コマセのマアジ釣りは5月からムラがあるが本格化するのはこれから


金アジとか黄金アジなどと呼ばれているマアジがコレだ。「小金丸」はこのようなアジを専門に狙っている。

手持ち竿でマメにタナ取りするのがコツだ。

最後までしっかり網で捕獲!

良型が二人同時ヒットすることもしばしば。

うまいアジは元気いっぱい。

このサイズがアベレージ。これからは産卵期になるのでさらに釣りやすくなるハズだ。

クラゲが今年大発生しているが、触手を触った手で顔などを触らないようにしよう。海水で洗い流すように。

30㎝を超える大アジもまじる。

幅広で美味しそうなアジだ!

その日に食べるのもいいが、一日寝かすとさらに脂の乗りがよくなる東京湾のマアジ。

仕掛けは基本はハリス長2m、2本バリ。

エサは、アオイソメやバイオベイト。バイオベイトはエサ持ちよくオススメ。濁り潮のときに効果大。

付けエサは小さめが基本。

ビシは130号。

今回、取材にご協力いただいたのは、神奈川・小柴港「小金丸」。

全国的にマアジの漁獲が減少傾向にあるなか、東京湾のマアジはそんな影響を全く感じさせない釣れっぷりだ。一昔前は、春になるとマアジはいったん小休止することが多かったが、近年は一年中釣れ続いている。
「基本的に中型以上のアジを求めて操船してますが、いわゆる『中っぱ』と呼んでいる中型サイズのアジが一番おいしいですよ」と話す、ビシアジ一筋、東京湾のエキスパート船長である小柴港「小金丸」小山満寿夫さん。
猿島沖から観音崎沖にかけてが「小金丸」が得意とするフィールド。いまそこが絶品中アジ、中型幅広肉厚タイプが釣れるポイントだ。釣果は船長の潮の読みと釣り場選びに左右される。だから、周年ビシアジ専門乗合のこの「小金丸」に乗船すれば安心だ。
「なにせ、ここのアジは置き竿では、たくさんは釣れません。イワシのミンチをまきすぎないようにして、手持ち竿でマメにタナ取りすることがコツです」と、船長はアドバイスする。
東京湾のアジはこれからが旬。乗っ込み期を迎えさらに釣りやすくなっていく。
コマセのドバまき厳禁! ミンチの匂いで集魚するつもりで釣ろう!

釣り方は、いまも昔も変わらない。潮の流れの速さが半日で刻々と変化する東京湾。その潮の速さ対策をまず意識しよう。
船は、基本的にエンジン流しだが、アンカーをかけているようにピンポイントに止まっている。だから、道糸に潮の流れの抵抗がかかってくることは避けられない。
難しいのは潮の流れが速いとき。道糸が潮に流されてどんどん斜めになっていく。ある程度はしょうがないが、フケすぎはオマツリの原因になる。それを回避するには、リールのスプールをサミングしブレーキをかけながら仕掛けを落とすこと。
ビシが底に着いたら、潮が速いときは、5mほど巻き上げてから再度タナ取りすることを心がけよう。タナはポイントにもよるが、底から2〜3mがほとんど。
底から道糸のマーカーを見ながら正確に1m巻き上げ、コマセを2回〜3回に分けて軽く振り出しながら、指示ダナにビシをすえる。このときのコマセの出し方が肝だ。
「コマセの振り出しは大きく竿をあおるのではなく、竿先が時計の針だとすると7時から10時か9時くらいまで軽くチョンと振り上げる程度でいいです。けしてドバまきはしないでください。イワシのミンチのニオイでアジを寄せるイメージです」
と船長が言うように、コマセのドバまきは絶対しないこと。回収した後のビシカゴの中には、イワシミンチのカスが詰まっているくらいでよいという。
一連の動作でアタリが出なければ、再び底ダチを取り直し、コマセを出す。この動作を2回から3回行ったら、回収して再投入しよう。
以上の記事は「つり丸」2015年7月1日号の掲載記事です。
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中アジ以上だとかなり引く。軟らかめ&ショートロッドが最適。