東京湾はこれからが本番! 照り込んでくれば浅場でも大型ゲット!


アタッた! 食い込め! 食い込め!

アワセが決まった瞬間この重量感がクセになる

型は40~50㎝前後主体に60㎝前後の大型もまじる。大型の引きは強烈!

春から好調な東京湾のマゴチだが、本番はこれから。夏の太陽の下、活発な照りゴチ釣りを楽しもう!

マゴチを連発させているのはクレハインストラクターの関 誠哉さん

潮が効いてくると、アタリが活発になり入れ食いタイムが訪れた

食いが立ってくると船長はタモ取りに忙しいほど

この日トップは9本。小型2本をリリースしたので、合計11本!

船宿仕掛けはハリス4~5号1.5m、スズキバリ17~18号。チモトにヒューズ

オモリは三日月オモリの15号を使用

エサはサイマキ。今後ハゼエサも入荷すれば使うようになる

エサ5匹は乗船料金に含まれ、このカゴに入れて配られる。追加は1匹100円

今回、取材にご協力いただいたのは、神奈川・金沢八景「弁天屋」。

ここ数年数釣りに沸く東京湾のマゴチ。年々開幕が早くなり、今では春先に乗合船スタートというのが定着してきたが、やはり本番はこれからの夏。〝照りゴチ〟の季節だ。
春から好釣果が続いており、各船でトップ2桁釣果を記録することも少なくないが、それは朝から夕方まで釣りをする一日船での釣果がほとんど。しかし、この日取材で乗船した金沢八景「弁天屋」の午前船のトップはなんと11本!
正味4時間ほどの半日釣りでツ抜けしてしまったのだ。これは相当魚影が濃いようだ。これからの照りゴチシーズンはこれ以上に釣れちゃうのか!? もちろん、アタリがあっても食い込ませられるかどうかはウデ次第、前アタリから食い込むまでのプロセスが最高に楽しいのがマゴチ釣り。
魚はいる! 数あるアタリを楽しもう!!
エサは生きサイマキ。素早く丁寧にハリに刺し元気よく泳がせる!

現在「弁天屋」で使うエサはサイマキ。今後ハゼエサが入荷すればサイマキとハゼを平行して使うようになる。状況によってどちらかが食いがいい場合もあるので、両方用意してあるのはウレシイ限りだ。
サイマキもハゼも、素早くていねいにハリに刺し、元気よく海底を泳がせるのが好釣果への近道。
とくにサイマキは上手く扱わないとすぐに弱ってしまうので注意してハリに付けるよう心がけたい。
エサ付けは上のイラストの要領で。目の後方の頭の殻の下に黒っぽく見えるのは脳ミソなので、その部分にハリが当たらないように注意しよう。
エビエサの場合、ハリのチモトにヒューズオモリを巻いて、エサを安定させることも多いが、この日「弁天屋」に乗船したクレハインストラクターの関 誠哉さんはヒューズは使わないという。
「アカエビなど、遊泳力が強いエビを使うときはヒューズを巻いて、エサを沈め気味にしてもいいのですが、サイマキはそれほど泳ぎ回らないんです。だから、私はヒューズオモリは使いません」
とのこと。
潮の状況などによって、エサの安定度も変わるので、ヒューズ有り、無し、両方試してみて、アタリの出方を比べてみるのもいいだろう。
アタリからアワセまで。アタリは千差万別、食い込ませてアワせる

オモリは三日月型の15号、仕掛けはハリス1.5mが基本。この仕掛けで、オモリ着底後1m上げて待つのが基本形。エサが底付近を漂うイメージだ。
関さんは「エビが自分の足で海底を歩いているぐらいがベスト」と話す。
同じく1m底を切ったとしても、潮が速いときはエサは浮き気味に、潮が緩いときはハリスが弛み気味になる。どちらもアタリが出にくくなってしまうので、状況に応じてタナの上下、微調整をしてやろう。エサが元気なのに自分だけアタリが出ないときは、タナが合ってないかもしれない。
「前アタリから食い込むまでは、アタリの出方も時間もまちまちです」と話すのは、木村船長。
「最初のコツというアタリはエサをくわえただけ。断続的にグッ、グッというのは徐々に飲み込む途中。ここで道糸のテンションを緩めないように引き込むなりに送り込んでやる。グーッと強い引き込みがあったら、そこがアワセ時です」と話す、船長。アワセは大きくしっかりと。
アタリ活発な夏のマゴチ、数あるアタリを確実にアワせて、強い引き込みを楽しもう!
以上の記事は「つり丸」2015年7月15日号の掲載記事です。
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ポイントは近場の八景沖から大貫沖など。水深は10m以浅の浅場中心