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テクニカルにエキサイティング! 相模湾のシイラにGO(庄治郎丸)

テクニカルにエキサイティング! 相模湾のシイラにGO(庄治郎丸)

7月下旬になっても梅雨が明けない関東地方だが、相模湾は真夏のターゲットで盛り上がっている。シイラだ。

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オフショアキャスティング入門! 初心者はシイラから初めてみよう

シイラゲームには強い日差しと青い空、青い海がよく似合う。熱中症対策は万全に!

シイラは引きが強く、ジャンプもする。最高のファイターだ

寄せても激しく抵抗する。体色が青いうちは要注意だ

体色が黄色に変わったらランディングのチャンス

シイラゲームのエキスパート・アングラーズリパブリックの石井修二さんも本命ゲットだ

オデコの出っ張ったオスのシイラ。カッコイイ!

90cmオーバーの良型! メーターオーバーも回遊中だ

シイラゲームは女性や子供もチャレンジできる

シイラゲームは、タックルセッティング、キャスト、ルアーの動かし方、ファイトと、すべてにおいてオフショアキャスティングゲームの基礎だ

7月中旬の取材では80cm前後がアベレージだった

石井さんのタックル

取材時は魚のレンジが深めだったので、ルアーはシンキング系がメインだった。梅雨明け以降はトップもおもしろい!

今回、取材にご協力いただいたのは、神奈川・平塚港「庄治郎丸」。

「キハダも盛り上がっていますが、オフショアキャスティングゲームの初心者はまずはこのシイラから始めてみましょう。キャスティングゲームのすべての要素が詰まっています」と話す、シイラゲームのエキスパート・アングラーズリパブリックの石井修二さん。
キハダは博打要素が強く、ファイトにも経験が必要で、初心者が楽しめる釣りではないが、シイラはキャスト回数も多く、テクニカルでゲーム性も高い。大型がヒットする割には獲りやすいため、初心者も楽しめる身近なビッグゲームだ。
「魚はいますので、梅雨が明けて日照りが続けば、数もサイズも期待できますよ!」と話す、「庄治郎丸」世古勇次郎船長。
暖かい潮が沖から入って来ているので、それに乗って120㎝クラスの大型シイラも入って来ているのだ。相模湾のシイラは例年9月末頃まで。さあ、いよいよ本番だ!

相模湾シイラタックルをご紹介。フックは必ずバープレスにしよう

石井さんのロッドは「ニューシーラプチャーSRGS-76ML」と、「ニューシーラプチャーSRGS-76M」(いずれもアングラーズリパブリック)。前者はシイラ用として2本、後者は20㎏までのキハダ用として1本持参している。
リールとラインは、76MLにはソルティガ3500H+PE1号&1.2号、76Mには同4000+PE2号をセット。リーダーは1号&1.2号には30ポンド、2号には40ポンドを2m前後FGノットでつないでいる。一般的には、ラインはPEの1.5〜2号がオススメだ。
ルアーは、「コレ1本あればトップから水面下までカバーできます」という、アングラーズリパブリックの「ギグ」。トップに反応がいいときは「スキッピング」と呼ばれるテクニックで狙い(詳しくは後述)、レンジが深いときは沈めて水面直下やその下を攻める、というように、「ギグ」さえあればとりあえずはシイラゲームが楽しめてしまうというスーパー万能シンキングペンシルだ。実績も十分で、今回は2日取材を行ったが、どちらの日も圧倒的なヒット率を誇った。また、シイラ以外にもカツオやキメジにも大変有効だ。
フックは、言うまでもなくすべてバーブレス。これは必ず守ろう。

シイラの代表的なポイント。「スキッピング」をマスターしよう!

キャストは、「庄治郎丸」ではアンダーキャスト推奨なのでオーバーヘッドも可能だが、その場合は必ず後方確認を行うようにしよう。このときに他のアングラーやタックルを引っ掛けてしまうという事故が大変多いのだ。
オーバーヘッドを行う場合は、後方確認するのでキャストするまでに時間がかってしまう。また、その間に、シイラを見失ってしまう可能性もある。
相模湾のシイラゲームでは、船が移動したまま魚を探すことが多いので、見つけた魚に対して素早くかつ正確にキャストすることが求められる。そのためにも、ぜひアンダーキャストをマスターしよう。また、このアンダーキャストは、外房のルアー船やキハダ乗合船の胴の間からキャストする際にも有効。活躍する場面は非常に多い。
ではここで、ギグを使った前出の「スキッピング」と呼ばれるテクニックを紹介しよう。これは水面でルアーをパチャパチャと跳ねさせることからそう呼ばれ、その様はまさにフィッシュイーターに追われて逃げ惑う小魚。シイラはもちろん、カツオやキメジ、キハダ、ワラサなど、多くのターゲットに大変有効なので、ぜひ覚えておきたい。
ギグをキャストしたら、ロッドを少し下向きにして着水と同時にリトリーブ開始。ギグを水面で跳ねさせて水飛沫を上げることでシイラにアピールし、時々ギグを水面下に潜らせて、このタイミングで食わせる。ちなみに、カツオ狙いの場合(とくにシラスナブラ)はロッドを上向きにして、できるだけ潜らせないようにするとよい。

以上の記事は「つり丸」2016年8月15日号の掲載記事です。

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