カモシ釣りの魅力は、近場で手頃な道具で大物が狙えることだ!


外房勝浦周辺のカモシ釣りでヒラマサが好調に釣れている4~6kg主体に10kgオーバーのチャンスも十分!

ヒラマサがタモに入った。例年、春から夏は秋のヒラマサ本番シーズンに比べ小型が多いのだが、今年は大型も少なくない。目指せ10kgオーバー

取材当日はヒラマサは船中2本だったが、船中10本前後上がる日も珍しくない。もちろんヒット数はさらに多い

大物のヒットが続く。カモシ釣りは身近な海で、比較的簡単にヒラマサや大ダイとのやり取りができる。この強い引きが釣り人を虜にする

こちらは4.5 kgのマダイ。カモシで釣れるマダイはデカイ! これからは乗っ込みも盛期を迎え、大ダイのチャンスだ

うまくすれば、ヒラマサと大ダイの両手に花もあるかもしれない。レンタルタックルもあるので、ビギナーもぜひ挑戦を!

サンマミンチを海水で溶き、注射器のようなポンプでカモシ袋に詰める。これもカモシ釣り独特の作業だ

エサはサンマのブツ切り。これはヒラマサ、タイ兼用。ヒラマサ狙いではイカエサも使う

今回、取材にご協力いただいたのは、千葉・浜行川港「作栄丸」。
取材日は今年一番の速潮が差す悪条件ながら、5㎏級のヒラマサが強烈に竿を絞り込み、マダイも4㎏オーバーが顔を見せた。現在釣れているヒラマサのサイズは4~6㎏が主体だが、10㎏オーバーも食ってくる場所なので油断ならない。ハリ掛かりしてからの疾走は「海のスプリンター」と呼ばれるほどで、大型になるとドラグから一気に糸が引き出される。
6月は勝浦沖ではマダイの乗っこみも盛期に入る。真潮(北へ向かう潮)が流れればヒラマサ、逆潮が流れれば大ダイと、その日の状況によって狙いを変えてみるのも面白い。
カモシ釣りの魅力は、近場で手頃な道具で大物が狙えることだ。ワラサ用タックルがそのまま使えるが、これからカモシ釣りを始めてみたいという人はまずは船の貸道具を使うことをお勧めしたい。やさしい渡辺弘一船長は、釣り方を聞けば丁寧に教えてくれる。
ナイロンラインに遊動仕掛けでヒラマサの疾走を受け止めれば、この釣りの虜になってしまうこと間違いなしだ。
以上の記事は「つり丸」2018年7月1日号の掲載記事です。
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カモシ袋(コマセ袋)からサンマミンチのコマセを振り出すために、竿を大きく振り上げ、ストンと落とす独特のコマセ動作がこの釣りの特徴のひとつ