乗っ込みマダイは今がチャンス! 話題のムギイカは当たり年だ
昼のマダイは大場所落水沖で好スタート!


寺泊沖のマダイはいま乗っ込み本番中だ。例年より半月ほど早いという。

地元の原田さんは3.4㎏頭に7枚キャッチ。

二人同時ヒットもザラ。今年の落水沖のマダイは魚影が濃い。

常連のらいらいさんはこのとおり。
夜ムギイカ開幕ダッシュ! 一束越えもザラ!

ムギイカが開幕したばかりの5月30日に乗船。6月半ば以降に最盛期を迎える。

夜がふけるとノリダナは海面から20m以内になることが多い。

まずはダブルでゲット!

究極のライトゲーム、ひとつスッテも盛り上がっている。スッテのカラーやアクションにより釣果に差が出るので、かなりおもしろい。

刺身にしたら絶対おいしい!

ノーマルタックル絶好調!

テクニカルでお手軽!

ほら、この通り! 簡単でしょ?

足元のタルのなかはムギイカでいっぱい。ちょうど満タンで100杯ぐらいという。

ひとつスッテゲームのロッドは、テイルウォーク「ソルティシェイプ メタルイカシリーズ」。リールは、テイルウォーク「エランDG(PE2号200m ギア比7.0:1)」、「エランLS73R(PE1号200m ギア比7.3:1)」。

オモリは100号。初期はムギイカのサイズに合わせた長さのツノやスッテがノリ渋り時に効果的。

今回、取材にご協力いただいたのは、新潟・寺泊港「第一・第五なかくに丸」。

中越・寺泊沖の昼の部は、マダイが絶好調だ。例年なら6月半ばから本格化する落水沖の実績ポイントで5月半ばからマダイが釣れだした。乗船日、寺泊港「第1なかくに丸」午後船では2㎏オーバーばかり船中18枚の好釣果。僚船では5㎏級の大ダイもキャッチされている。
「今期はマダイの様子がいいみたいですね。先日は、ビギナーの方が9.7㎏の大ダイをあげてます。5月の解禁直後は一発大物傾向が強かったのですが、いまは良型の数釣りモードに移行。年末までのロングランの釣り物ですので、ぜひ遊びにきてください」と話す、マダイ釣りに力を入れている若船長、中川貴秀さん。
一方、夜の部は今期ムギイカが濃い、という事前情報どおり、5月末の初出船から、トップは100杯超えの好釣果を記録中。
夜釣りのタナは水深50mより上だ。ムギイカは夜がふけるにつれて、集魚灯により海面近くにまで群れて浮上してくる。この習性をうまく利用して乗せるのがコツだ。
高活性時は、水面から20m以内で乗ることがほとんど。
開幕初期はムギイカのサイズも小ぶりなので、使用するプラヅノは11㎝、浮きスッテは3号以下にするなど、イカのサイズに合わせて小さめにするとよいようだ。ブランコ仕掛けを使用する場合、枝スを短めにするか直ブラにかえるほうが、好釣果が出ている。
また、話題のひとつスッテ釣法も可能。これもよく釣れるのでぜひチャレンジしてみてほしい。
新潟・寺泊沖の夜ムギイカ釣りの釣り方、誘い方を説明しよう!

釣り方は、オモリ100号使用のイカヅノのサビキ釣りが主流。
初期は、ムギイカのサイズが小さめのため、スッテやプラヅノのサイズを小さめにすると好釣果につながる。
ハイシーズンの仕掛けは、11〜14㎝のプラヅノのブランコ仕掛け、または直結仕掛けが一般的だが、初期はイカのサイズに合わせ、プラヅノなら11㎝、浮きスッテなら2.5〜3号サイズが適合。枝スの長さを短くして直ブラ仕掛けにするとよい。
タナは船長がアナウンスするとおり、水深50mより上を探るようにする。
日並みにもよるが、夜がふけて集魚灯が効いてくると、ムギイカは水面近くまで群れて浮いてくるからだ。
基本的にはムギイカは〝タナ〟釣り。タナを重点的に探るのがとても大事だ。
入れ乗り状態のときは、海面から20m以内で乗ることが多い。乗りダナが浅いから手返しも早くなり、数も伸びるのだ。
乗りダナが分かったら、そのタナ周辺ではサミングしながら仕掛け落とすとよい。
また、誘い上げるときは、電動巻き上げのスイッチを入れて竿をシャクリながら上げると楽に誘うことができる。
極細PEラインを使用した話題のひとつスッテゲームもオススメだ。
ノリダナが水深50mより上で、しかも海面から水深20m以内でヒットすることが多いので、ひとつスッテゲームが快適に楽しめる。
ナマリスッテのサイズは8〜12号が標準だが、ジギング同様、リールを1回巻いたら1回シャクるワンピッチジャークが基本。重めのナマリスッテをあえて使用し、フォールで乗せるテクニックも有効だった。
この釣法においては、さまざまな誘いを試すことができ、その日のヒットパターンを掴むと、竿頭も夢ではない。
以上の記事は「つり丸」2014年7月1日号の掲載記事です。
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寺泊沖は梅雨もベタ凪ぎの日が多い。