多点掛けの期待値は高い! 10杯以上を目標にシャクリ続ける!


腕がギシギシいうほどの重量感。めっちゃ重たいのに、口元が緩んじゃう! これがイカ釣り師のシアワセだ。

まずは最初の一杯!

これだよ、これ! 一回の投入で何杯乗せられるか。これがスルメイカ釣り最大の魅力だ。

中層で乗ることが多く、電動シャクリが威力を発揮する。

ダイワフィールドテスターの北本茂照さんも “ズッシリ”を楽しんだ。

とにかくスピーディーに。

上手な人の動きは見るだけでも勉強になる。

水深は80mほどが多かった。タナは50〜60mでよく乗った。

ブランコ仕掛けも数釣り可能だ。

「5杯掛けもありましたよ」。

ラッキョヅノにガス糸を巻いたスッテ。仕掛けに迷ったら、上半分をガス糸巻き、下半分をプラヅノにする“ハイブリッド”もおすすめ。

糸巻きと巻いてないハダカタイプも。これらを組み合わせて仕掛けを作りたい。

今回、取材にご協力いただいたのは、神奈川・金沢八景「一之瀬丸」。
スタートから1週間ほどのこの日は、久里浜沖から探索を始める。しかし、思うような群れが見つからずに大苦戦。しかし、後半富浦沖へ移動すると、いきなりの多点掛けラッシュに沸いた。まず最初に1杯乗せると、グイグイと竿を持つ手に力を込めて追い乗りを狙っていく。みんなの顔がだんだんヨロコビの顔に変わっていく。
「かなり重いよ! 結構ついたよ!」
そうやって6杯、7杯と取り込んでいく。取り込みでは水鉄砲を浴びて顔がぐしゃぐしゃになっても、むしろ気持ちいいぐらい。これぞ、夏のスルメイカ釣りだ。
東京湾のこの時期のスルメイカは、とにかく多点掛けの期待値が高い。最終的な釣果よりも 〝一発勝負〟。このため、ベテランはツノ数を15本前後使う。
水深が比較的浅いこともあって、展開はスピーディ。「一之瀬丸」の一之瀬竜也船長は狩猟的なカンを働かせ群れを追う。我先にと投入する。そしてみな一斉に巻き上げる。この一体感もこの釣りの大きな魅力だ。
以上の記事は「つり丸」2012年7月1日号の掲載記事です。
雑誌つり丸(マガジン・マガジン)を販売中!割引雑誌、プレゼント付雑誌、定期購読、バックナンバー、学割雑誌、シニア割雑誌などお得な雑誌情報満載!
ポイントは久里浜〜金谷〜富浦沖周辺。スピーディな展開が多いので、いつでも投入できるようにしておこう。