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発祥の地で釣る! イカメタルゲームの釣り方(ディープオーシャン)

発祥の地で釣る! イカメタルゲームの釣り方(ディープオーシャン)

沖釣りのイカメタルゲームを普及させた張本人が福井茱崎港「ディープオーシャン」の浜野秀夫船長だ。各メーカーの製品開発者たちが足繁くこの船宿に通い、多くのメタルスッテや専用ロッドが生み出された。

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カカリ釣りなので15号までのメタルスッテでボトム攻略しよう!

イカメタルゲーム発祥の海は、ケンサキイカのストック量はピカイチ!

水中のなかはさまざまな生き物たちでにぎわっている

ソナーはこのとおり

いよいよ暗くなってからが本番。イカの群れの第1陣が回遊してくると一気に釣れ始まる

群れが回遊してくるとこのとおり、同時に何人もの釣り人の竿が曲がる

一荷ヒットもしばしば

電気が効いたら爆乗りスタート!

緑赤帽子のスッテが定番カラーだ

メタルスッテはもちろん直ブラのスッテにもよく乗る

越前沖ではボトム中心の展開が継続中。タナが分かりやすいのでそれだけ誰にでも手軽に楽しめるということ

釣れたては沖漬けにしても美味しいね

勢いよく水しぶきが飛ぶ!

ダブルで本命ゲットだ!

こちらも一荷

大きめのクーラーとトレイを持参してきれいに持ち帰ろう!

100杯釣果のアリ!

メタルスッテのメインサイズは、12〜15号

アカイカの群れが濃い越前沖では、アンカーを打ってのカカリ釣りだ。そのため、メタルスッテのサイズは重めの12〜15号を使用する18号以上はオマツリの原因になるため使用は不可。スッテも2本まで

今回、取材にご協力いただいたのは、福井・茱崎港「ディープオーシャン」。

「今年は例年より1ヵ月も早くケンサキイカが開幕しました。ポイントは越前岬沖水深40m前後ですが、そこのちょっと沖の深場ではムギイカが絶好調でいつもとは異なるスタートになってます」
ここの最大の魅力は、ケンサキイカの超一級ポイントが港から航程10分ほどという至近さ。その地の利をいかして、18出船と23時30分出船の2便制でイカメタルゲーム専門乗合を出船中。
釣果はホームページにアップされないことが多いが実際には半夜で一人100杯超えもめずらしくない。
「とにかくうちではイカメタルゲームを楽しんでもらいたい。釣果は二の次。いろいろと試してみてください」と話す、浜野船長。
越前沖はアンカーを打ってのカカリ釣りだ。だから、メタルスッテは12〜15号と重めがメイン。ボトム周辺を攻略することがカギとなる。
例年であれば7月半ばから始まるターゲットなので8月はシーズン半ばだが、今期は8月はハイシーズンなのでぜひ、イカメタルゲーム聖地の釣りを体験してみてほしい。

イカメタルタックル紹介。スッテのサイズはエリアによって異なる

最新LTのイカメタルゲームは、メタルスッテと枝スに出すスッテ2本で釣るLTゲーム。
たくさん釣りたいからスッテを3本4本にしようという考えはタブー。スッテ2本以内だからこそ、手返しも早くなり、数を釣ることが可能になる。さらに、より繊細なアタリを捉えることが容易になり、ビギナーからベテランまで誰にでも楽しめる釣法であることを確認しておこう。
まずはロッド。
今期は専用ロッドが各メーカーから出揃った。たくさん種類があるとなにを選んでよいか迷う迷う人も多いだろう。
スッテをバリバリと動かすための硬めのティップのものとスッテをあまり動かさず静かに釣るための軟らかめのティップのものの2タイプがイカメタルロッドの特徴である。よって、理想はその2タイプを状況に応じて活用すること。
スピニングとベイトとあるが、最近はベイトタックルが主流になりつつある。
その理由はズバリ! タナがとりやすいこと。ベイトリールは水深が分かりやすいデジタルカウンター付きがメインになっており、中層を狙うときにとても釣りやすいから。
もちろん、ラインの色で水深を見分けるスピニングでもよい。このスピニングにもメリットはある。
仕掛けをカンタンに沖目に投げ入れることができるので表層狙いやカーブフォールでイカを乗せたいときにはとても役にたつ。
リールに収納する道糸は少し前までは、0.6〜0.8号であったが、とくに福井エリアでは0.4号が主流になっている。
細いPEが安価になりライン強度も向上し使いやすくなったからだ。
しかし、イカメタルゲームになれていない人は0.6号でも十分。0.8号を使用する場合は、重めのメタルスッテで対応する。
イカメタル専門船で0.4号、エサ釣り同船の新潟では、0.6〜0.8号と覚えておくとよい。
号数の異なる道糸とオマツリは極細PEラインの釣りでは最大のトラブルになるからだ。
メタルスッテのサイズは10〜15号がどの海域での基本だ。潮が速いときは20号前後を使ったほうが釣りやすいときもある。
メタルスッテを最初にそろえるなら、10〜15号、白赤帽子と緑赤帽子。この基本色は最強だ。
それと、枝スに付けるスッテ。浮きスッテは3〜4号。餌木は1.7〜2号が基本。
カラーはさまざまだが、基本色とグロー系のものを用意しておけばほぼどのエリアでも対応可能。それ以外のカラーはアングラーの好みだ。
イカの活性が高いときは、どんなカラーにも乗ってくる。逆に乗りが悪いときほど、基本色で攻めたほうがよい傾向もある。
リーダーは2〜3号。スッテを装着するリグも各社から発売されており、市販のものを活用するとよい。
リグの自作はカンタンなので、自分で作ることもオススメ。
そこで気になるのが、メタルスッテと枝スの間のリーダーの長さ。基本は1m前後だが、金沢沖では1.5m前後がよいという。長めの間をとることでスレたイカには効果があるのだ。
長めの間は、取り込みの際枝スをトップガイドに巻き込み、竿先を折る可能性があるので注意したい。

スッテの水中のイメージとイカは船の影にいることを理解しよう!

水中でメタルスッテがどのような動きをしているのか、また、イカはどこにいてどのようにスッテを抱くのか? この根本的なことを理解しておくことはとても重要だ。
まず、メタルスッテの動きについて。
スッテは形状によって動きが異なるが、オーソドックスな棒状のスッテで解説する。誘い動作のもっとも基本は、シャクリあげて、すぐに竿を戻してスッテをフリーフォールさせること。この動作でスッテはどのような動きをしているのだろうか。
垂直に立っているスッテをシャクリあげると、ロケットのように上方にとび、頂点でしばらくブルブルと水平姿勢で振動しながら止まっている。その後、水平姿勢でユラユラとフォールしていき、テンションが張ったところで再び垂直に立つという。
さて、ここからが大事だ。イカたちはこの動きをするスッテをどうみているのか?
まず、動いているスッテは抱かないがイカにはアピールになる。興味を持ったイカはスッテが止まる瞬間を狙って、2本の触腕でスッテをパンチする。その後、スッテを抱き寄せ、噛みつくのだ。
スッテの動き=イカへのアピール、スッテのステイ=イカの抱きこみということがお分かりいただけただろうか。
もちろん、動きのあるスッテに抱きつくイカもいる。高活性のときは、フォールで乗るし、やるきある大型イカは、動いているスッテを好んで抱きつくこともある。
イカは船の影にいることがほとんど。このことを理解しておけば、表層に浮いているイカは狙いやすい。
船の影といっても、船に形状や作業灯の位置によってさまざま。どこに影があるかを意識してみることで作戦がたてられる。
一般に船の影は、船の斜め下に広がっているため、スッテを少し沖目に投入して、ラインを送り出しをとめてやれば、カーブフォールをする。つまり、こうすることで明るい水中から船の影のなかへ効率よくスッテを投入することができるようになる。

イカメタル基本動作。ボトムから攻めイカが浮いたら表層中層狙い

さて、具体的なイカメタルゲームの基本動作を説明しよう。
夜釣りでは、電気の灯りを利用して食物連鎖の小宇宙を形成させる。つまり、ポイントを自ら作って釣りをすることになる。
そのため、光の効果がきいていないときは、まず、ボトムから狙うことになる。
明るいうちから始めたとしても、周辺が暗くなってからがフィーディングタイムだ。
ベイトが表層に集まれば、それを捕食するためにイカたちも浮くことを覚えておこう。
基本動作は、タナでシャクリ上げてすぐに竿を戻し、フリーフォールさせること。この一連の動作のなかにストップやシェイクを織り交ぜていく。
つまり、シュっとシャクリ上げたあと、竿は戻さすそこでステイ、テンションがかかったところでゆっくりとスッテをフォールさせる、または、シェイクしながら上へ持ち上げ、頂点でステイ。その後竿をスっともどしてフリーフォール。竿を戻すときに2回3回と段をつけてもよい。
ここで大事なことは、前述したとおり、イカに抱かせる間を作ってあげること。スッテのステイを意図的に作ることだ。
このように、さまざまな動かす、止める、を組み合わせることでオリジナルの誘い方が成立する。
上層から下層へタナを変えるときは、テンションフォール、もしくはフリーフォールだが、その逆はどのようにしたらよいのか。
ただ巻き上げでもよいが、動き=アピールなのでトリッキーな動きを演出させたい。
ジギングでいう“ワンピッチジャーク”をしながら、タナをあげてみよう。リールの1回転の巻き上げ量だけシャクリあげ、竿をさげるときにリールを1回巻き上げる。これを一回のタナ上げの際、2〜3回繰り返す。巻き上げた直後に乗ることもよくある。
アタリはさまざまだ。関東でマルイカ釣りを行っている人ならば、そこで得られるアタリの出方と思ってよい。
竿先に出ることがほとんどで、竿先がチョンとお辞儀をしたり、ポンっとテンションが抜けるように戻ったりするのがそれ。とにかく、違和感や変化を感じたときにアワセを入れることが大事だ。
この繊細なアタリは、いままでのサビキ仕掛けではなかなか捉えられなかったもの。それが誰にでも分かりやすく出るのが、このイカメタルタックルのメリットでもある。

パラシュートアンカーなど流し釣り時、乗り渋りの対処法をご紹介

パラシュートアンカーを用いるエリアによくあるこという乗り渋り時、スレたケンサキイカの対処法を小浜「雲丸」の雲智和船長に聞いた。
「今期の小浜沖はスレた個体が多くていつもスッテを動かしてアピールさせる方法ではなかなか乗りません。静かに釣ってます」と雲さん。
どういうことか。
「イカの数は多いのですが、流し釣りで釣れる個体はすぐに浮き、だいたい水深20m以内で釣れるのですがスレやすいんですよ。そんなイカはスッテを動かせば動かすほど、プレッシャーが入り逆にスッテを抱かなくなる。つまり、できるだけ、スッテを動かさないようにしてイカを抱かせます。これは、流し釣りだからできることですからね。つまり、ステイさせていても、船の一緒に流れているわけですから」
具体的にはこうだ。タナでユラユラとできるだけナチュラルにスッテを動かしイカにアピール。その後、20秒30秒、60秒とじっとしてアタリを待つことがあるという。このステイ時間がとても大切という。
「動かして釣れないときは、ステイ時間をできるだけ長くします。アタリはポンとでますよ。このアタリを捉えるのがハマルんですよ」という。
そのため、使用タックルは、小型両軸リール、もしくは小型スピニングは変わらずで道糸はPE0.4号だが、ロッドは長めでティップは軟らかいものが適しているという。できるだけソフトに動かし、繊細なアタリと捉える高感度なティップがベストという。
「アワセも電撃フッキングのような強いアワセはダメですよ。スーっと軽く持ち上げるだけでいいです。とにかく、ビビリなイカを釣ると思ってください。アワセも静かにです」
一般的にはタナの下から探ることが主流だが、スレたイカの場合、できるだけ浮いたイカのタナを下げたくないため、指示ダナより上から下へ探る方法が有効という。
「たとえば指示ダナが水深20mだったら、まず水深15m付近をさぐります。そこでのらなければ、2mほどさげてそのタナを探る。このように上から探ることがスレイカ対策になります」と雲船長。
どうだろう。動かしてアピールさせて、止めて乗せる方法だけだと考えていた経験者が多いのではなかろうか。
これらの釣り方は、福井だけでなく、さまざまな海域で通用するのでぜひ、試してみてほしい。

以上の記事は「つり丸」2016年8月15日号の掲載記事です。

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