沖釣り専門誌『つり丸』が徹底取材した釣果報告、仕掛け、タックル、釣り方、魚の生態、グルメコラムを中心に配信する釣り情報サイト

カモシ釣りヒラマサ&マダイの仕掛けをご紹介します(作栄丸)

カモシ釣りヒラマサ&マダイの仕掛けをご紹介します(作栄丸)

昨年に続いてカモシ釣りで伺ったのは「作栄丸」。昨年の取材時には10㎏級のヒラマサが三連発という驚愕の釣りを体験した。今年もヒラマサは好調に釣れているとのこと、大型ヒラマサの期待を胸に行川港へと向かった。


今季ヒラマサ&マダイ乗っ込みも大型揃いでダブルで楽しめるぞ!

強烈な引き!大型ヒラマサもいるので油断はできない

この日は戦中2本だったが、船中2ケタ釣果もあるぞ!

今回の本命ヒラマサゲットだ!

マダイも大型のチャンスだ

エサはイカの沖漬け…ヒラマサが飲兵衛ならいいが

今回、取材にご協力いただいたのは、千葉・浜行川港「作栄丸」。

取材に伺ったのは5月26日の土曜日。3日前の23日には8人で11本のヒラマサが上がっている。ハリス切れなどのバラシも数回あったようだ。勝浦沖の春ヒラマサといえば、以前は比較的小ぶりが多かったが、潮流の変化のせいか近年は秋の最盛期のような大型も釣れている。
出船前には渡辺弘一船長が初心者へカモシ釣りのレクチャーをする姿が見られた。この日は6人、潮が速いとのことで定員8名のところをあえて人数を抑えての出船となった。オモリは150号を使うとのこと、持ってない人には船のオモリが配られた。
カモシ釣りのポイントは行川沖から勝浦沖、御宿沖と広範囲に渡るが、いま釣れているのは御宿沖で三本松と呼ばれる場所。広大な瀬に多くの根が点在し、大型ヒラマサやマダイが居着く、カモシ釣りの代表的なポイントだ。
指示ダナは海面から25ヒロ。カモシ釣りではハリスの長さ、太さでヒラマサとマダイを狙い分けるが、朝はみなヒラマサ狙い。私も8号4ヒロの仕掛けにイカエサで開始だ。
ヒラマサ狙いにはイカエサが良いが、前日に釣具屋に行ったところ冷凍イカは売り切れ。仕方ないので冷凍庫に眠っていたムギイカの沖漬けを持ち込んだ。もちろん自分のために作った酒の肴だ。生イカよりも断然旨い自負はある。ヒラマサもきっと気にいってくれるだろう。

カモシ釣り仕掛けを紹介。仕掛けを切り替えるには船上で結び直す

釣り始めると渡辺弘一船長が言っていた通り、いやそれ以上に潮が速い。今年一番の激流だそうだ。真潮が流れるのはヒラマサにとって好条件だが、これだけ速いと船はすぐにポイントを外れてしまう。船長はまめに潮まわりを繰り返すが、仕掛けを下ろしている時間と潮まわりの時間がほぼ同じと効率が悪い。
しかし、そんな悪条件でも常連さんはヒットさせた。竿をひん曲げる強烈な引きはヒラマサならでは。やり取りの末、タモに収まったのは5㎏のヒラマサだった。
3日前には11本のヒラマサが上がったが、今日はアタリは少ない。エサの沖漬けにはでかいサバばかりが食ってくる。ヒラマサよりもサバに好かれてしまったか?
時間も少なくなってきたのでハリスを伸ばしてマダイ狙いに切り変えようか、と思っていたところ穂先にバタバタしたアタリが出た。食ったか? と思う間もなくズドン! と竿先が海面に突っ込んだ。
キーパーから外し、竿を起こすと強烈な突っ込みで竿が伸された。ドラグからは糸がずるずると出ていく。魚の疾走が止まったら竿を立てて魚の頭をこちらに向け、リールをガンガン巻いて寄せる。魚が反転したら竿の弾力とナイロンの伸びで疾走を耐える。
楽しい! 興奮して脳内にはアドレナリンが駆け巡っているだろう、ヒラマサ釣りがやめられないのはこの強烈な引きにある。
テンビンが見えてきた、オモリを取ろうとすると、隣から「もっと巻いて!」の声。そうだった、カモシ釣りでは竿先までテンビンを巻いて、ヒラマサが走ったときにハリスを離せるようにするのだった、忘れていた。
ハリスを手にした。銀色に輝く魚体が水中に見えた。しかしここからが油断できないところ、船影に怯えたヒラマサは最後の全力疾走を試みる。指先をドラグにして糸を出し入れしながら、じわじわと魚が弱るのを待つ。魚が横向きになったところがチャンス、円を描くようにタモに誘導する。大型のタモに魚が滑り込んだ。
ほっとして体から力が抜けた。ドサリ! とタモから落ちたのは5.4㎏のヒラマサだった。この一本で大満足! 笑顔で船長にガッツポーズを送った。
その後、常連さんが4.5‌㎏のマダイを釣り上げる。バラシもあり、この日に上がったヒラマサは2本のみだったが、潮が最悪の日だっただけに仕方ない。翌日は潮が直り釣果復活、13回ヒットで9本のヒラマサが上がり、最大は8.4㎏の大型だった。
今年のカモシ釣りは好調なスタートを切ったようだ。
6月になれば乗っ込みの大ダイも好機に入り、ヒラマサとの両狙いが楽しめる。
カモシ釣りは大物狙いの釣りだが、未体験の人でも大丈夫。大型のチャンスも十分ある。まずは貸し道具でチャレンジしてみては。

以上の記事は「つり丸」2018年7月1日号の掲載記事です。

つり丸 -雑誌のネット書店 Fujisan.co.jp

https://www.fujisan.co.jp/product/3391/new/

雑誌つり丸(マガジン・マガジン)を販売中!割引雑誌、プレゼント付雑誌、定期購読、バックナンバー、学割雑誌、シニア割雑誌などお得な雑誌情報満載!

関連する投稿


1人20枚オーバーも! 銚子沖のヒラメは食いが超活発!(福田丸)

1人20枚オーバーも! 銚子沖のヒラメは食いが超活発!(福田丸)

銚子沖のヒラメが絶好調だ! 6月に解禁した銚子沖のヒラメ釣り、今期は8月のお盆過ぎから数が出だし、外川港の「福田丸」ではトップ2桁当たり前、ひとり20枚を超す驚きの釣果も出ている。この時期の、いわゆる夏ビラメはアタリが多く数釣りできるのが魅力だ。


沖の深場と近場の浅場を釣り分ける! 大原沖ヒラメ仕掛け(力漁丸)

沖の深場と近場の浅場を釣り分ける! 大原沖ヒラメ仕掛け(力漁丸)

タックルと仕掛け。竿は80号のオモリに対応したヒラメ専用竿、またはゲームロッドなどの5対5〜7対3調子。長さはヒラメ専用竿なら2.5〜3.6m、ゲームロッドなら2〜2.4mぐらい。リールは小型電動、または手巻きの中小型両軸。これに道糸はPEラインの2〜4号を巻いておく。


今シーズンから9月解禁! 大原沖の良型ヒラメをゲットだ(力漁丸)

今シーズンから9月解禁! 大原沖の良型ヒラメをゲットだ(力漁丸)

ヒラメファンが待ち焦がれる解禁日。大原沖では今年から9月1日が部分解禁、10月1日に全面解禁と2回に分けての解禁となった。そして、今年の調子を占う意味もある9月1日の解禁初日、大原港「力漁丸」では最高のスタートダッシュを見せた。


秋の銭州はカンパチ&ヒラマサ狙い! ウメイロも(南伊豆忠兵衛門丸)

秋の銭州はカンパチ&ヒラマサ狙い! ウメイロも(南伊豆忠兵衛門丸)

今期の銭洲は空前のカンパチラッシュでにぎわっているが、相手は魚、潮の流れ方や水温によって日ムラは否めないのも確かだ。しかし、この秘境にいけば、必ずといっていいほど、高級魚が釣れる。大物釣りの聖地を呼ばれる所以はここにある。


フラッシャーサビキ五目からのオニカサゴ仕掛け&釣り方(勝丸)

フラッシャーサビキ五目からのオニカサゴ仕掛け&釣り方(勝丸)

使用するFサビキ仕掛けは、外房用の一般的なものでOKだと陽平船長。推奨しているのは、先糸および幹糸が6号(フロロカーボン・以下同)でエダスが4号の8本バリ。枝長13㎝で幹間80㎝の全長7.2m。ハリは丸セイゴ13号にピンクとホワイトのフラッシャーが交互に巻かれているものとなる。


最新の投稿


茨城・平潟沖のマダラ開幕! 身肉が旨くて白子も魅力(第十五隆栄丸)

茨城・平潟沖のマダラ開幕! 身肉が旨くて白子も魅力(第十五隆栄丸)

関東最北端の港、茨城県平潟港に今年もやってきたマダラの季節。9月1日、今や多くの深場釣り師の間で常識となった「マダラは夏は身肉、晩秋以降は白子が魅力」を知らしめた「第十五隆栄丸」の鈴木和次船長.


東北のヒラメパラダイスへようこそ! 大型狙いで坊主なし(大海丸)

東北のヒラメパラダイスへようこそ! 大型狙いで坊主なし(大海丸)

仙台湾の秋を代表する釣り物といえばヒラメ。初夏のシーズンインから初冬まで続き、秋が最盛期となる。特に南部の亘理沖はヒラメのポイントが水深20〜50mのラインに広がり、ベイト豊富で魚影は抜群。塩釜や名取閖上の釣り船も、ヒラメ釣りには亘理まで走ってくることもある。


【カワハギ専用ロッド】ステファーノSSは高感度&軽量!(シマノ)

【カワハギ専用ロッド】ステファーノSSは高感度&軽量!(シマノ)

シマノからカワハギ専用ロッド「ステファーノSS」が発売されました。カワハギ釣りのマスト条件である「高感度」「軽量」はステファーノシリーズから踏襲。最新のカワハギ釣りに対応する3アイテムが登場。


1人20枚オーバーも! 銚子沖のヒラメは食いが超活発!(福田丸)

1人20枚オーバーも! 銚子沖のヒラメは食いが超活発!(福田丸)

銚子沖のヒラメが絶好調だ! 6月に解禁した銚子沖のヒラメ釣り、今期は8月のお盆過ぎから数が出だし、外川港の「福田丸」ではトップ2桁当たり前、ひとり20枚を超す驚きの釣果も出ている。この時期の、いわゆる夏ビラメはアタリが多く数釣りできるのが魅力だ。


沖の深場と近場の浅場を釣り分ける! 大原沖ヒラメ仕掛け(力漁丸)

沖の深場と近場の浅場を釣り分ける! 大原沖ヒラメ仕掛け(力漁丸)

タックルと仕掛け。竿は80号のオモリに対応したヒラメ専用竿、またはゲームロッドなどの5対5〜7対3調子。長さはヒラメ専用竿なら2.5〜3.6m、ゲームロッドなら2〜2.4mぐらい。リールは小型電動、または手巻きの中小型両軸。これに道糸はPEラインの2〜4号を巻いておく。


ランキング


>>総合人気ランキング
つり丸定期購読