重量感タップリの乗りを味わったら美味スルメイカのツマミで乾杯


指示ダナの範囲が広いこともある。誘い探って、まずは1杯乗せよう!

3杯掛けにニッコリ!

何杯乗っているのか? 取り込み時はワクワクする!

夫婦でスルメイカ釣りを楽しんだ!

1杯乗ったら、いろいろと工夫して追い乗りを狙おう!

永井名人も、この日は56杯ゲット!

大型スルメイカゲットしました!

墨の洗礼を受けてもニッコリと撮影に協力してくれました。ありがとうございました!

釣れたスルメは、その場で開いて船上干しに!

これからは釣れるサイズが大きくなるので、仕掛けはプラヅノ18㎝で!

揚げ物はビールのツマミにピッタリ! 衣にチーズを混ぜているので、揚げたてはチーズの香りが漂い、チーズ好きにはたまらないぞ!

ツマミに欠かせないのが定番の船上干し! 七味マヨネーズや生姜醤油でいただこう!

今回、取材にご協力いただいたのは、千葉・千倉「千鯛丸」。
ビールのツマミにピッタリな食材がイカ。夏に釣れ盛るイカといえばスルメイカ。身が厚く、定番の船上干しは深い味わいがあり、とても美味だ。このほか塩辛、沖漬けなどさまざまなツマミが楽しめる。そのスルメイカが安定して好釣果が続いているのが南房総エリア。7月前半の時点までは、多くの船がトップ50杯以上を記録し、束釣りを記録する船もある。取材当日も中盤から好調に乗り出し、慣れた人は多点掛け連発。トップは65杯を記録した。「夏のスルメイカは今日(取材当日)のように反応の位置が高く、広範囲に出ることがあります。指示ダナの範囲を誘って、アタリダナを探ってください」と話すのは、千倉「千鯛丸」の鈴木美津男船長。
重量感あるスルメの乗りを楽しんで、美味なスルメのツマミでカンパイしよう!!
スルメイカ仕掛け。ブラヅノ18cmで組んだ直結式かブランコ式

今回取材した千倉「千鯛丸」での使用オモリは120〜150号。潮が速い時は150号、そうでないときは120号というように使い分けている。
そのため、竿は120〜150号のオモリに対応したイカ竿。とくに「直結用」などと表示されるタイプの竿がオススメだ。このタイプの竿は、ブランコ仕掛けの使用にも最適な調子に仕上がっているものが多い。
リールは小型電動を組み合わせるが、とにかくパワーのあるものを使おう。スルメが何杯も乗ると、重量感はかなりのもの。しかも、それでいてグイグイと引く。パワーがないリールでは、巻き上げが止められてしまうこともしばしば。直結仕掛けの使用では、巻き上げが止まってしまうとバラシにつながることもあるのだ。道糸はPEラインの6号前後を300mは巻いておく。
今後は良型主体の釣果が期待できるので、仕掛けはプラヅノ18㎝で組んだ直結式かブランコ式。慣れない人はブランコ式がおすすめ。しかしサバが多い日、また数を伸ばしたいなら直結式がおすすめ。
スルメイカの釣り方。幅広いタナの範囲でアタリダナを探す!

「夏場のスルメは今日(取材当日)のように反応が高く、幅広く出ることがしばしばあります。タナの範囲を探って、アタリダナを探してください」と話す、「千鯛丸」の鈴木美津男船長。
「底付近に反応がありますよ!」というアナウンスがされた時以外は、上のイラストのようにタナの範囲を探っていく。とくに上イラストの右側に示した、落とし込みでタナを探る方法が効率よく有効だ。仕掛けを投入し、指示ダナの上限の手前まで落下したら、ブレーキをかけて仕掛けを落としていく。その途中、イカが仕掛けに触るようなアタリがあったら、仕掛けの落下を止める。その位置から誘い上げていくと乗ることが多い。仕掛けの落下が止められた場合も、その位置から誘い上げていくといいだろう。またブランコ仕掛けの場合は、1杯乗ってもそのまま落としていくのもアリだ。
仕掛けの落下中にイカの触りがなければ、指示ダナの下限まで仕掛けを落としてから、指示ダナの上限まで誘い上げていく。1杯乗ったら、指示ダナの上限までゆっくり巻き上げて追い乗りを狙おう。
基本中の基本だが、巻き上げ時、取り込み時は、糸を弛めないことだ!
以上の記事は「つり丸」2014年8月1日号の掲載記事です。
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当日は乗りが活発。慣れた人は多点掛けを連発! トップは65杯だった!