アタってからアワせるまでの ”間” が最高に気持ちイイーー!!


渋い状況の中での取材となってしまったが、この日の最大魚を釣り上げたのは、家田船長の奥様、瞳さん。「この釣り、本当におもしろいんですよ! なんでカメラマンさんはこんなにもおもしろい釣りを見ているだけで平気なんですか? 私はそんなの絶対に無理!」。やれば間違いなくハマる釣りだそうだ。

二匹目ゲット!思わずにっこり。

小型のマゴチはリリース。マゴチだけでなく、このようなアクションが多くの釣り人に広がれば、日本の釣りの未来は明るいはずだ。

タモまであと少しだ!

アベレージサイズだ!

小型はすべてリリースしたそうだ。

まさに何度釣っても嬉しい中毒性のあるサイズ感!

こちらもビックサイズ!

大きさ申し分なし。絶好調だ!

タックルはスピニングを中心に、ベイトも。

こんなリアルなハゼ型ワームも。なんと胸鰭までついている。もちろん実績多数!

「マゴチはカラーを選びます」と若林さん。アタリがなければどんどんカラーチェンジして、ヒットカラーを見つけていく。

ジグヘッドは20〜30gを使用。

使用するルアーはジグヘッド&ワーム。

今回、取材にご協力いただいたのは、神奈川・横浜新山下「アイランドクルーズ FC」。

「この釣りは、とにかくゲーム性が高いのが魅力です。ルアーはワーム&ジグヘッドを使うのですが、マゴチはワームの色を選ぶようで、それによってアタリの数も大きく異なりますし、釣り方によっても変化します。何より、アタリがあってからアワせるまでの“間”が最高にエキサイティング。アングラーがアワせて掛けていく釣りなので、釣った感が強いんです」と話す、この釣りにドップリとハマってしまっている、ルアーメーカー「プロセレ」のルアーデザイナー・若林勉さん。
「東京湾のマゴチのルアーゲームは、これから発展していく釣り。非常に中毒性が高いので、ぜひお待ちしています!(笑)」とは、若林さんと共にこのゲームを研究する、横浜新山下「アイランドクルーズFC」家田成大船長。このマゴチのルアーゲーム、釣り好きの人は本当に要注意。覚悟してチャレンジを!! マジで“沼”です!
ボトムを意識したリール2回転&ストップで釣ろう!

「アイランドクルーズFC」では、船はドテラで流していくが、より広範囲を探るために、ルアーはキャストする。
マゴチは海底にいるので、まずはボトムをしっかりと取ることが重要となる。
「ボトムズル引きがいいときもあるのですが、上からルアーを落として魅せてやることも必要です」と若林さん。
そこで若林さんは、ロッドを斜め上に立てたままリールを2回転させてストップし、再びボトムを取る、という誘いを繰り返す。
「ここで重要なのは、リズムです。同じリズムで繰り返していると、ヒットして来ることが多いです」という。
家田成大船長も、
「このリズムと、ジグヘッドの重さ、そしてボトムタッチまでの間のバランスがピッタリと合ったときにヒットして来ることが多いです。この感覚は、状況が日々異なるので、実際に釣りをしてみて覚えるしかありません」という。
スペースの都合で非常に駆け足な紹介となってしまったが、この釣りはとにかくおもしろいので、ぜひチャレンジしてみていただきたい。必ずハマること間違いなしだ!
以上の記事は「つり丸」2018年5月15日号の掲載記事です。
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マゴチはネットに入るまで油断できない。