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浅場は手釣り有利!小田原沖でムギイカ爆釣!スルメイカも期待!

浅場は手釣り有利!小田原沖でムギイカ爆釣!スルメイカも期待!

小田原早川港「坂口丸」のムギイカが絶好調だ!この日も76杯で竿頭となった髙梨さんは、前日も99杯を釣り竿頭だったという。今後はスルメイカも期待!小田原沖がすます熱くなりそうだ。

浅場では手釣り有利のムギイカ これからはスルメもおもしろくなる

「今日みたいにムギイカが(上下に)散らばっちゃってるようなときは、やっぱり手釣りが有利ですよね」
 
右舷ミヨシで渋糸を手繰る髙梨正之さんが、そう話してくれた。

ポツリポツリの展開が続く船上で、コンスタントにムギイカを釣り上げていく。

この日も76杯で竿頭となった髙梨さんは、前日も99杯を釣り竿頭だったという。
 
今回の取材は、小田原早川港「坂口丸」のムギイカだ。

当日は小田原西沖をメインに狙った

水深は48 m手釣り有利

「はい、どうぞ。水深は48m。下から10mから15mくらいに反応が出てます」
 
久保田忍船長がそうアナウンスすると、18個のオモリが一斉に放り投げられた。

カラカラカラと乾いた音が、投入器から次々と飛び出していくツノを連想させる。

その音が鳴りやむと、船上の誰もが無口になっていた。
 
11名の釣り人が、竿を操る。

大きく誘い上げた竿先を急速に海面まで下げる釣り人や、マルイカ釣りのようにタタキを入れる釣り人、あるいは直結仕掛けをつないで電動シャクリを繰り返す釣り人もいる。

皆一様に、真剣なまなざしで竿先を見つめていた。
 
もう一方の7名は、手釣り師だ。
ゆったりとした空気感の中で、黙々と渋糸を手繰っている。

視覚ではなく、手に伝わる感触で乗りを捕える釣り方のためか、視線が釣りとは無関係のどこかに向いている。

そのためか、どこかのんびりとした雰囲気を醸し出しているように見えた。
 
しかしこの雰囲気に、釣果は比例しなかった。

竿釣り師が一杯のムギイカを釣るまでに、手釣り師は三杯、四杯と釣り上げた。

「手釣りの場合、ツノの数を増やせますから、タナを広く探れますよね。直結でプラヅノが15本ですから、16、7mはありますからね。海面まで手繰ってくれば、浮いてるイカも拾えるんですよ。それと、やっぱり手釣りのほうがアタリがわかりやすいですよね。ムギイカのアタリは繊細ですから」渋糸を手繰る手を休めることなく、髙梨さんはそう教えてくれた。

手釣りの人と同じリズ ムでシャクってみた!

仕掛けを上げるようにとアナウンスした船長が、魚探を凝視してイカの群れを探す。

そして投入の合図を出すと、誰かのオモリが着底したかというタイミングで誰かが乗りをとらえた。

そこまでは、手釣りであっても竿釣りでも同じだった。
 
しかしそのあと、コンスタントにムギイカを釣るのは手釣り師だった。

水深は徐々に深くなり、最も深いポイントでは70mにまで達した。

ムギイカが海底から海面近くまで散ってしまっているのだとすると、やはり仕掛けの長さがある手釣りのほうに分がある。

手釣り師の足元の桶はすでに底が見えなくなり、その差が歴然と表れていた。
 
手釣りの道具は持ってきてはいない。

用意してきたのは、1.6m、8対2調子のライトゲームロッドだ。

仕掛けも11㎝プラヅノを6〜7本結んだブランコ仕掛けと直結仕掛けだけだ。

これで釣るしかない。

ならば、どうするかだ。
 
右の腰を船ベリにあてて斜めに立てば、ミヨシの髙梨さんが視界に入る。

電動リールの巻き上げスピードを髙梨さんの手繰るスピードに合わせ、竿をシャクるリズムを髙梨さんの右手のリズムに合わせてみた。
 
指示ダナは、底から10mから25mだ。
ムギイカが海面まで散っているとしても、最も反応が濃いレンジで指示が出されているはずだ。

そう考え、上ダナまで巻き上げたらそこから高速で20m巻き上げ、そしてクラッチを切った。オモリが着底したところで乗りを確かめ、またシャクり始める。

リズムがつかめたので視線を竿先に移し、これを何度も繰り返した。すると…、プルン!

『やっぱり釣りが好き!!』
 
シャクり上げようとした手に、明確な感触があった。同時に、竿先が同じ動きをする。

ゆっくりと聞きアワせ、電動リールのレバーを起こした。
 
ラインのマーカーが、一定のペースで海中から現れては竿先に吸い込まれていく。

このペースを時おり乱すのは、ムギイカの引きだ。

キーパーに竿を置き、仕掛けを手繰った。

一本目、二本目と、ツノマットに掛けながらツノを取り込んでいく。

最後の七本目に掛かったムギイカが、ブシュっと天に向かって水しぶきを上げた。

船宿仕掛けは11㎝のプラヅノ。オモリは40〜80号/水深は40〜80mを狙った

今後はムギイカから スルメイカに移行

「今日はムギイカがいる層がバラバラだったからなあ…。竿の人にはちょっと辛かったかな」
 
納竿のタイミングをはかる船長が、ぽつりとそうつぶやいた。
 
しかし、私の知る限りではあるが、竿釣り師のトップは25杯だ。

最後まで潮が動かなかった日の釣果としては、決して悪くはない数だ。

間違いなくムギイカはここにいた。

「潮さえ流れてくれれば…」と、そんなことを思わせるこの日の状況だった。
 
だが、船上を見つめていた船長が、私に視線を移してこう話してくれた。

「けど、これからは竿釣りが主体になるんだよ。なんでかって、いよいよスルメが始まるからね。いつ発売だっけ?6月1日?そのころはまだムギイカも釣れてるかもしれないけど、もうちょっと深いところでスルメが釣れ始まれば、そっちも行くからね!」もうすぐ暑い夏がやってくる。

小田原沖のイカ釣りも、これからますます熱くなりそうだ。

小田原沖周辺ムギイカ絶好調!釣行レポート

水深が浅い場所のムギイカは、広範囲を探りやすい手釣りが有利!

水深が浅く、反応が幅広く出ているときは手釣り!

手釣りの常連さんは次々と多点掛けで乗せていく

当日のトップは76杯だった

小田原沖周辺のムギイカがゴールデンウイーク頃から好調だ!

ムギイカは船上干しも美味

美味しいムギイカゲット!

開始から手釣りの人は好調に乗せていった

今後はスルメイカサイズも楽しみ

釣果を重視するなら手釣りがオススメだ。

当日は全員が顔を見た

ムギイカの竿釣りはLTで狙える

乗船受付はこちらの宿で!

今回、取材にご協力いただいたのは、神奈川・小田原早川港「坂口丸」

小田原早川港「坂口丸」のムギイカが絶好調だ!ゴールデンウイークが明けた頃から、出船したほとんどの日のトップの釣果が上限数か上限数近くにまで達しているのだ。
 
ポイントは、航程約30分の小田原西沖で、水深は約40〜70mだ。

なので、オモリは60号を基準にして、感度を妨げにくい40号や、落下の速い80号を自分でチョイスすることができる。

オマツリを避けるためにPEラインの太さや潮流によって使い分けることももちろん必要になるが、ともあれこの号数なら高感度なライトタックルで楽しめるところが嬉しい。
 
また、釣果を重視するなら手釣りがオススメだ。

手釣りの仕掛けなら、ツノやスッテの数を増やせるので、広範囲にタナを探ることができる。

また、自らの手でダイレクトにその感触を察知できるので、慣れてくれば、マイクロムギイカのような微妙なノリまで的確にとらえることもできるようになる。

これが釣果に直結するのだ。

取材日も、取材の前日も、トップの釣果を叩きだしたのは手釣り師だ。

「6月になると、いよいよスルメもおもしろくなるころだよね。ムギイカもこのまま釣れ続いてるかもしれないし、両方行かなきゃいけないとなると、ウチもちょっと忙しくなるなあ」と話すのは、周年「坂口丸」のイカ船の舵を握る久保田忍船長も大きな期待を寄せている。
 
もうすぐ夏だ!夏の沖釣りの風物詩といえば、やっぱりスルメだ!

小田原沖のスルメイカ釣りで、夏を先取りしよう!!

以上の記事は「つり丸」2017年6月15日号の掲載記事です。

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