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パターンを掴めば連発高確率! マゴチの仕掛けと釣り方(大栄丸)

パターンを掴めば連発高確率! マゴチの仕掛けと釣り方(大栄丸)

昨年の夏場に大ブレイクした鹿島沖のマゴチ。今年は昨年よりも、約1ヶ月早い5月のゴールデンウイークすぎから開幕した。ゴールデンウイークが終わった直後、試し釣りに出た船宿が何軒かあり、トップ9匹という好釣果を記録する船もあった。5月中旬すぎから次第にマゴチをスタートする船が増えた。


シンプルな考えで手軽に楽しめる、マゴチワーム釣りで大漁だ!

当日は開始から好調にアタった!

まずはデカマゴチ一匹目ゲット!

大川勝徳・若船長も好調に食わせた! わからないことがあれば、いろいろ聞いてみよう!!

これぞ鹿島沖のビッグマゴチだ!

マゴチの引き味も抜群

50㎝級の良型が多い!

この日は全員マゴチゲット!

どうですか? この大きさ!

こちらも負けてないぜ!

60㎝オーバーも珍しくない。今後は70㎝オーバーの期待もある!

これぞ鹿島沖の”照りゴチ”だ!

2.5㎏のマダイもヒット

ヒラメもまじった

テンヤマダイも好釣果の日があるので、こちらもオススメ!

船に置いてあるワームは自由に使える

ワームとテンヤはバリエーション豊富に用意しておこう!

今回、取材にご協力いただいたのは、茨城・鹿島新港「大栄丸」。

鹿島沖のワームマゴチが熱い! マゴチといえば、これからがいよいよ「照りゴチ」のシーズンに突入する。ところが、ひと足早い5月から鹿島のワームマゴチが好調だ。
日によって釣果にばらつきはあるものの、トップが15〜20匹とロケットスタートを見せている。サイズ的にも60㎝前後が主体で、これから盛期になれば70㎝オーバーも期待できる。
5月29日に鹿島新港「大栄丸」を取材した。当日は海況がよくなかったにもかかわらず、トップは20匹ジャストと絶好調! サイズ的にもほとんどが50㎝台後半で、最大が63㎝だった。
ワームを使った釣りというと、ルアーに不慣れな釣り人には敬遠されるかもしれない。しかし、その釣り方は「エビが海底を跳ねるように」とじつにわかりやすい。筆者もワームによる釣りは初体験であったが、このシンプルな考え方で11打数7安打と存分にマゴチ釣りが楽しめた。
「6月、7月はもっと浅場にもっと固まってくるし、7月、8月はサイズももっと良くなってくるよ。5月でこれだけ釣れてるんだから、今年の夏は楽しめるよ!」と、舵を握る大川敬三・大船長も「もっと」の三連発で太鼓判だ。
今年の夏の「照りゴチ」シーズンは、鹿島のワームマゴチで熱くなろう!

ひとつテンヤマダイのタックルでOK! テンヤの形状にこだわろう

現在の鹿島沖のマゴチ釣りは、ひとつテンヤで使うテンヤ、またはルアーフィッシングで使われるジグヘッドに、ワームを組み合わせて狙うスタイルが主流となっている。
そのため竿は、ひとつテンヤマダイで使用しているものがあれば流用可能だ。このほかにはロックフィッシュ用のルアーロッド、キス竿などもOKだ。長さは2.1〜2.7mが扱いやすい。
これにスピニングリールを組み合わせる。マダイ狙いのときと同様に、できれば高性能なドラグを搭載したものを使用するのが望ましい。サイズのいいマダイがヒットすることも珍しくないからだ。また、ときにはヒラメや青物がヒットすることもあるからだ。
これに道糸ととしてPEラインの0.6〜1号を150m以上巻いておこう。
今回、鹿島港「植田丸」の取材では、この釣りのスペシャリストであるノリーズの榎戸富さんと吉田裕樹さんに同行していただいた。榎戸さんと吉田さんが持ち込んだテンヤはエコギア「スイミングテンヤ」と「オーバルテンヤ」の2タイプだ。
「マダイ狙いによく使われるオモリの底が平らなテンヤや『オーバルテンヤ』は、巻いてくるとオモリの部分が抵抗を受けます。巻きのスピードが速いと浮き上がってしまいます。対して『スイミングテンヤ』のような形状は、速いスピードで巻いても浮き上がりにくくなります。狙うレンジやどのようにアクションさせるかによってセレクトしてください」と話す榎戸さん。
重さは3〜10号、または20〜40gのものがあれば対応できるだろう。
さらにカラーリングされたものもあれば、バリエーション豊富に揃えておくと、いろいろ対応できるだろう。

ワームはマゴチの食性に合わせる。ワームのカラーもとても大事だ

「マゴチ釣りのポイントは、水深10m台、またはそれよりも浅くなります。そのような浅場では、光が届きますので、使うワームやテンヤのカラーで顕著に差が出ます。船上で釣れている人のワームカラーに合わせるといいでしょう」と話す、榎戸さん。
カラーは赤、オレンジ、黄、青、緑、白、グローなどは絶対に外せない。このほかにもカラーに関して、バリエーション多く準備しておけば万全だ。
ワームの形状は、「マゴチの食性に合わせてセレクトするのがいいでしょう!」と話す、榎戸さん。
基本は小魚と甲殻類(エビ、カニ)を模したワームだ。釣れたマゴチが、よく食べているものを吐き出すことがある。それに合わせてワームをセレクトし、アクションも食べているものに似せておこなうのがアプローチ法の一つだ。
疑似餌を使う釣りでは、ターゲットの習性を知り、それを利用した釣り方でアプローチするのが大事だ。マゴチの習性について榎戸さんに聞いてみた。
「マゴチは自分の後方から前方に逃げていくものに、非常によく反応します。逆に前方からくるものには、なぜかあまりアタックしないようです。海中ではマゴチは潮上に頭を向けています。ですから、テンヤを潮の流れに逆らうように引いてくるのが、数多くバイトさせるコツなんです。それとテンヤを引いてくるレンジ(タナ)も大事です。マゴチは底にいる魚で、ヒラメのように海底からかなり上の方までエサを深追いしません。海底から50㎝ぐらいのところを引いてくるのがベストで、高くても海底から1mぐらいまでです」と話す、榎戸さん。
潮流に逆らうようにテンヤを引いてくることが大事なのはわかったが、それでは潮の向きを判断するにはどうしたらいいのだろうか?
「一番確実なのは、海面付近でいいですから、テンヤを海中に入れてしばらく見ていてください。そうすると、テンヤのヘッド(オモリ部分)が潮上に向かいますので。このほかは、目安程度ですが、テンヤを引いてくるときに抵抗を感じるか感じないかで判断します」と榎戸さんは話してくれた。

マゴチ釣りではテンヤをキャストして手前まで探るのが基本だ!

基本の釣り方は、上のイラストで示したとおり。
まずはテンヤをキャストする。テンヤが着底したら、糸フケを即座に取る。あとは前述したように、海底から1m以内の範囲(海底から50㎝前後がベスト)を引いて、船下まで探ってくる。
アタリは「ガツガツ」、「コツコツ」とか一気に「ガツン!」とくることもある。即アワセせずに、ひと呼吸おいてから竿を立ててアワせるといいだろう。
マゴチの引きは力強い。けれども、大型マダイや青物のように一気に突っ走って10m以上ラインを出されることはほとんどない。使用ラインにもよるが、無駄に糸を出さずに強気にやり取りしよう。時おり大型マダイや青物がヒットすることもあるので、必ずドラグ調整はしておくこと。
良型が掛かった場合は、タモで確実に取り込もう。
海底から1m以内のレンジで、マゴチの後方から前方にテンヤを引いてくるのがベストだが、このときテンヤにアクションをつけなくていいのだろうか?

「テンヤにくわえるアクションは、基本となる3パターンを覚えておきましょう」と話す、榎戸さん。

一つめのパターンは、「スーッ、スーッ」と一定のレンジを引いてくるだけ。簡単なようだが、これが意外と難しいのだ。引くスピードが速すぎるとテンヤが浮き上がり、遅すぎると沈んでしまうからだ。

二つめは、竿を頭上まで誘い上げて、テンヤを海底付近から上方に動かすアクション。誘い上げている間に、よくアタるという。

三つめは、誘い上げてからテンヤを落下させるアクション。テンヤが海底付近に落下してきたところでアタりやすいそうだ。

二つめと三つめのアクションは、エビの動きにちかい。エビを模したワームを使っているときに、このアクションをくわえるといいようだ。

取材当日、吉田さんは平たい形状のワームを使い、海底スレスレを泳ぐ動きを演出してマゴチを食わせた。以前、釣れたマゴチがシタビラメを吐き出したので、それをイメージして食わせたのだ。このように、いろいろなパターンを試すのもおもしろい。

以上の記事は「つり丸」2016年7月1日号の掲載記事です。

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