夜タチウオを釣るっきゃナイト! と気合充分で乗り込んだのだが、幽霊魚たるタチウオの本領発揮となってしまった


明るいうちはルアーが有利だという。

ルアーローテーションすることが大切。ジグは各種多めに用意しよう。

ぼくにも釣れたよぉ〜!

湾内あちこちで集魚灯が点灯する沼津沖。

エサ釣りと同船スタイルをとることが多い。ルアーアングラーはエサ釣り師のデータを参考にしよう。

ジグヘッド&ソフトルアーの組み合わせで食い渋り時に釣ってみたい。

今回、取材にご協力いただいたのは、静岡・静浦港「勘栄丸」。
駿河湾のナイトタチウオゲームが盛り上がりをみせている。
「7月下旬から狙い始めたかな。大型もけっこうまじるけど、群れ次第でバラバラだね。ルアーの場合は早い時間帯に食うことが多いから、気合を入れて最初から飛ばしたほうがいいよ」
とは静浦港「勘栄丸」の伊藤淳一船長。船長の言葉通り、6〜7本クラスがまじることもあれば、小型ばかりが連発することもある。しかし、数はある程度はまとまる、そんな状況が続いていた。
この目で確かめるべし、と8月中旬、船上の人となった。ポイントは静浦港からほど近い牛伏沖。水深は50m弱。明るいうちに釣っておけ、という情報は耳に入っていたのだろう、早いもの勝ちとばかりにルアーマンはやる気満々だった。
しかし、この日は幽霊魚たるタチウオの本領発揮となってしまった。明るい時間帯はあっさり過ぎ去り、終始ポツポツの拾い釣りで終わってしまった。前日はトップで30本以上を記録していたが、取材当日はエサ釣りの人こそ同数を記録したがルアーマンはおよそ半分。ソフトルアーを駆使してタチウオを引きずり出した腕達者がトップ釣果を記録した。
相手は乱高下は当たり前のタチウオ。逆に言えば悪いときばかりは続かない。胸のすくような入れ食いもあるはずだ。駿河湾の夜タチウオシーズンはまだまだ続く。
以上の記事は「つり丸」2012年9月15日号の掲載情報です。
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日が暮れて、いよいよ本格的な戦いが始まる。