イナダは絶好調! バリ食いモードでスカッとしよう!


取材日に関しては、ジャーク幅は広め、スピードはスローの「もったり」したアクションが効果的だった。

何本釣っても気持ちがいい青物。タモ入れされて船上に抜き上げられて、ようやくホットする。

しっかり引きつけて!いざっ!

この瞬間がたまりません!

今夜はこいつで一杯!

ヒットが集中したスミスのマサムネ。常磐沖では人気の高い定番ジグのひとつだ。

4月半ばには、ワラサ&ブリフィーバーも。

小ぶりでもヒラマサだ。1本に価値がある。

ワラサ・ブリがなんと一人21本という爆釣デーがあった。

トリヤマパターンもあり。ジギングでの釣果が中心だが、今後はキャスティングで狙っても面白いかもしれない。

今回、取材にご協力いただいたのは、茨城・波崎港「信栄丸」。
「群れ次第の部分もあるけどね。ワラサやブリが良かったり、ヒラマサが根回りに入ってきたり。けっこうにぎやかな感じだよ」
と話す、波崎「信栄丸」の寺井和彦船長。
一日単位でみればたしかにムラはある。しかし、一週間単位で見れば十分に盛り上がっている。とくに今春はブリクラス、10㎏前後のヒラマサも顔を出しており、サイズがよいのも特徴だ。
実釣取材は、残念ながら谷間の日に当たってしまった。イナダは釣れ盛るが、ワラサ以上のクラス、ヒラマサは沈黙。かろうじてサンパク(2㎏クラスのブリ)を仕留めるにとどまった。
「いつもはけっこう速めにシャクるといいことが多いけど、今日はゆっくりした動きがいいみたいですね。意外に追ってくるのかな、上のほうで食ってきますよ」と常連さん。
思いのほかヒットパターンが多彩なのも当地の特徴のひとつ。その分、柔軟な発想で対応する必要がある。
これから本格的な夏に向かっていってもワラサ、ブリ、ヒラマサは好調持続、と信じたい。昨年も5月は安定釣果が続いていた。期待は十分だろう。
以上の記事は「つり丸」2014年6月1日号の掲載記事です。
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サワラも回遊中だ。ジグを回収中に表層付近でヒットすることも。サワラの群れが濃ければ、この魚がメインターゲットになるかもしれない。