南房・白浜沖のスルメイカの釣り方&仕掛けご紹介します(早川丸)

南房・白浜沖のスルメイカの釣り方&仕掛けご紹介します(早川丸)

梅雨も明けて一気に真夏モード全開だ! そんな真夏に釣りたいのはやっぱりスルメイカだ。今シーズンは大型が各地で乗り乗り! 日中釣り、夜釣りとズンズン乗せまくろう!


デカスルメが腕をギシギシ言わす。多点掛けを狙って熱くなれ!

白浜沖には広範囲にスルメのポイントが広がる

水深は150mほど

体をのけぞらすほどの重量感。腕がギシギシする。この瞬間がたまらない!

ひょいっと釣りあげる

7月中旬から大型化して一気にヒートアップ。このサイズなら2杯でもかなりの重さだ

取り込みも胸が高鳴る。「3杯、4杯、5杯、まだいるぞ!」。この日、大型ばかり9杯掛けも

スルメイカ釣りはピーカンが似合う

いい日に当たりました!

ベテランは取り込み、再投入の動作がスピーディでムダな動きがない。これがテクニックである

こんな多点掛けができるのも直結の魅力。この日は平均30杯ほど。トップは80杯を超えた

いっぱい釣れました!

プラヅノは18㎝オンリーでいい

旋回中や仕掛けの落下中にイカを開いて干す。夏のスルメはここまで含めて「スルメ釣り」だ

今回、取材にご協力いただいたのは、千葉・洲崎港「早川丸」。

「ずっと小型が多かったけど、急にでかいのが釣れるようになったよね」
洲崎「早川丸」の早川勝巳船長がそう言うように、白浜沖の船上は大型のスルメイカに沸いていた。5杯、6杯当たり前、時に9杯掛けもあって理想的なスルメ釣りが展開されていた。直結用のロッドが重量感一杯にしなり、釣り人の額には大粒の汗が光る。
南房のスルメイカは、他エリアに比べてスタートが遅く、7月に入ってから本格化。そして中旬から大型が目立つようになった。
「白浜沖はポイントが広いよね。だから釣果が安定しているんだよ。洲崎沖もあるし、これから当分の間楽しめるよ」
さて、その釣り方だが、現在はほとんどの人が直結で狙っている。
「触りが取れるようになると釣果が伸びるよ」と船長が言うように、繊細さをも持つようになったスルメイカ。今年こそ本格参戦がおすすめですよ!

仕掛けは18cm一択! 電動はハイパワーを使用。釣り方は直結で。

タックルは、中小型電動リールとスルメ用ロッドを組み合わせる。リールは道糸PE4号300m以上巻けるもので、さらにハイパワーなものを選びたい。
イカは1杯が200gだとして、10杯で2㎏。「2キロなんてたいしたことないじゃん」なんて思うかもしれませんがそれは大きな間違い。
長い仕掛けにイカが10杯付いていたら、それぞれのイカに潮の抵抗がかかる。糸の先にいる2㎏の魚がいくら強い引きだとしても、重量感は比べ物にならないほどイカのほうが大きいのだ。
ロッドはスルメイカ専用のショートロッドが扱い安い。大型がバリバリ乗るようなときは硬め、誘って掛けることが多いときは軟らかめがいい。
仕掛けはプラヅノ18㎝を10本前後。仕掛けと道糸の間に中オモリ、ヨリトリリングなどを入れてもいい。中オモリの役割りは、ツノの動きをよくするのと、取り込みをしやすくしてくれることだ。
プラヅノは18㎝オンリーと考えていいだろう。南房では「ピッカピカ針」や「MDスティックミラー」などに実績が高い。カラーはブルーを中心に、ピンク、ケイムラなどをまぜる。潮の色によってはオレンジ、グリーン系が乗ることもある。また、プラヅノに赤白の糸を巻いたタイプも1本入れておきたい。
水色がよくなるとスルメイカはツノを選ぶと言われる。傷が付いて曇っていたり、カンナが錆びているようなプラヅノは極端に乗りが悪くなるので、キレイで新しいものを使うようにしよう。
幹糸は12から14号程度。ツノの数が10本未満なら10〜12号でもいいだろう。数を増やすにつれて太い糸を使う。15本以上使うような場合は、上のほうを14号、下側を12号というように、太さを変えてもいいだろう。この場合、上ほど太くするのが鉄則だ。
幹糸の長さは、自分の1ヒロよりも少し長めにしておくといい。短いと仕掛けの取り込みが窮屈になり、長すぎるとスムーズにいかない。
一番下のツノとオモリの間はほかの幹糸よりも長めにしておく。こうすることで、バラシも軽減できる。

スルメイカの釣り方。電動ウィングじゃなく竿先を見て掛けていく

ちょっと前の電動直結と言えば、電動を中速にして「ウインウイン」とシャクリながら探って乗せていくのがセオリーだった。しかし、ここ最近はよほど乗りがいいとき以外は、誘いをかけて乗りを見て、掛けていくという釣り方が主流になっている。

●基本の釣り方
スルメイカタナの指示ダナ
「水深150m、120から下」
「水深150m、底から10mぐらいまで反応出てる」
「水深150m、100〜120ぐらいのところに出ているよ」
「水深150m、底付近」
などがおもなアナウンス。

●底反応の場合
着底まで一気に仕掛けを落とす。着底したら糸フケを取り、大きくシャクリを入れる。頭上で止めてアタリがあるかを見る。アタリがなければストンと落として再び大きくシャクリを入れる。仕掛けが10本バリの場合、仕掛けの全長は20m近い。底でシャクるだけで20mほどはカバーできている計算になる。
アタリがあったときは、そのまま竿を持ち上げて軽くアワせてやる。すると竿先がグイグイとお辞儀したようになる。これでまずは1杯は乗った。
乗ったらすかさず電動を入れ、まずはゆっくりめで巻き上げながら、先に乗ったイカを振り落とさないようにテンションをかけて「グイグイ」と上に持ち上げるような感覚で誘いをかける。これで重量が増していくようなら追い乗りが成功だ。その後は中速より早めのスピードで巻き上げていく。

●中層反応の場合
中層に反応があるときは、落とし込みでイカの触りを見ることでタナを察知する。船長からあった指示ダナの層に入ったら竿先を注視。道糸がふわっとしたり、竿先が微かに動いたときなどは落ちてきたツノを触った証拠だ。これを察知できると一気に上達する。
触った場所でストップして、そこから底での釣り方と同じように誘っていく。
イカの群れの移動が早い場合は最初に触ったタナでスタート。これは移動に間に合わせるためだ。広く群れがいて移動が早くないときは、その下のタナから探っていくと、しっかりと広いタナ分に仕掛けを入れることができ、より多点掛けのチャンスが生まれるのだ。

以上の記事は「つり丸」2015年8月15日号の掲載記事です。

つり丸 -雑誌のネット書店 Fujisan.co.jp

https://www.fujisan.co.jp/product/3391/new/

雑誌つり丸(マガジン・マガジン)を販売中!割引雑誌、プレゼント付雑誌、定期購読、バックナンバー、学割雑誌、シニア割雑誌などお得な雑誌情報満載!

関連する投稿


釣りたてカマスに金アジ! 内房・金谷沖のグルメリレー(さえむ丸)

釣りたてカマスに金アジ! 内房・金谷沖のグルメリレー(さえむ丸)

夏の金谷の風物詩、カマス・アジのリレー釣りが始まった。金谷港「さえむ丸」では、カマスはトップ30匹前後と好釣果が続いている。カマスのサイズは平均30㎝の良型、食べるにはちょうど良いサイズがそろっている。


好調継続中のヒラメ! 楽しみながら大物を迎撃しよう!(隆正丸)

好調継続中のヒラメ! 楽しみながら大物を迎撃しよう!(隆正丸)

関東でいち早く解禁し、開幕ラッシュを決めた飯岡沖のヒラメが、3ヵ月が経とうとしている現在も好調をキープ! ほぼ船中ボウズなしで帰港する日が続いている。


南房・乙浜沖で絶品オニカサゴを狙ってみよう!(真寿海丸)

南房・乙浜沖で絶品オニカサゴを狙ってみよう!(真寿海丸)

オニカサゴが冬の釣り物だと認識している釣り人が、ひょっとしてまだいるんじゃないだろうか? 鍋にして食べると旨いオニカサゴだから、冬の釣り物というイメージが着いてしまっている感がある。


脂ノリノリの金ピカアジばっかり! 東京湾のアジの釣り方(こなや丸)

脂ノリノリの金ピカアジばっかり! 東京湾のアジの釣り方(こなや丸)

東京湾のLTアジはここ最近、不調という話を聞かない。水温が低下する2~3月でさえ浅場で食いが続き、いまや年中絶好調な釣りと言えるだろう。LTといえどもサイズが良く、脂の乗りはバッチリで、最も人気の高い釣りと言っても過言ではないだろう。


中小型が多い時期でもとにかく狙いは大ダイ! (LT広布号)

中小型が多い時期でもとにかく狙いは大ダイ! (LT広布号)

秋のマダイ釣りは、中小型の数釣りが楽しめるシーズン。外房・大原沖のひとつテンヤマダイも8月に入ると水深10〜20mの浅場で中小型主体に数釣れる日が多くなっている。そして、それに大ダイ、中ダイがまじっているのだ。


最新の投稿


猿島沖〜第二海堡沖のアジが絶好調! ファミリーにも(村上釣舟店)

猿島沖〜第二海堡沖のアジが絶好調! ファミリーにも(村上釣舟店)

残暑がまだまだ厳しい9月。新安浦港「村上釣船店・千代吉丸」の半日アジ船がオススメだ! 新安浦港の目の前の猿島周辺から第2海堡沖あたりがポイントとなるので、航程約10〜20分と至近距離なのがうれしい。


釣りたてカマスに金アジ! 内房・金谷沖のグルメリレー(さえむ丸)

釣りたてカマスに金アジ! 内房・金谷沖のグルメリレー(さえむ丸)

夏の金谷の風物詩、カマス・アジのリレー釣りが始まった。金谷港「さえむ丸」では、カマスはトップ30匹前後と好釣果が続いている。カマスのサイズは平均30㎝の良型、食べるにはちょうど良いサイズがそろっている。


魚影バツグン! 東京湾のタチウオ、今年もイケそう!(小川丸)

魚影バツグン! 東京湾のタチウオ、今年もイケそう!(小川丸)

すっかり夏の東京湾の釣り物として定着したタチウオ。昨シーズンが冬場までずっと釣れ盛っただけに、今季を危ぶむ声もあったがどうしてどうして。


上越沖のオキメバルは良型の数釣りが魅力だ!(第三いしなぎ)

上越沖のオキメバルは良型の数釣りが魅力だ!(第三いしなぎ)

新潟の夏は高温多湿。そんな厳しい状態であってもこの時期上越地域で非常に人気が高いのがオキメバル釣りである。


高級根魚が好シーズン! アカハタ&カサゴの釣り方&仕掛け(達丸)

高級根魚が好シーズン! アカハタ&カサゴの釣り方&仕掛け(達丸)

東伊豆・伊東港「達丸」では、ゴールデンウイーク後からアカハタ・カサゴ狙いで本格的に出船している。「水温が上がって、ようやくアカハタが数釣れるようになってきました。カサゴはずっと好調です。アカハタもカサゴも、エサ釣りでも、ルアーでも狙えます」とは「達丸」の渡邉達也船長。


ランキング


>>総合人気ランキング
つり丸定期購読