「プルプルッ」というアタリが楽しい! 胴付き仕掛けに初めてチャレンジ!


竿先に集中!

サイズのいいシロギスをゲット!

後半は胴付き仕掛けにチャレンジした。船長に教わったとおりに誘う!

これからおもしろくなるシロギス。食べても美味しいので、ぜひ釣りに行こう!

この日は良型が多かった!

この日の午前船のトップは25匹!

仕掛けはテンビン式、または胴付き式のどちらもOK

今回、取材にご協力いただいたのは、神奈川・金沢八景「荒川屋」。
午前船は7時半出船。駅から徒歩5分なので、電車でも余裕で間に合います。レンタル充実なので、手ぶらでもOK。車の場合は船宿さんの前で荷物を降ろし、駐車場の場所を教えてもらいます。
中2階で受付をしたら、下の船着き場に降りてタオル、水汲みバケツ、氷を受けとり船へ乗り込みます。初心者は出船前に船長からレクチャーを受けられるので、早めに行きましょう。初心者歓迎の船宿さんなので、教え方もとっても分かりやすいですよ。
「このところシロギスはシビアで動かしすぎはよくないよ。誘ったら食わせの間をつくることが大切。船が引っ張るぶん、時にはラインを出して仕掛けが動きすぎないようにコントロールしてね。メインは待つ。オプションで誘うくらいの感覚がいいと思うよ」と話す、山下光昭船長。
毎日釣りを見ている船長の現状をふまえたアドバイスは、初心者以外の方も参考になるはず。
7時半に出船し、20分ほどでポイントに到着しました。港ではちょうどよく思った気温も、沖へ出ると肌寒い。上着1枚持っていくと安心ですね。
シロギスの仕掛け。サルカンをつけておくと状況を見てすぐに胴付きに変えられるのでオススメ

竿はシマノ「ベイゲームKISU M180」と「H175」を持っていきました。柔らかいと投げる時のコントロールが難しいそうなので、「H175」にしました。
最初はテンビン仕掛けをセット。サルカンをつけておくと、状況をみてすぐに胴付きに変えられるのでオススメです。
エサはアオイソメ。頭を切ってから通し刺しにして、人差し指か中指の長さでカットします。「時間かかってもていねいに美味しそうにつけた方がいいよ」と山下船長。
上からのキャストは禁止なので、下からキャスト。船にぶつけないように気をつけて投げると…、なぜか左にいっちゃいます。手を離すタイミング難しいなぁ。
着底したら糸フケを取り、ちょっと待って聞き上げて、聞き上げた分巻いてちょっと待ってを繰り返す。何度かやっていると、「プルプル」っとアタリ。「あんまり引かないなぁ」と思ったらイトヒキハゼでした。最初からアタリがある釣りは気分が良いですね。
トモでは、1投目からシロギスが釣れていたので期待が高まります。
ワクワクしながらイソメを付け替えて2投目。アタリなく回収して3投目。プルプルとアタリ。先ほどよりも引きます。ゆっくり巻き上げてくると本命シロギスでした。綺麗な色ですね。
5匹釣ったところで、周りの人が胴付き仕掛けで釣果を出していたので仕掛けをチェンジ。潮が流れてない時は、胴付き仕掛けの方がハリスが自然に漂っていいそうです。
胴付き仕掛けでのキス釣りは初めてで戸惑っていると、
「着底したら糸を張って弛ませてを5回くらいしてアタリを待って聞き上げて! またシェイクして待ってという誘いもしてね。誘う時は竿の角度を水平から上にしておくと、急な大物にも対応ができるよ」と船長が教えてくれました。
教えてもらった直後にさっそく「プルプル」とアタリ。本命シロギスでサイズアップ! 9時半にはツ抜け達成できました。
「朝は誘うと食ってきたけど、今は動かさない方がいいですね」と左舷に乗っていた男性。
言われてみると確かにそうかも。常に変化を気にして、意識的にいろいろ試していくのが釣果アップのコツなんですね。
初めて釣りに挑戦した女性は「こんなに釣れると思わなかったのでいっぱい釣れて楽しい」と笑顔。イソメも自分で付けて黙々と頑張っていました。
梅雨から夏にかけてが旬と言われるシロギス。釣果が安定していて美味しいこの時期に、是非釣りに行ってくださいね!
以上の記事は「つり丸」2018年7月1日号の掲載記事です。
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出船前、山下光昭船長に釣り方を教わる