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夏ビシアジ絶好調、ここなら数釣れる!【東京湾・猿島沖〜久里浜沖】

夏ビシアジ絶好調、ここなら数釣れる!【東京湾・猿島沖〜久里浜沖】

東京湾内のマアジがいま絶好調だ。各船宿のホームページを見れば、数釣れているのが一目瞭然。まさに今年はマアジ当たり年。マアジは初夏から夏に産卵期を迎えるので、いまが旬。当たり年に加え乗っ込み期が重なるので、確実釣果も〝お約束〟である。

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食べごろ良型アジにみーんなエビス顔!

これがこだわり船長も認める幅広アジ。こういうアジがおいしい。

アジ釣り2回目のビギナーアングラーも順調に良型アジを釣り上げる。

早く食べたいな!

これぞ美人アジでしょ!

ビシは120号の編み目ビシ。船宿でレンタル可能。

40㎝の大アジもお目見え。

小アジのポイントでは一荷で釣れてお土産になる。

横須賀の町から富士山が顔を出す。

人気のマアジ乗合。「小金丸」では手持ち竿が主流だ。

40年間「小金丸」に通い続けている浅草の藤井さん。

今回、取材にご協力いただいたのは、神奈川・小柴沖「小金丸」。

「今年のアジは、まったく衰え知らず。昨年、秋からずっと釣れているよ!」と話す、東京湾で周年マアジにこだわるベテラン船長、小柴「小金丸」の小山満寿夫さん。
なんとこの春、雪代による水温低下時も絶え間なく釣れ続いているという。
「小金丸」が狙うアジは、中〜大アジ。それが、スソでも30匹前後というのだ。この数字で調子のよさはお分かりいただけるだろう。
ポイントは小柴沖から猿島沖、走水沖、久里浜沖と広範囲。中〜大アジの魚探反応は、かなりシビアなためそれを的確に見つけ出すのは至難の業。マアジ専門の小山船長だからできるのだ。
「タナはだいたい底から2〜3m。サイズのよいアジを釣るためには、コマセの出し過ぎはダメ。竿を軽くシャクるくらいでいいですよ。ソフトな動作が大事。アジが掛かった後も電動ですぐ巻き上げるのではなく、数メートルは手巻きで上げて、それから電動であげてください」と、船長はアドバイスする。
釣って楽しく、食べておいしいマアジは、産卵期を迎えさらに荒食いモードになる。夏の東京湾を確実にエンジョイしたいなら、このビシアジ釣りへ!

イワシのミンチコマセはまき過ぎに気をつける。ヒットしたらしばらくは 手巻きで。その後、電動オン

コマセは昔から変わらないイワシのミンチ。

仕掛けは市販のもので十分。船宿仕掛けもオススメ。

左がアオイソメ、右がアカタン。アオイソは特エサだ。

「小金丸」の釣り方は、コマセ釣りの原点ともいえるイワシミンチのコマセ釣り。120〜130号の編み目ビシを使用する。
近年流行のライトアジと比べるとビシが重すぎと感じる人もいると思うが、小山船長が攻めるポイントと船の操船術を考慮するとこのビシが適合するのだ。
湾内のアジ釣りは、流し釣りではなく、基本はアンカーを入れないカカリ釣り(ポイントにピタリと船を止めて狙う)なのでかなりの操船技術を必要とする。
さらに、東京湾はひょうたん型をした珍しい形をした湾であるため、干満の差で潮の流れがはっきりしている。
決められた時間内に効率よく魚を釣るために、120号前後というビシのサイズが使われているのだ。
つまり、速潮時にも遅潮時にも対応できるビシがソレなのだと理解しよう。
「ビシが底に着いたら十分にたるみをとって、コマセを軽く振り出して底から2〜3mでアタリを待ってください」
というのが、小山船長のマイクアナウンス。
このとき、コマセのドバまきは厳禁だという。
「コマセの振り出しは、竿先を水面において、水平になるところまで軽くシャクる程度でいいですよ」と話す。
竿を強くシャクって一気にコマセを出しても、中〜大アジにはあまり効果がないという。潮が流れているわけだから、魚はそのコマセに着いていってしまう。そして、湾内の良型アジは連日攻められているため、プレッシャーがかかっている。だから、適度なコマセエサで十分とも考えられるのだ。
「回収したビシにコマセかすが残るようにしてください。全部出るようじゃ、まきすぎ。残ったかすは捨てないで、調整用にビシのなかに残すようにしてください」と話す。
アジが食うときは、タナに仕掛けが入った直後にアタリが出ることが多い。アジはプランクトンイーターでコマセに突っ込む傾向があるからだ。
アタリが出たら強いアワセはいらない。そのまま強めに引き込まれるまで待ち、その後テンションを緩めないようにゆっくりと手巻きでリールをまく。何度かアジの強い引きを確認できるだろう。2〜5mほど巻いたあと、電動リールのスイッチオン。中速以下で巻き上げる。
これがアタリからアワセ、巻き上げの一連の動作だ。
アジは口周りが弱く、強いテンションを掛け続けると、ハリ穴が大きくなりバレやすくなるのだ。
だから、良型アジの場合は、水面でできるだけタモ網ですくって船に取り込むように心がけよう。

以上の記事は「つり丸」2014年6月15日号の掲載記事です。

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