48㎝、52㎝の連続ヒットに続いて登場したのは、56㎝の記録魚サイズ。続いて追加は54㎝と見事な大型ばかり!


重量感のあるファイトがタノシー!!

横浜市の北條恵さん(左)もクロダイゲームフリーク。二人同時ヒットも珍しくない。

クロダイの基本は「ヘチ釣り」。だから、キャスト精度が重要な要素。

平塚市の相澤勇一さん。伝統釣法と最新のLTが融合したこのゲームにすっかり虜になっている一人。

横浜港内はクロダイパラダイス。ポイント多数でまだまだ開拓中。

リールは2500〜3000番クラスの小型スピニングリールがマッチ。メインラインはPE1.2号が基本。

釣れた魚は長さを測ってからリリースしよう。

今回、取材にご協力いただいたのは、神奈川・横浜新山下「アイランドクルーズFC(舟黒)」。
4月中旬、午後出船の乗合船に同船した。同船ではカラス貝やパイプ、カニなどを使ったエサ釣りはもちろん、専売特許である樹脂製の「クロダイキャンディー」を使った釣りも楽しめる。クロダイキャンディーは世代が代わり、ジョイントタイプとなっている。カラーや形状の組み合わせを変更することで、より攻撃的な釣りを展開できるようになっているのだ。この日の乗船者はこのクロダイキャンディーの魅力にハマっている方たちばかりだった。
至近距離の横浜港内、ベイブリッジ周りからスタートした。そこは船長の予想を上回る激しい濁りに見舞われていた。乗船者は腕達者ばかりだったが、なかなかアタリが出ない。悩みながらも池田船長はめまぐるしくポイントを転戦。最初にロッドを曲げたのは、この一年、通って腕を上げたという常連さんだった。
「一番先端の柱の裏側に、竿一本分くらい落とし込みました。濁りを意識したピンクとグリーンを組み合わせたのが良かったのかも知れません」(横浜市・木村洋さん)
一気に食い出すのか? と期待した。しかし、この日はそう簡単ではなかった。潮位は満潮から下げへと転じた。濁りが少ないポイントで小さなアタリがいくつか出たものの、ハリ掛かりまでは至らない。じりじりした時間が流れたが、終了間際になって一気に状況は好転した。48㎝、52㎝の連続ヒットに続いて登場したのは56㎝の記録魚サイズ。続いて追加は54㎝と見事な大型ばかり! 厳しい状況下でもサイズはいわゆる「年なし」がそろい、乗船者は十分に満足していたようだ。
この日は乗船者全員がキャンディーゲームを楽しんだが、今後はキャンディーに加え、エサ釣りの好期へと転じていく。初心者でも挑戦しやすい時期でもある。ぜひお出掛けあれ。
以上の記事は「つり丸」2014年5月15日号の掲載情報です。
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地元横浜市の木村洋さんも良型キャッチにエビス顔。