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浅いタナから深いタナまで神出鬼没! タチウオの釣り方(忠彦丸)

浅いタナから深いタナまで神出鬼没! タチウオの釣り方(忠彦丸)

今シーズンの東京湾のタチウオは、5月後半ぐらいからルアーで釣れ始めた。6月に入るとエサ釣り船が続々とスタートした。6月中旬の時点では、釣果にムラがあるが、トップ10本前後という船が多い。いい日にはトップ15本以上、または20本台もある。

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忠彦丸では「ショートライトタチウオ」という看板でタチウオ狙い

タチウオが固まると船が集結する!

小刻みなシャクリでタナを探っていく

今シーズンの初物を抜き上げる希香さん

希香さんの1本目は幅広の大型!

「すごい歯だ〜!」とタチウオの顔を真似る清水希香さん

永井名人はいろいろなシャクリを試した!

永井名人が使ったリールはシマノ「フォースマスター400DH」

清水希香さんが1本目を食わせると、直後に永井裕策名人も食わせた!

「嬉しいな〜」と永井名人

タチウオの引きは力強い! 軟調ロッドが絞り込まれる!

強烈な引きからのこのサイズ! でかいでしょ?

ライトタックルだから、やり取りが楽しい!

当日は指4〜5本サイズが連発する時間帯があった!

女性アングラーもこの通り!

嬉しい一本!

これも良型!

思わずにっこり笑顔に…

微妙なアタリに苦戦したが、ついに本命ゲット!

潮が濁ったためか、シマガツオもアタった

タチウオのエサはサバの切り身。縫い刺しでまっすぐ付ける

「忠彦丸」ではオモリ50号を使用。片テンビンを介して道糸と仕掛けをつなぐ

「小さめのタチウオはこうすると美味しいよ!」と船宿スタッフが振舞ってくれたのがコレ! タチウオを甘辛く煮て、それを押し寿司にする!

今回、取材にご協力いただいたのは、神奈川・金沢漁港「忠彦丸」。

今シーズンの東京湾タチウオは、5月後半くらいから開幕した。最初はルアーで釣れ始め、観音崎沖、大貫沖などで好釣果が記録されはじめた。6月に突入すると大貫沖、金谷沖で釣果を記録。エサ釣りの船も続々と狙うようになった。
金沢漁港「忠彦丸」も6月から「ショートライトタチウオ」という看板でタチウオ狙いをスタート。ちょうど関東地方が梅雨入りして雨天の日が多く、釣果にムラがあるが、いい日にはトップ15本を記録したり、ボーズなしの日も多い。
「シーズン初期は釣果にムラがあります。タナも安定しないのでマメに探るようにしてください」と話すのは金沢漁港「忠彦丸」の安田剛船長。
安田船長オススメの釣り方は、小刻みなシャクリでタナを探っていく方法。アタリがあったら、シャクリの幅をより小さく、そしてスピードを遅くして巻き上げ続けるとハリ掛かりするのだ。
また、仕掛けもこの時期はシンプルなものがオススメ。アクセサリー類を配するなら、チモトに小さくカットした夜光チューブを被せる程度にする。
当日も安田船長オススメの釣り方と仕掛けで全員が本命ゲット。
東京湾のタチウオはまだ始まったばかり。タチウオとの駆け引きを楽しめる時期がやってきたぞ!

小刻みなシャクリで探り、アタってもそのまま巻き上げるのがコツ

釣り場は大貫沖〜金谷沖がメイン。昨シーズンもそうだったが、初期はタナが安定しない傾向にある。今回は金沢漁港「忠彦丸」を取材したが、当日のタナは海面下70〜120mと浅かった。しかし翌日は一転、海面下30〜50mの浅いタナに反応が頻繁に出た。
今後は浅いタナがメインになるのが例年のパターン。ライトタックルでタチウオとの駆け引きが楽しめる!

「忠彦丸」ではライトタックルで狙っている。竿は使用オモリの号数に対応した7対3〜6対4調子。これよりも硬い極先調子の竿では、後述する釣り方ではハリ掛かりが悪くなってしまうようだ。
ちなみに取材時の使用オモリは50号。今後、タナが浅い日が続くようであれば、さらに軽いオモリを使う可能性もある。
リールは手巻きの小型両軸タイプか超小型電動。道糸はPE3号以下。仕掛けは1本バリでも2本バリでもOKだが、シンプルなものを「忠彦丸」の安田船長はすすめている。チモトにアクセサリー類を付けるなら、エサの動きや食い込みが悪くならないように、小さめのビーズか小さくカットした夜光パイプなどにする。ハリは、仕掛けの上げ下げでエサがズレにくいケン付きタイプがおすすめ。タチウオ用の1〜2号、または1/0〜2/0を使おう。

タナは「●〜▲m」のように幅のあるタナが指示されるが、仕掛けを投入したらタナの下限で仕掛けの落下を止めること。タナよりも下に仕掛けを下げると、タチウオが驚いて逃げてしまうという。
タナの下限まで仕掛けを下ろしたら、10㎝ぐらいの小さな幅で小刻みにシャクってタナを探っていく。その日の活性によって、シャクるスピードは速いほうが良かったり、遅いほうが良かったりする。いろいろ試して、その日のパターンを探そう。
アタリがあったら、シャクる幅をさらに小さくして、スロースピードで巻き上げるようにする。それを続けていると、タチウオがエサをガツガツと食べ、アワセを入れなくてもハリ掛かりするのだ。食いが渋い状況ほど、アタってからのシャクリ幅を小さく、スピードをスローにするのがいいようだ。
前述もしているが、この方法でハリ掛かりさせるには、竿は硬すぎないほうがいい。極先調子のような竿だと食い込みが悪く、ハリ掛かりしづらくなるのだ。
この方法で、ハリ掛かりしない場合は、シャクリを止めて食い込むのを待ってみるのも手だ。グググーと強めのアタリがきたときにアワせるようにする。

以上の記事は「つり丸」2014年7月15日号の掲載記事です。

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