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銭州のムロアジ泳がせ釣り&五目釣りのタックルをご紹介(龍正丸)

銭州のムロアジ泳がせ釣り&五目釣りのタックルをご紹介(龍正丸)

伊豆半島の先端・石廊崎から南に75㎞。神津島からは南西36㎞に位置する絶海に、突如、頭を出す岩礁群がある。そう、その場所こそ、釣り人なら誰もが一度は訪れたいと思う魚の宝庫〝銭洲〟。字の如く、ここまで来れば銭(お金)になる大物、そして高級魚が獲れると漁師たちが命名したエリアなのだ。

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大物の魅力と極上の五目釣り! 泳がせ五目も夢を叶えるなら今だ

強い引きだ! さて何がヒットしたのか?

なんと! 顔を出したのは大型マハタだ

8kgクラスのマハタをゲット!

ナブラ狙いでは良型のキハダが掛かった

少し小ぶりだけど食べるにはちょうどいいサイズかも

釣れたてだから刺身が絶品だね

まさに魚の宝庫!

これが銭州のキハダだ!

良型カンパチゲット!

今夜はコイツをアテに一杯やろうかな

銭州はいろんな魚が釣れるから楽しいね

仲乗りの渡辺和斗さんが、全てを見てくれるので、ビギナーでも安心して乗船できます!

初めての遠征釣りで全員釣果を得たグループ

今回、取材にご協力いただいたのは、静岡・下田港「龍正丸」。

10㎏オーバーはもちろん、20、30㎏クラスの大物。そしてアオダイやウメイロ、オナガダイなどの高級魚たちがひしめく大物釣りの聖地・銭洲に、夏を告げるムロアジの泳がせシーズンが到来。五目釣りのスイッチも入ってイッキに盛り上がっている。
「数日前までは、潮が動かない状態で、どれも食いが悪かったんだけど、ここ何日かで水温が上昇。潮色もだいぶ良くなってポツポツと食いだしたから、今日あたりから本格化するかも…と頭に描いていたけど、本当、ナイスタイミングで取材にきたよね。青物も五目も、これだけの釣果が残せたら夏場のパターンに入ったと言ってもいいんじゃないかな」と話す、下田港「龍正丸」のキャプテン・鈴木豊船長の声だ。
良型のカンパチが釣れたのは、実績のある〝南千波〟。去年同船で74㎏の超大型が釣れた場所だ。
この時期は、最初に島周り(ネープルス周辺)でムロアジを釣って、生きエサを確保。今回は、青物の反応があったので、そのまま泳がせを敢行したが食いがイマイチ。そこで船長は、潮具合を見計らって移動。見事に結果を出したのだ。
「この島周りにムロアジの幼魚・チビムロが集まり出すと、カンパチやヒラマサの5㎏前後までが良く釣れて、一層、盛り上がるんだけどね。ま、それは時間の問題かな」と船長が展望を語りながらニッコリ微笑んだ。
釣行時の基本として覚えておきたいのが、銭洲エリア全体を通して海底の起伏が本当に激しいことがある。泳がせでは、タナを上げながら誘うのがセオリーとなる。
一方の高級五目は、タナがやや高めの指示で釣ることになる。
「底周辺にいるエサ取り対策もあるよね。よく五目も銭洲用の道具が必要なんですか? と聞かれるけど、そんなに敷居は高くないから安心して。ビシ100号が背負えるタックルで楽しめるので、気楽にエントリーして欲しいよね」と話す、船長。
ちなみに五目のハリスは、最低でも6号を使用すること。銭洲では、何がヒットしてくるかわからない魅力があり、カンパチだって狙えるのだ。
泳がせ釣りでの大型青物、そして高級五目釣りが同時に楽しめる銭洲。釣行するなら高活性モードで凪ぎも良い、今が最適。遠足気分で遠征して、この夏の想い出作りをしてみませんか?
遠征船には泳がせ用のレンタルタックルも充実していますからね!!

銭州用タックル。銭州を満喫するなら、3種のタックルを用意しよう

ビギナーや初心者に銭洲のイメージを聞くと、やはり、泳がせで一発大物狙い! となるが、実は通っている釣り人のほとんどが、「解禁直後はシマアジ。ウメイロやアオダイ、オナガダイなどの高級魚がいたる所で釣れるエリアだからね。お土産も欲しいじゃない」との理由で、泳がせだけでなく、エサ釣りでの五目の支度をきちんと整え、各銭洲遠征船もそのニーズに合わせ、お土産確保の時間を取っている。つまり、いまや五目釣りとセットで楽しむ場所となっているのだ。
では一体、どんなタックルを準備すれば良いのか? 
「構えることはないよ。普段近海で使用しているもので、ビシ100号が背負える7対3〜6対4調子か、腰が強目のマダイロッドと中型電動リールのコンビでOKだから」と話す、豊船長。
その昔は、ワラサタックルが良いといわれていたが、近年のタックルの進化で、ワンランク落としたもので十分となったのだ。
道糸はPE5号前後を300m巻いておくこと。仕掛けは、ウイリー2本+カラバリ1本の3本バリが主流で、ハリス6〜8号4.5mが基本。マダイなどを狙う場合は6mを状況で使い分ける。
付けエサはオキアミが万能だが、これからの時期はエサ取りが多くなるのでイカタンやバイオベイトもバッグに忍ばせておくと有利になる。
一方の泳がせ用タックルは、専用竿かスタンディングロッドと呼ばれるワンピースタイプとドラグ力(最低でも25㎏は欲しい)のある両軸リールの組み合わせを推奨している宿が多い。なお、相模湾のキハダ用の電動リールもスペック的には流用が効くのでお知らせしておこう。
リールに巻く道糸はPE8号以上で、こちらも300m。仕掛けは、ハリス20〜60号1.5〜2mを10号刻みの太さ別で各種用意。太さは、狙う魚の大きさとベイトの大きさで変えていくが、夏場のチビムロパターン時は、20〜30号がメインとなる。食ってくる青物(カンパチ)のサイズが5㎏前後とやや小振りになるからだ。
夏場は、現場で釣ったムロアジがエサとなるので、これを釣る道具も欲しいところだ。五目で流用する場合は必要ないが、8月になると小型のムロアジ(通称チビムロ)が主体となり、五目だと少々オーバーパワーで釣りにくくなる。ズバリ、ライトタックルでベイトを確保しよう。
具体的には、ゲームロッドに小型両軸リール。道糸はPE1.5〜2号。ビシも40号を用い、チビムロ仕様の市販のサビキ仕掛けを購入し、確実にムロアジをキャッチして泳がせ釣りに挑もう!

カンパチ&ヒラマサの釣り方。泳がせ釣りはチビムロパターンへ!

例年、8月の声を聞く頃になると、銭洲の名礁ネープルス周りに体調20㎝未満の小型ムロアジ・チビムロが回遊し、カンパチの特エサとなるので、まずは釣り方を簡単に紹介しよう。
チビムロは通常、水面下10m以内の浅場を回遊するので、まずはビシを沖目に投入。なるべくそのレンジ内を長く(斜め引きで)誘えるよう演出をするのだ。
その後、ビシが10mまで沈んだら、50㎝間隔の小刻みなシャクリを入れつつ、サビキを巻き上げる。イメージはコマセの煙幕の中にサビキを入れる感じだ。
通常はこれで難なく釣れるが、取り込みをソフトに行わないと、口切れなどで逃げられてしまうので注意しよう。
ベイトを確保したら、いよいよ泳がせ釣りの開始だ。
チビムロの鼻の固い部分にハリを刺し、船長の合図で、底まで仕掛けを落とす。なお船長はカンパチの反応を捕らえ、絶妙なタイミングで合図を出すので、遅れないようにすること。
銭洲は根がキツイので、仕掛けが着底したら、素早く糸フケを取り、そのまま1〜2m聞き上げること。その後、5秒くらいチビムロの動きをチェックし、暴れなかったらさらに1m誘い上げ、同様に動きを確認。トータル10m近くまで探ったら、再度、仕掛けを海底まで落とし込み、同じように誘い上げを繰り返す。
誘い上げの途中で、竿先がブルブルと震えるようなアクションが起きたら、それはチャンスの合図だ。
チビムロがカンパチにロックオンされて、逃げ回っている証なので、まずはその場で仕掛けをステイさせること。反応が大きくならない場合は、仕掛けを送り込んだり、ゆっくり持ち上げたりして誘ってみる。ここでガタガタと竿先が暴れ出したら、カンパチが食いついた証拠だ。そのまま大きく引き込みがあるまで我慢して、完全に竿先が海面に入ったら、しっかりフッキングを行い、ファイトに入ろう。
銭洲は比較的浅場で泳がせ釣りが楽しめる場所。ゆえに魚が元気。起伏が激しい根が多く、ここで糸を出されては、ラインブレイク必至なので、ドラグを強めに締めておき、最初の走りを止めて、強引に根から魚を離すこと。
その後は、小刻みなポンピングで魚を寄せて、タモ入れに持ち込もう!

五目釣りの解説。五目は誘い上げるイメージで勝負してみよう!

五目釣りのイメージは、一般的なマダイのコマセ釣りと同じでいいが、銭洲は潮通しが良いのが特徴なので、その辺を頭に描きながらコマセワークなどを行うようにしよう。
通常はイラストのように、船長の指示ダナからハリスの長さ+1〜2mビシを落とし、仕掛けが馴染んだ頃合いを見て、コマセワークに入る。
基本は、船長がアナウンスする指示ダナまでの間に3回程度、大きくコマセを振り出し、付けエサとコマセを同調させながら指示ダナまで持っていくのだ。
その後は、指示ダナで2〜3分アタリを待ち、反応がない場合は、再度、ビシを落とし込んで同様に探り、アタリがなければ回収。コマセを詰め直して改めて探ろう。
なお、ウイリー仕掛けを使う場合は、ハリスの長さ+1〜2mビシを落とした位置から、50㎝刻みでシャクリ入れて指示ダナまで探ること。この時、メリハリを付けるのが肝心で、シャクった後に、必ずポーズを入れることを忘れないように。魚に食わせの間を与えるのだ。
ちなみに、速潮時は、指示ダナでビシを止め、船の上下動だけでコマセをポロポロと出す方法もあるので試してみること。 
銭洲のポイントは、全体を通して比較的水深が浅い場所が多い。五目釣りではタナが高目となることも覚えておくこと。

以上の記事は「つり丸」2016年8月1日号の掲載記事です。

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