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11㎏モンスター 浮上!今期は数よりおいしい良型!新潟県 上越沖

11㎏モンスター 浮上!今期は数よりおいしい良型!新潟県 上越沖

上越沖のプレ乗っ込みがシーズンイン!直江津港「第二八坂丸」ではコンスタントに大ダイがあがり、2月21日には11㎏、翌日には7.7㎏がキャッチされている!

年々状況が変化する プレ乗っ込みマダイ。基本を おさえて大ダイゲットを狙う!

妙高の山々は雪不足といえども雪化粧して景色が美しい。この季節ならではの景観

昨年晩秋からあまり環境が変わらずに厳寒期を経過

過去の上越沖のコマセ釣りのマダイ釣りは、厳寒期といわれる12月から2月前半は日本海特有のシケの影響もあり休漁期であった。

例年2月後半からぼちぼちをシケの合間をみて出船し始め、最高に盛り上がる5月6月の乗っ込み期を経て、夏の小休止、そして秋のシーズンを迎えてから再び冬将軍の到来とともにいったん約2〜3ヵ月ほど小休止していた。

ところが近年、地球温暖化の影響で水温が高いため、今期は降雪が少ないからか、上越沖のマダイ釣りに真冬のオフシーズンがなくなり、その傾向が年々一層強くなっているのだ。

とはいうものの、2月になると、乗っ込み前にマダイが乗っ込み期のようによく釣れることで名づけられた“プレ乗っ込み”シーズンの開幕が待ち遠しくなる人も多い。

それもそのはず、このプレシーズンにいい思いをした人が多いからだ。

さて、今期はどうか?昨年あたりからこのプレ乗っ込みの釣れっぷりは以前のようには、釣れなくなっているのも事実。

だが、実際は良型が連日、高確率でキャッチされている。

数は少ないものの、食べておいしいマダイが釣れるシーズンであり、自己記録更新サイズの大ダイチャンスがある、この上越沖は春は魅力いっぱいといえよう。

海のなかは来るべき乗っ込みに向けて確実に変化はしているが、例年に比べて高水温は変わらずというのが、顕著なこと。

そのことをふまえて、3月後半からのプレ乗っ込みシーズンを楽しむためのハウツーを解説していこう。

各ポイントにマダイの群れが回遊中!活性は潮次第

いったん凪ぎれば、日本海は湖のよう。日差しがあると暑いくらいだ

2月下旬の上越沖のマダイの状況だが、例年どおり水深50〜70mの人工魚礁周りにマダイが回遊中。

多い少ないはあるものの、魚礁に沸くアミなどのプランクトンを求めて集まってきていると考えられる。

この人工魚礁群よりさらに深場では、タイラバで良型マダイがキャッチされているとの情報もあり、現在深場から浅場へマダイの群れは移動中で乗っ込みへ向けて、次々とこのエサ場となる魚礁へマダイたちが回遊してくる。

「今回は柿崎沖の人工魚礁周辺がポイントでした。例年なら2月後半は直江津沖がメインなんですけどね。全然、反応がないんですよ。プレ乗っ込みもなんだか遅れているみたいですね。でも、季節は待ったなしで変わっていきます。いずれ直江津沖でもマダイは釣れるようになると思います。数は少ないですけど、毎回、大ダイをキャッチしているので今後期待してますよ」と、直江津港「第二八坂丸」の竹内敏幸船長は話す。

プレ乗っ込みのポイントは魚礁がメイン

さて、魚礁も岩礁も多い上越沖だが、春のコマセマダイ釣りでは、前述のとおり実績の高い魚礁周辺を中心に攻めることになる。

どのようにしてこの魚礁を船長が攻めているのか、船を流しているのか、の知識を得るだけでも、攻め方を考えられる材料となる。

「魚礁を攻める、と言うと魚礁の真上に船を止めて釣る、というイメージを持つ人がいると思いますが、実際はそうはしてません。魚礁の真上は真っ赤になるほど反応があるのですが、エサ取り魚も多くて釣りにはなりません。だから、潮の流れに応じて魚礁に近づけるように船を流すか、魚礁近くから遠ざけるように船を流してます。大型はこの方法でヒットしてます」と、竹内船長は話す。

魚礁の真っ赤な反応のなかには本命マダイもいるが、その中からやる気あるマダイを引っ張りだす方法だと理解してよいだろう。

タックルはコマセマダイ専用。ハリスは4〜5号長さ12m

さて、タックルだが、一般的なコマセマダイタックルでよい。

竿は長さ2〜3m。日本海は太平洋のような大きなウネリはないので、2m前後のショートロッドが操作性がよくオススメだ。

リールは小〜中型電動。道糸はPE4〜5号を200mあれば十分。

指示ダナは水深50mより上なのでいま流行りのハイギアタイプの両軸リールでもオーケー。

ビシは、プラビシもしくはステン缶。

オモリは80号を使用。

ここでビシのサイズはLサイズが基準だがFLでもよい。

小さめのカゴでよい理由は上越沖のコマセマダイ釣りでは、ビシのなかにコマセのオキアミをひとつかみ、ふたつかみほど入っていれば十分だからだ。

ハリスはテンビンを介して2㎜径長さ1mのクッションゴムを付け、その先に2段もしくは3段テーパーのハリスを全長12m接続。

ハリス長の基本は12mだが、15mくらいまでは伸ばしてよい。

だが、伸ばせば釣れる、ということはないのでそこのところをきちんと理解しておきたい。

ハリはマダイバリの10号前後。

ハリ数は1本〜2本。
ロングハリスの扱いに慣れない人は1本バリにする。

指示ダナは高め!マダイを浮かせて釣る!

上越沖のマダイ釣りは、本乗っ込み期を除き基本的にどの船宿も船長の指示ダナは高めだ。

タナは底から30m上であることが一般的だ。

「魚探を見ているとベタ底の反応と浮いた反応と2つあることがほとんどです。底付近はマダイのような動きをよくするので、狙いたくなるのですが、実際狙うと釣れないんです。上のタナで我慢して待っていると、ガツンといきなりヒットするパターンがこの春はよくあります。しかも、ハリスは10mとか短いものにヒットする傾向が高いんですよ。2本バリにしていると枝バリに食ってたりね。だから、タナは低くしないで高ダナ指示にこだわってます。この傾向って本来秋ですよね。水温が下がったいまでもこんな状況なのは、やっぱり水温は高めなんですよね」と船長。

このように良型は朝イチや潮変わりなど潮流の変化があったときにやる気を出して浮いてエサを捕食する、というパターンが主流となっていることをおさえておこう。

エサ取り魚が少なくなりマダイのみが浮いたときは大チャンスだ

指示ダナより5mより下にはビシを下ろさないのがルール

さて、釣り方だが、非常にシンプルだ。

船長の指示ダナプラス5m下までビシを下ろし、そこからゆっくりと指示ダナまでビシを巻き上げ、そのタナでアタリを待つのみ。

ここではオキアミコマセを振り出すというシャクリ動作はほとんどいらない。

春はとくにマダイたちにオキアミの味を覚えさせるだけ、という考えなのでコマセは少量でよい。

さらに、高水温の影響でエサ取り魚が活発なのでなおさらコマセのまきすぎはよくない。

タナにビシを合わせたあとは、置き竿でアタリを静かに待つのが基本だ。

タイミングを見計らって、落とし込みの誘いを行う

越エリアの最大の武器、誘いは“落とし込み”だ。しかし、やみくもに誘っていてもなかなか結果は出ない。

「理想は魚が浮いたタイミングですけど、エサ取り魚がいなくなったときも結果が出てますね」と船長。

では、そのタイミングをどうやって知ることができるのか?それはまず、船長のアナウンス。

直江津出船のマダイ船の船長のほとんどがこれぞという反応のときには、マイクで知らせてくれる。自分で知るには 各自探見丸があるとよい。魚の群れが魚探に映ったタイミングで落とし込みの誘いをかけるのだ。

この際、船長の指示ダナより5m下にはけしてビシを落とさないようにする。落としてしまうと、せっかく活性があがり浮いたマダイたちが下へ沈んでしまうからだ。

この落とし込みはさまざまな方法があるが、ここでは、指示ダナから1〜3mの範囲で十分。その誘いで十分効果があるハズだ。

落としこんだ後、アタリがなければ、指示ダナにもどすときは、“誘い上げ”効果を期待する。

そのためには、けして早く巻き上げないように。

段をつけながら、食わせる間を長めにとりながら、ゆっくりと巻き上げ、もしくは竿を上げるようにする。

誘い中は仕掛けの下げ動作も上げ動作もいずれも誘いになることをきちんと覚えておきたい。

そして、今期はエサ取り魚が多い。

置き竿にしっぱなしは、エサなしのハリをただ、漂わせているだけではマダイは釣れない。

誘い動作のあと、または3〜5分に一度は仕掛けを回収してエサチェックをすることを忘れずに行いたい。

プレ乗っ込み!上越沖コマセマダイ釣行レポート

大ダイ連日浮上中!今期は数より おいしい良型狙い!!

水温は10度前後だが、魚は元気だ。よく引くぞ

長岡市マダイ名人の原田さんは見事、良型2枚目キャッチ

気持ちよく曲がるロッド、スムーズにリールから出される道糸。これがマダイ釣りの醍醐味だ

大ダイ浮上!

埼玉県寄居町の佐々木さんは、沖揚がり間際に4㎏ジャストの大ダイをキャッチ。これで5枚目

松本市の谷島さんは落とし込みの誘いを駆使して大ダイをゲット

このサイズが来れば御の字

これは2㎏ジャストのマダイ。太っている

11㎏モンスター 浮上!

2月21日、柿崎沖で11㎏のモンスターを南魚沼市の目黒さんがキャッチ

11㎏があがった翌日には7.7㎏が浮上。釣ったのは鴻巣市の中島さん

ヒットが集中するのはテクニックによるもの。釣る人は釣る! 

ゲストはワラサやヒラマサ

今回、取材にご協力いただいたのは、新潟・直江津港「第二八坂丸」

さあ、今期も上越沖のプレ乗っ込みが始まった!と声高々に言いたいところだが、今期はいつもと様子が異なる。

水温が下がらないまま、厳寒期を終えてゴールデンウイークの本乗っ込みに突入しそうなのだ。どういう状況なのか。

「12月1月と例年はシケも多く、出船できないどころか、マダイはあまり釣れないシーズンなのですが、昨年は秋がぱっとしなくて12月になって上越エリアのマダイがよくなったんですよ。秋がズレた感覚だったのですが、その環境がいまも続いているんです。つまり昨年晩秋と状況はほとんど変わっていないんですよ」とは、直江津港「第二八坂丸」竹内敏幸船長の言葉。

直江津沖〜柿崎沖の人工魚礁周りでエサ取り魚と戦いながらマダイを仕留めているという。

爆釣はないものの、コンスタントに大ダイがあがり、2月21日には11㎏、翌日には7.7㎏がキャッチされているほど。

この季節に釣れるマダイは食べておいしいのが魅力だ。

釣り方は通常モード。

船長の指示ダナよ りビシを5m下げ、そこからゆっくりとビシをタナまで持ち上げて静かに待つというもの。派手なコマセの振り出しはNGだ。

「今回は柿崎沖でしたが、今後は例年どおり直江津沖へマダイが入ってくると思います。プレ乗っ込みというほどの釣れっぷりじゃないかもしれませんが、本乗っ込みまでぼちぼちと楽しめると思います。その本乗っ込みは今期は早い開幕かもしれませんよ」と竹内船長。

雪代少なくGW前に始まるかもしれないという。

マダイフリークには目が離せないシーズンが開幕したこの上越沖。

積極的にチャレンジしよう!

以上の記事は「つり丸」2020年4月1日号の掲載記事です。

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