「洋征丸」では連日、トップ40匹台、50匹台を記録!


慣れた人は、一荷を連発!

「いいアジです!」と清水希香さんは良型アジの一荷。

「体高があって、丸々してます〜!」と希香さん。

なんと希香さんはクロムツとアジの一荷!

アタリきたかも!

慎重に釣り上げた。

永井名人も一荷連発!

ビックリ!

これからは良型主体の釣果が期待できる!

この日のトップは45匹!

今回、取材にご協力いただいたのは、神奈川・小坪沖「洋征丸」。
数釣りが楽しめる代表ターゲットの一つであるアジ。相模湾のビシアジではこれからの時期、良型主体の数釣りが期待できるのだ。
「これからは30㎝を超える良型が多くなります。脂の乗りもよくとても美味しいですよ」と話す、小坪「洋征丸」の高木洋征船長。
「洋征丸」では連日、トップ40匹台、50匹台を記録。釣れるサイズがいいので、中型クーラーではすぐに満タンになることもしばしばだ。
これからの時期、数を伸ばすにはコツがある。本格的な夏に向けて潮が澄み、サバも多くなる。そのため澄潮対策とサバ対策が必要だ。
また、「洋征丸」ではマダイ狙いやハモノ狙いも楽しめる。アジのお土産を確保したら、こちらで楽しむのもアリだ!
仕掛けは状況に応じて使いわけよう!

これからの時期は潮が澄んでくるので、アジに狙いを絞るならハリスは2号以下がおすすめ。

エサは赤タン。サバが邪魔するときは、左のように極小にカットするのがオススメ。

相模湾ではポリビシがよく使われる。

この時期、「洋征丸」で用意している仕掛けは上の写真のものだ。「これから夏場は潮が澄んできます。そのためアジを専門に狙うのであれば、ハリスは細いほうが食いがいいですね。2号以下のハリスを使うことをオススメします」と話す、高木船長。
船宿で用意している仕掛けはハリス2号。食いが渋い時は1.7号がオススメ。1.5号では良型のサバが掛かったときにハリスが切れやすいので、サバが多いときにはオススメできない。
また、サバが多いときのためにシンプルで目立たない仕掛けも用意しておくといいだろう。アクセサリー類は付けず、ハリは銀色。ハリ数は2本におさえる。エサは目立たないように極小のアカタン。とくにサバが多いようなら、エサはハリに付けず、空バリで狙う。
アジのポイントではマダイのヒットもある。取材時にはマダイらしきハリス切れもあったほか、取材翌日には4kgが取り込まれている。マダイも狙うときの仕掛けは、ハリス3号以上、全長2〜3m。ハリは太地ムツの11〜12号で、ハリ数は1〜2本。エサは細かく切ったサバの切り身が実績が高い。
魚礁や高い根の周辺はタナが高くなる!

相模湾東部のビシアジでは、東京湾に比べるとタナが高い傾向にある。それはポイントが魚礁周りだったり、高い根周りをおもに狙うからだ。
「魚礁や高い根の周辺では、アジの反応の幅が、それらの高さと同じぐらいになります。反応が幅広く高くなりますから、タナも高くなるんです」と話す、高木船長。
「洋征丸」では反応がとくに浮く場合以外は、ビシを海底まで落としてからタナを取る。取材当日のタナは海底から5m前後。海底からタナまで幅広くコマセをまくことは、アジのタナが一定しなかったり、サバやエサ取りを寄せることにもなる。ハリが漂う付近を推測して、狭い範囲にコマセをまくことが大事だ。
イラストは、タナが海底から5mの場合のタナ取り例だ。ビシが着底したら糸フケを取る。糸がまっすぐ立ったらすぐに3m巻き上げる。その位置からコマセをまきながらタナまで巻き上げるようにする。
サバ避け法を覚えておこう!

これから夏場に向けて、サバが多くなる。仕掛けの落下中にサバが掛かり、仕掛けが着底しないことも珍しくない。そんなときのために、上のイラストで示した高木船長オススメのサバ避け法を覚えておこう。
まずはイラストの右側で示した方法を試す。仕掛けを短く、付けエサを小さくして、タナ付近でコマセをまき、タナ取り直後のアタリを狙う作戦だ。それでもダメなら左側で示した付けエサなしの1本バリ作戦で狙おう!
以上の記事は「つり丸」2014年6月15日号の掲載記事です。
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