アタリ多く釣りやすい! 外房・外川沖の夏ビラメの仕掛け(福田丸)

アタリ多く釣りやすい! 外房・外川沖の夏ビラメの仕掛け(福田丸)

外房・外川〜飯岡のヒラメは6月からシーズンが開幕する。昨シーズンがスゴかっただけに、今シーズンも期待が高まるエリアだ。開幕直後はトップ3〜4枚という日が続いた。そして6月20日すぎから、上向き傾向。トップ二桁を記録する宿が多くなってきたのだ。


今年も沸きがいい! 昨シーズンを上回る勢い。数・型ともに期待大

ポイントは航程30〜40分ほどの外川沖

大ビラメが浮いた!

当日最大は4.6㎏だった

朝から連発した! この日のトップは18枚を記録

こちらは2㎏オーバー

永井名人は7枚ゲット

トリプルヒット!

ひょいっと釣り上げ!

こんな大きなヒラメが釣れると楽しいね

煮付けにするには最高のサイズだ

こちらも大型サイズゲットだ!

刺身でも絶品!

ゲストには大型ホウボウが顔を出した

定番ゲストのマトウダイ

「福田丸」で用意している仕掛けは、ハリス6号、チヌバリ5号(孫バリ)と6号(親バリ)

親バリは上アゴ掛けにするのが、福田船長のおすすめ

「福田丸」のイワシを生かしておくイケスは水温調整が可能。だから、イワシがとても元気

今回、取材にご協力いただいたのは、千葉・外川「福田丸」。

外房・外川沖の夏ビラメが、「昨シーズンの再来か?」と思わせるような好釣果が記録されはじめた!
「ちょっと前からアタリが多くなってきました。今年はヒラメが沸いている感じがしますね。このままいけば、おそらく昨年以上の釣れっぷりになるんじゃないでしょうか!」と話すのは外川港「福田丸」の福田稔船長。
取材は6月28日。航程40分ほどの水深40m台のポイントからスタートすると、開始から船中のあちこちでアタリが連発。開始から2時間ほどで、足元のオケがヒラメで埋まる人もいるほどの食い。終わって見ればオデコなしで、トップ18枚の爆釣ともいえる釣果に終わった。
本格化してきた外川沖の夏ビラメ。アタリが多く、食い込みが早いので、慣れない人でも高確率。ヒラメ入門には、うってつけだ!

外房・外川「福田丸」のヒラメ仕掛け。仕掛けはハリスと捨て糸のバランスが重要

「福田丸」での使用オモリは60号を基準に、潮が速いときは80号、100号を使い分ける。
ロッドは60〜100号のオモリを背負えるものをセレクトする。ベストはヒラメ専用竿。このほか6対4〜5対5の胴調子竿もOKだ。ロッドの長さは2.4〜3.3m。長さに幅があるが、置き竿主体で狙う人、またウネリがある状況下では3m以上がおすすめ。逆に竿を手持ちにして狙う場合、またウネリがない凪ぎの状況では3m未満の短めが扱いやすいだろう。近年のライトタックル化にともなって、軽いオモリのライトタックルにも流用できる汎用性の高い製品もある。最近では、このタイプの竿を使う人も多い。リールは手巻きの中小型両軸、または小型電動のどちらでもOK。道糸にはPEラインの4〜5号を、150mは巻いておくこと。

「福田丸」の船宿仕掛けは、ハリス6号、65㎝。捨て糸は4号、75㎝。福田船長によると、このバランスの仕掛けが、初心者でもタナをキープしやすく、根掛かりするときはハリスではなく、捨て糸の方が引っ掛かりやすいという。取材当日のように「まさに夏ビラメ本番!」というような活性の高い日には問題ないが、潮が濁るなどして活性が低い場合は、仕掛けのバランスを変更してみよう。
ヒラメ名人でもある女将のるり子さんによると、「エサに飛びついてこないような日は、ハリスの長さはそのままにして、捨て糸を15㎝ぐらいにするといいですよ」と話す。捨て糸を短くして、タナを低くすることで、エサのイワシをできるだけ海底付近を泳がせるためだ。
ただ、捨て糸の長さがハリスの長さよりも短い仕掛けは注意が必要。正確にタナを取らないと根掛かりしやすいからだ。ハリは掛かりの良さとエサの泳ぎを重視して、太すぎず、大きすぎないものを選ぶ。「福田丸」の仕掛けは、親バリがチヌ6号、孫バリがチヌ5号だ。

ヒラメ釣りは、エサ付けも重要。ハリの付け方が悪く、イワシが元気に泳がなければ、アタリが減ってしまうからだ。福田船長がとくに注意しているのが、親バリを刺す位置。マイワシの上アゴの口先〜鼻の間は硬いので、口の中からハリを刺し、上アゴに抜くようにすすめている。
孫バリは肛門付近の側面に掛ける。孫バリがトレブルフックの場合は側面でOKだ。
そして、エサのイワシの取り扱いにも注意しよう。夏場は水温が高く、イワシが弱りやすい。足元のバケツに入れるイワシは、1匹または2匹ずつぐらいにとどめて大事に使うこと。
また、エサ付けも迅速に行うように心がけよう。

タナの取り方。タナはイワシが底付近を泳ぐように位置をキープ!

ヒラメ釣りのタナは、エサのイワシが海底付近を泳ぐような位置をキープすることが基本だ。
「福田丸」の仕掛けは、ハリスが65㎝、捨て糸が75㎝。このバランスでは、オモリを海底付近にキープしないとイワシが上のほうを泳いでしまう。しかし、根掛かりしやすい場所を流すこともあるので、オモリを引きずることはNG。オモリが船の揺れで海底を叩く位置をキープし、マメにタナを取り直すようにする。
タナを取り直すことは、根掛かりする、しないにかかわらずマメに行なうようにしよう。水深が変化する場所では、タナを取り直さないとタナをキープできなくなる。また、タナの取り直しをすることでエサのイワシが動き、誘いにもなるのだ。
ヒラメは一般に目が悪いと言われる。潮が濁っているときはヒラメがエサを見つけづらくなるので、前述したように仕掛けのバランスを変えるのも手だ。捨て糸の長さを短くしてタナを低くすれば、イワシがより海底付近を泳ぎやすくなる。ただし、捨て糸の長さがハリスよりも短い仕掛けは、根掛かりしやすいので注意すること。
潮が澄んでいるときは、ヒラメがエサを見つけやすいので、少々タナを上げても大丈夫だ。大型のヒラメほど、高いタナでアタるとよく言われる。何枚か型を見たら、高ダナで大型狙いもおもしろいだろう。

アタリからアワセまで。アタリがあったら糸を張って食い込ませる

アタリかあってからアワせるまでの駆け引きはヒラメ釣りの醍醐味。難しい部分でもあるが、夏ビラメは食い込みが早いと言われ、基本に忠実に事を運べば、そう難しくはないはずだ。
「ガツガツ」とか「ゴンゴン」というようなアタリがあったら、糸を張り気味にしてそのまま食い込むのを待つ。糸が弛んでいるとヒラメの動きがわからないからだ。しばらく待って、アタリが大きく力強くなり、竿が絞り込まれればこっちのもの。そこで竿をしっかりと立ててアワせればOKだ。
しかし、そう画に描いたような展開で食い込むことばかりではない。いつまでも「モゾ、モゾ、モゾ」というアタリが続き、なかなか食い込まないこともある。
そんなときは、ゆっくりと竿を聞き上げてみる。すると、ヒラメはエサが逃げてしまうと思うのか、「ガツガツ」と力強いアタリに変わり、食い込むことがあるのだ。この方法は、ぜひ覚えておくといいだろう。
また、アワセに失敗してもすぐに仕掛けを上げないこと。ハリにエサが付いていることを信じて、すぐに仕掛けを海底まで落としてタナを取り直そう。活性の高い夏ビラメは、これで再びアタることも多いからだ。

以上の記事は「つり丸」2013年8月1日号の掲載記事です。

つり丸 -雑誌のネット書店 Fujisan.co.jp

https://www.fujisan.co.jp/product/3391/new/

雑誌つり丸(マガジン・マガジン)を販売中!割引雑誌、プレゼント付雑誌、定期購読、バックナンバー、学割雑誌、シニア割雑誌などお得な雑誌情報満載!

関連する投稿


ショートロッドで大ダイと勝負! 西川名沖のコマセマダイ(竜一丸)

ショートロッドで大ダイと勝負! 西川名沖のコマセマダイ(竜一丸)

西川名港「竜一丸」は、8月から12月までマダイを狙う。得意としているポイントは、基地としている西川名港前。モロコも多く生息するポイントだけにさまざまな条件が整った海である。今期は、例年どおり8月にイサキ釣りからバトンタッチし、マダイ釣りを開始。開幕直後から順調にマダイがあがっている。


行きも帰りも引き舟で楽々! 富浦沖の夏のボート釣り(富士屋ボート)

行きも帰りも引き舟で楽々! 富浦沖の夏のボート釣り(富士屋ボート)

内房・富浦は房総半島随一のボートフィールドだ。南側には太房岬がありまるで湖のような景色が広がる。シロギスが多いポイントだが、マゴチ、ヒラメの魚影も濃い。


巻きスピードを合わせて数を伸ばせ! 東京湾のタチウオ(こなや丸)

巻きスピードを合わせて数を伸ばせ! 東京湾のタチウオ(こなや丸)

東京湾の人気ルアーターゲット・タチウオが連日好調だ。「このところトップで30本前後、平均でも10本以上という日が続いています。サイズもよく、指3.5本クラスが中心で、4本以上のサイズもよくヒットしています。今日は出ませんでしたが、ドラゴンサイズも連日ヒットしていますよ」とは、千葉・長浦港「こなや丸」進藤通孝船長。


南房のカンパチ五目開幕! 青物の強烈な引きが楽しめる!(源平丸)

南房のカンパチ五目開幕! 青物の強烈な引きが楽しめる!(源平丸)

南房総平砂浦沖に今年もショゴ(カンパチの幼魚)が回ってきた。幼魚とはいえカンパチが狙って釣れる釣り場は貴重だ。しかも最近他エリアではほとんど見かけなくなったカッタクリ釣りで狙えるのも嬉しいところだ。


魚影濃く今後も期待大! 大原沖のショウサイフグ好スタート(敷嶋丸)

魚影濃く今後も期待大! 大原沖のショウサイフグ好スタート(敷嶋丸)

秋の大原の二枚看板といえば、フグとヒラメだろう。まず先陣を切って9月1日に解禁になったのがショウサイフグ。「敷嶋丸」では開幕初日から30㎝級の大型フグまじりで順調なスタートを切った。取材日も釣り開始とともに次々と竿が曲がり、あちこちでフグが抜き上げられた。


最新の投稿


爆発力は計り知れず! トップ2桁釣果もあり! コマセマダイ(忠彦丸)

爆発力は計り知れず! トップ2桁釣果もあり! コマセマダイ(忠彦丸)

8月後半からマダイ、ワラサが好調に釣れている久里浜沖。10月前半の時点では、マダイがまずまずの好調でそれにワラサやイシダイ、イサキなどがまじっている。「これから年内いっぱいぐらいまでは、潮次第でマダイの数釣りが楽しめます。そのほかワラサ、イナダの青物やイシダイ、イサキがまじります」と話す金沢漁港「忠彦丸」の生駒剛船長。


ショートロッドで大ダイと勝負! 西川名沖のコマセマダイ(竜一丸)

ショートロッドで大ダイと勝負! 西川名沖のコマセマダイ(竜一丸)

西川名港「竜一丸」は、8月から12月までマダイを狙う。得意としているポイントは、基地としている西川名港前。モロコも多く生息するポイントだけにさまざまな条件が整った海である。今期は、例年どおり8月にイサキ釣りからバトンタッチし、マダイ釣りを開始。開幕直後から順調にマダイがあがっている。


狙いは3kg級! 激うまトロキンメダイを釣る!(惠丸)

狙いは3kg級! 激うまトロキンメダイを釣る!(惠丸)

「潮が速くてね、上手いこと釣りになるか分からないよ」ちょっと自信なさげなコメントからスタートした新島沖のキンメゲーム。言葉の主は「惠丸」の良川福一船長だ。


仕立ならでは…豪華! ワラサ&キハダリレー釣り⁉︎(昇丸)

仕立ならでは…豪華! ワラサ&キハダリレー釣り⁉︎(昇丸)

かつてこんな夢のような釣りがあっただろうか。ワラサ・キハダリレーだ。朝一番で剣崎沖から城ヶ島沖のワラサを狙い、お土産を確保してからキハダを狙う。


半日船で釣る! 夏休みのファミリーFにもオススメ! LTアジ(黒川丸)

半日船で釣る! 夏休みのファミリーFにもオススメ! LTアジ(黒川丸)

早くも連日30度を超える気温が続き、今シーズンも暑い夏の予感。さ〜、いよいよ待ちに待った夏休み突入だ!! 夏休みの思い出の1ページに、ファミリーフィッシングはいかがだろうか? ファミリーフィッシングの代表的な釣り物が「アジ」だ。


ランキング


>>総合人気ランキング
つり丸定期購読