南房のスルメイカを狙えば、連チャンにつぐ連チャンの多点掛けの嵐が味わえる!?


今回の取材でお世話になったのは、千葉・乙浜港「信栄丸」。
南房のスルメイカの魅力は何と言っても船を流しっぱなしにして、連チャンに次ぐ連チャン、多点掛けの嵐を味わえることである。腕は筋肉痛に、電動リールは悲鳴を上げて止まることもしばしば。何度スルメの水鉄砲を浴びたかわからないほど、顔は水でぐしゃぐしゃ。身体は汗でぐしゃぐしゃ。でも、そんな気持ちいい!? 体験ができるのはここならでは。
スルメイカ攻略の肝! 状況に合わせた二つの釣り方を体得せよ!!

釣り方のまず第一は、好調時の直結の釣り方から。
直結釣法のメリットは、簡単に広い範囲を探ることができる。一度に何杯も乗せられる。仕掛けの扱いが楽で手返しが早い、などがある。
これらのメリットは、乗りが良ければいいほど発揮される。つまり、好調時、爆乗り時にマッチした釣り方なのである。

バンバン釣れるのは、一年のうちでもそんなにはない。そうなると、そうじゃない状況の時の方が多いわけだ。そんなときには、それに合わせた釣り方が必要になる。
最近のヤリイカ直結釣法を楽しんでいる方なら、「ああ、それはヤリイカといっしょじゃん」と思うだろう。現在のスルメイカも、同様に「誘ってアタリを見る」という釣り方になってきているのである。この釣り方ができるようになると、「どんな状況でも対応ができる」のである。そうなると、それなりの状況の時はうまく拾って、いい群れが来たら一気に数を稼ぐのも可能なのである。
活況を呈する南房。が、さらにこれから熱くなる!

最盛期にはプラヅノは18cmが標準だ。しかし現在は群れによっては大型よりも中型の方が多いこともある。こんなとき14cmの方が乗りがいいこともある。写真は「ピッカピカ針」14cm。

こちらは18cmの直結。アクセントを付けるため、「ピッカピカ針」と「ミラクル」をまぜたもの。1色だけ明らかに違う、オレンジ系に乗りが集中することも。18cmのブランコ仕掛けも準備しておきたい。

乗りの状況を見てブランコ仕掛けにチェンジするのも一手。
メインポイントは白浜沖水深100~150mほど。状況により、江見寄りのポイントも狙えるのが強みだ。遅いときは9月に入ってから本格化することもあるこのエリア。まだまだ序章に過ぎないのである。
↓「真夏のスルメイカ鉄板攻略術・仕掛け編」も、ぜひお読みください↓
梅雨も明けていよいよ夏本番。と同時にスルメイカも本番を迎えた。多点掛けの奥深き魅力。すっきりとした淡麗なる口当たり。釣って楽しい、食べて美味しいスルメイカ。今回はズバリ「仕掛け」にフォーカスしてみた。
以上の記事は「つり丸」2012年8月15日号の掲載情報です。
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大型が3杯も掛かれば想像以上の重さになる。電動リールはパワーのある物を選ぼう。