初夏のイサキ五目釣り。いろいろ釣れてお土産満載にぎやかだ!


本格シーズンを迎えた外房のイサキ釣りを満喫する“ロンリー侍ドクター”近藤惣一郎さん。「旬を迎えたイサキは釣りやすくて味も最高。初夏のターゲットに最適ですね!」

旬を迎えたイサキ。産卵を控えて身に脂が乗り味もバツグン

そろそろ真子、白子も入ってくる

ドクターはイサキとの一荷でマハタも!

この日ドクター近藤が持参したのは、竿が「リーディング 73MH‐190」リールが「シーボーグ200J‐DH‐L」の組み合わせ。「この釣りはこんな細身軽量のゲームロッドタックルが似合いますね。イサキの多点掛けに大型ハナダイ、この引き味!最高ですぅぅぅ!!」

「でかいハナダイですね!シャクリ方が合うとこんなのが入れ食いになることもあるんです。ウイリーシャクリの醍醐味ですね!」

ハナダイは大型ぞろいで刺身サイズばかり

皮付きの湯引きや酢じめなども美味しい

ゲストも多彩! ハナダイにまじってマダイも食ってくる

メジナの良型が度々竿を引き絞る

イサキ仕掛けとハナダイ仕掛けを用意。イサキはカラーバリ、ハナダイはウイリー仕掛けが基本

付けエサはイカタンとオキアミが配られる

道糸PE2号以下使用ならビシ40号のLTもOK

ゲームロッド、ライトロッドに小型リール(手巻きでも電動でもOK)の組み合わせが基本。ビシはFLサイズの60号

今回、取材にご協力いただいたのは、千葉・片貝旧港「勇幸丸」。
ウイリーシャクリによるハナダイ中心の五目釣りが人気の片貝沖だが、これから6月いっぱいはイサキの食いが上向く時期で、イサキ中心にリレーでハナダイなども狙う「イサキ五目」が楽しめる季節だ。
このイサキ五目で出船している片貝旧港「勇幸丸」では、このところイサキ、ハナダイまじりでクーラー満タンも少なくない。
「まだ、水温が上がり切ってなくてイサキの食いはまだまだですね。トップ10匹から20匹ぐらいです。もう少しすれば2点掛け、3点掛けで数釣りが楽しめると思いますよ」と、市東吉雄船長は話していたが、その後上向き5月1日には20~37㎝をトップ44匹と急上昇。そろそろ本番! という感じだ。
リレーで狙うハナダイも、このところ大型ぞろい。30~40㎝をひとり10枚以上釣ることもあり、クーラーは満タンだ。
今回、このイサキ五目に挑戦した侍ドクター近藤惣一郎は「これほどゲームロッドに適した釣りって無いんじゃないですか! 細身、軽量のロッドでイサキの多点掛けや大型ハナダイの引きを味わうと最高におもしろい!」と、「リーディング73」を満月に曲げて楽しんでいた。
初夏の片貝沖でイサキ&ハナダイの小気味いい引きを満喫しよう!
イサキ、ハナダイともにタックルは共通、1タックルでOK!


イサキ、ハナダイともにタックルは共通でОK。コマセシャクリ竿に小型両軸リールの組み合わせでもいいが、よりオススメなのは、ライト系のゲームロッドと小型両軸または小型電動という組み合わせ。細身軽量で扱いやすいゲームロッド系のタックルなら、イサキのコマセワークはもちろん、ハナダイのシャクリも軽快に行うことができ。さらに、魚が掛かったときの引き味もバツグンだからだ。
この日取材で「勇幸丸」に乗船したダイワの近藤惣一郎さんは、「この釣りはライトなゲームロッドで楽しむためにあるようなものですね!コマセワークもシャクリもライト感覚でできて、イサキの多点掛けに大型ハナダイの引きが強烈で楽しい!!ホント最高ですよ!」と、イサキ五目を満喫していた。
基本はビシ60号だが、道糸2号以下使用ならビシを40号に落としてた、完全なLTタックルもOKだ。イサキ、ハナダイともタックルからテンビン、ビシ、クッションゴムまでは共通。仕掛けだけを交換すればいい。
イサキは正確にタナをとり、追い食いねらいで数を伸ばそう!

イサキ仕掛けはカラーバリ仕掛け、または空バリ仕掛け。カラーバリ仕掛けなら付けエサは付けなくてもいい。
エサはイカタンが配られるので、空バリ仕掛けにイカタンの組み合わせでもいい。各自の好み、また、そのときの状況で使い分けよう。
イサキの釣り方は指示ダナより仕掛け長分ビシを沈め、2、3回コマセをまきながら指示ダナにセットして待つというのが基本。
ただし、船長が「28~25m」などといった幅を持たせたタナ指示を出す場合は、下のタナでコマセを振ってしばらく待ち、アタリがなければ50㎝~1m巻き上げてコマセを振ってアタリを待つ、を繰り返し指示された範囲を探ってやる。
イサキのアタリはキュンキュンと明確に出ることが多い。1匹掛かってもすぐに上げずに追い食いを待つ。
追い食いは、そのまま待つ、というのが一番簡単な方法。最初に掛かった魚を泳がせてコマセを出してもらい、そのコマセに突っ込んでくる2匹目、3匹目が食うのを待つのだ。
それで食わなかったら、少しずつ巻き上げてみよう。
また、1匹目のアタリと引きが強く明確な場合は上のハリに食っている可能性が高く、弱目でフワフワしている場合は下のハリに掛かっている、という判断の材料になる。上バリにかかっているなら仕掛けを上げ、下バリなら送り込むようにして空いているハリに追い食いを導いてみるのも手だ。
急にギューンと竿を持って行かれるようなアタリが出たら追い食いした可能性が高い。あまり待ちすぎるのもハリ穴が広がってバラシにつながるので、頃合いを見て巻き上げよう。
以上の記事は「つり丸」2018年6月1日号の掲載記事です。
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