凪と浅場でヒラメ入門に最適! 仕掛けと釣り方をご紹介(福田丸)

凪と浅場でヒラメ入門に最適! 仕掛けと釣り方をご紹介(福田丸)

千葉県北部、銚子外川〜飯岡沖は一年のうち10ヵ月もの長期間にわたってヒラメ釣りを楽しめる。ヒラメと言うと秋冬の寒い時期に釣れるイメージのある魚だが、このエリアでは夏場も絶好のシーズンなのだ。


水温上昇でトップシーズンへ…信じられないような数釣りもある!

この時期は霧の日が多いが、これが晴れて水温が上昇すれば、いよいよ真夏のシーズン突入だ

現在、セグロイワシ(カタクチイワシ)が浅場に入っており、ヒラメの格好のエサとなっている。朝イチにサビキで釣っておく

もちろんマイワシも常備されているので、食いを見てどちらのエサがいいか選択しよう

根周りをていねいに探っていくと、ヒラメからのアタリが

「水深が10m前後と超浅場なので、ドキドキ感がハンパじゃないですよ!」と北本茂照さん

キロ級を2枚ゲット

由梨チャンはアタリをしっかりとって2枚目

ただでさえヒラメの引きは強いが、水深が10mを切るようなところでは想像を絶するパワーを見せる

福田豊起さんがラストに当日最大をゲット

浅場ではカサゴやメバルも

お土産には最適だね!

今回、取材にご協力いただいたのは、千葉・外川港「福田丸」。

千葉・銚子から飯岡エリアは、6月に開幕し、翌3月末に閉幕するまで実に10カ月ものロングランでヒラメ釣りを楽しむことができる。ヒラメと言うと寒い時期のターゲットと思いがちだが、このエリアが特に熱いのは、暑い暑い夏の盛りだ。どう熱いかは、夏場の釣果を見れば一目瞭然だ。「これはホントにヒラメ釣りなの?」と目を疑うような釣果が出るのも珍しくないのだ。つまり、「数釣れる」ということなのである。2ケタは決して珍しくなく、ときに信じられないような釣果が出るのも夏場の特徴だ。
開幕当初は例年、水温がまだ低いため魚の活性が上がらず、ポツリポツリといった釣れ方ながら、水温上昇でひとたび食い出せば、火がついたのごとく、怒涛のラッシュが待っているのだ。
「やっぱり7月に入ってからだね。いま、沖にある高水温が入ってくれば一気に食いも上昇しますよ」と、銚子外川港「福田丸」の福田稔船長は話す。
寒流の影響を受けるこのエリアは、水温が上がるのも関東のほかのエリアに比べて遅めだ。そして梅雨入りしたものの、朝方は濃霧に包まれる日が多く、霧が発生しなくなると、つまり本格的な夏の訪れとともに、ヒラメも本格化するというわけだ。
現在、釣れているヒラメは特別大型もいないが、小型も少なく、1.5㎏前後のまずまずのサイズが主体だ。
「今年は例年以上に魚は多い気がします。ヒラメのアタリをたくさん楽しんでください」

ヒラメの仕掛けをご紹介。タックルは普通のヒラメタックルでOK

タックルはいわゆるノーマルなヒラメタックルでOK。2.5m前後のヒラメ、マダイ竿に中小型両軸リールを組み合わせるのが一般的。道糸はPE3〜4号程度。最近は小型電動リールを組み合わせる人も増えている。
最近はライトタックルで狙える船も増えている。こちらのタックルは2m前後、7対3調子か6対4調子のゲームロッドに、小型両軸リール、または小型電動リールを組み合わせる。道糸は2号あると安心だ。ライトタックルで釣りが可能かどうかはあらかじめ船宿に確認しておこう。
仕掛けは、胴付きのヒラメ仕掛け。ハリスは6〜8号程度。ハリは親孫式だが、孫バリはシングル、トリプルと迷うところだが、好みでOK。ただし、ビギナーにはトリプルがおすすめだ。「どこかに掛かってくれる」ためだ。
ハリスは80㎝から1m程度。捨て糸は50㎝から1m程度。
オモリは船宿によるが60〜80号。ライトタックルの場合は40号程度。後述する横流しの釣りの場合は、オモリの号数を変えることがあるので、2種類以上の号数のオモリを用意しておこう。
エサはマイワシ。現在、いわゆる「中羽」と呼ばれるヒラメに適した中型のものが多い。また、現在、浅場にはセグロイワシ(カタクチイワシ)の群れが多く入っており、これをヒラメが捕食しているため、朝一番でサビキで釣ってエサにすることも。
「やっぱり普段食べているエサが一番ですね。もちろんマイワシも用意してありますが、日によって食いが偏ることもありますから、セグロも試してみて下さい」と話す、福田船長。
セグロイワシを使う場合、マイワシに比べて小型のため、孫バリなしの親バリだけの仕掛けでねらうのがおすすめ。
エサ付けは、マイワシは上アゴにハリを打つが、セグロの場合は下アゴから上アゴにハリを抜き、口が閉じた状態になるようにしよう。この時期、水温が高くエサのイワシは弱りやすいため、エサ付けはスピーディに行おう。

続いて釣り方のご紹介。根の周辺狙いで横流しと釣り分けよう!

ヒラメ釣りの船の流し方は、スパンカーを出して流す通常の釣り方と、スパンカーを出さず、左右交互に流す「横流し」の釣り方がある。
通常の流し方は、根周りや根の上をピンポイントに狙う場合。
「ヒラメは根魚釣りだと思っています。いいサイズのヒラメは根周りに多いです。こういった場所を狙う場合は、根掛かりに気をつけて、マメに底を取り直して下さい」
起伏が激しい場所を狙う場合は、最低でもオモリを海底から1mは浮かせておこう。マメに底を取り直すと、根掛かりを防ぐだけでなく、エサが上下してよりヒラメにエサの存在をアピールできるのだ。つまり誘いにもつながるのでマメにやろう。
横流しの釣りは左右に流すため、右舷の人は仕掛けが船の下にもぐりこみ、左舷の人は仕掛けが自分から前方に離れていくような感じになる。逆の流しはもちろん逆になる。
この流し方は、横に船が動くため、釣り座による釣果の有利不利が少なくなる釣り方で、比較的フラットな場所でこの釣り方が行われる。
仕掛けが自分の下側、つまり船下に入っていく側が、新しいポイントに入っていく有利な側の舷になる。基本はオモリを海底から50㎝ほど浮かせた状態で待つ。船の動きに従って仕掛けが出て行こうとするが、オモリを出してしまうと、どんどんポイントに入るのが遅くなってしまうので注意。糸を出しすぎないことがポイントだ。
いずれの場合も、ヒラメの活性が高いので、アタリがあった後、もう一度強く引きこんだくらいでアワせよう。水深が浅いので、やり取りは短い。あらかじめ周りの人にアタったことをアピールして迅速にすくってもらおう。

以上の記事は「つり丸」2014年7月15日号の掲載記事です。

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