が確かに見えた…
のは熱中症でしょうか!?


深海の至宝「ルビーレッド」アカムツ釣行レポート

取材日は大型こそ出なかったものの、船中5匹のアカムツが上がった。
もちろん大型も期待十分。
「龍神丸」のアカムツはそろそろシーズン終盤なので、釣行はお早めに!

目の前の国道を走る車種まで判別できるようなポイントでアカムツが釣れるなんて…。
はるか沖に出ることが多いアカムツ釣りでは稀有な存在だ

刺身、炙り、塩焼き、煮付け、どんな料理でも絶品の味。

言わずと知れた超高級魚アカムツ

筆者の使用した竿は「アルファタックル HBアカムツ 230LTD」。
リールはPE4号ラインキャパ400m程度のものを

筆者の竿にアタリ、いい引きだ!本命か?

いい引きを見せたのは、良型のクログチ。とっても美味しい魚だ

「アカ」ではなく「シロ」ムツに苦笑い

今回、取材にご協力いただいたのは、静岡・由比港「龍神丸」

日本一深い湾、
水深2500mの駿河湾最奥部に位置する
富士川河口部は岸から2㎞で水深500mに達するドン深の海。

その西隣に位置する由比港も
航程数分の真沖で水深200mを優に超し、
多彩な深海ターゲットが身を潜める場所である。

そんな魅力的な海域で手軽に
深海の至宝「ルビーレッド」ことアカムツを
釣らせてくれるのが由比港「龍神丸」だ。

佐野栄俊船長がトップシーズンに据える8月に狙いを定め、
還暦前日3日に釣行。乙姫様に誕生プレゼントをねだる。

すぐ先を流す僚船は富士川名物の尺ギス狙い。
海岸沿いを走る東名高速とバイパスを行き交う
車種が認識できる程の至近距離。
そんなロケーションに初めて訪れる同乗者は
驚きを隠せない。

一方で「至近」ゆえのデメリットも。
前週の台風後に上空から見た駿河湾は
流入する河川濁流の茶色が蒼い海を広範囲に侵食、
危惧通りこの日に大きく本命の食いに響くことに。

強い濁りに翻弄されながら、文字通り東奔西走、
船中5匹のルビーレッドと58㎝1.6㎏筆頭に
7匹のクログチで何とか形にしてくれた佐野船長。

秋の由比沖アカムツは
15日に解禁となるヒラメとの絡みで
9月に入ってからの2週間限定出船ながら、
盛期で期待は十二分。

即座の釣行をお勧めする。

以上の記事は「つり丸」2019年9月15日号の掲載記事です。

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