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とろける激ウマトロサバを半日船で釣る! 仕掛け&釣り方(小川丸)

とろける激ウマトロサバを半日船で釣る! 仕掛け&釣り方(小川丸)

釣り方カンタン、引きが強いから子供は大喜び。そして何より食べて最高に美味しい!! そんな釣りが、この「トロサバ」だ。大津港「小川丸」では、このトロサバ釣りを午後船で楽しませてくれる。

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味も衝撃的だが釣り方も衝撃的! トロサバでトロサバを釣る⁉︎

当日のメインポイントは小柴沖だったが、第二海堡周りなどへも

トロサバの魅力は食味のよさだけではない。引き味も最高なのだ

「凄く太っててこれはかなり美味しそう!」とダイワスーパーフレッシュアングラーの齋藤絵理さん

見事なトロサバをダブル! 取材日はかなり渋かったものの、普通なら半日船であるにもかかわらず早揚がりしてしまうほどよく釣れる

「今日は仕事サボって来たから顔出しは勘弁してね」。そこまでしても食べたい!のだ。この釣りは食べたいがために来る人が多い

脂乗り乗りで本当においしいから、大切に持ち帰ろう

ノーマルのビシは130号、LTは40号を使用する。オマツリが多い釣りなので、予備の仕掛けは多めに持参しよう

コマセはイワシのミンチ。イレグイタイムはコマセを詰めなくてもいい

「小川丸」の付けエサは、なんとトロサバの切り身。トロサバでトロサバを釣るのだ!

食いが立っているときは気にする必要はないが、食いが渋いときほどエサの付け方は重要になってくる

氷は乗船料金に1個分が含まれているが、多めに購入していこう。「サバの生き腐れ」という言葉があるほどサバは傷みが早い。氷がなくなってしまったら本当に悲惨だ。クーラー10ℓにつきおおむね1個が目安。30ℓなら最低3個は持って行こう

今回、取材にご協力いただいたのは、神奈川・大津港「小川丸」。

「トロサバ」というネーミングからも想像できるように、大津港「小川丸」が狙うのは、丸々太って脂がたっぷり乗った夏が旬のゴマサバだ。
このゴマサバがびっくりするぐらい超おいしい! 身は綺麗なピンク色。包丁を入れるとしっとりと脂が刃につき、醤油につければパッと脂が広がる。ひと口食べれば、ん~シアワセ!
だが、トロサバの魅力は食味だけじゃない。ハリ掛かりするとギュンギュンビュンビュン走りまくる。大人だってその引きに翻弄されてしまうほどだから、子供がやればもう大興奮間違いなし!
「夏休み企画? それならこの釣りは最適でしょう。釣り方カンタン、引き味最高、食べておいしい、そして釣れる! 言うことなしでしょ!」と話す、荻野将樹船長。しかも「小川丸」ではお得に乗船できる夏休みペア企画を開催中。人数限定予約制なので、申し込みは今スグ「小川丸」にお電話を!

トロサバ仕掛け。タックルはお好みで。ハリスは通常4号以上!

タックルは、ノーマルでもLTでもどちらでもお好みでいいが、この釣りにはオマツリがつきものなので、オマツリしてもトラブルの少ないPE4号のノーマルをセレクトする人は多い。
ただ、サバの強い引きを楽しむという意味では、LTのほうが格段に楽しいといえる(ドラグ緩めで走られてしまうと、とんでもないオマツリとなるので、ドラグは必ずきつめに締めておこう)。
ノーマルの場合は、道糸はPEの4号。ビシは130号を使用する。
竿は2m前後のビシアジ用などが最適だ。リールは、タナが10m前後と非常に浅いので手巻きの中型両軸で十分。もちろん、中・小型の電動リールを使用してもいい。
LTの場合は、道糸はPE2号。オマツリが多いことを考えると、それより細い物はおすすめしない。ビシは40号だ。竿は2m前後のLT用などで、リールは小型両軸でOKである。
仕掛けはノーマルもLTも共通。全長1.5〜2m、ハリ数は1本または2本である。通常は手返しが早い1本バリがオススメだ。ハリスの船宿指定は3号以上だが、できれば4号以上を使いたい。
ただ、食いが渋いときは、2本バリ&ハリス3号のほうがいいこともある。また、ハリスが3号のときは、クッションゴムを介してテンビンに装着する。

エサの付け方。渋いときほどいろいろな工夫が必要になってくる

活性が高いときは、ある意味何をやっても食ってきてしまうサバ。付けエサは配られた大きさそのままでいいし、コマセを詰めなくてもヒットしてくる。だが、渋いときこそいろいろな工夫が必要になってくる。とくに重要なのが「付けエサ」だ。
「前アタリがコツンとあってもそのあと食い込まないときは、付けエサを小さくしてください」と荻野船長。さらに「ハリの刺し方は、端から2mmぐらいのところにチョン掛けです。深く刺してしまうと、海中の潮の流れでクルクル回ってしまい、極端に食いが悪くなります」とのこと。食いが渋いときは、ぜひ試していただきたい。

トロサバの釣り方と取り込み方。置き竿でドラグを締めてやり取り

釣り方はとってもカンタン。荻野将樹船長によると、なんと「置き竿」がいいというのだ。
「ウチは付けエサが変わっているんです。アオイソメや赤タンを使うところが多いですが、実はトロサバの切り身を使っています。匂いが出るので、集魚効果バツグンなんです。だから、置き竿でいいんです」と話す。むしろ、あまり誘い過ぎないほうがいいそうだ。
指示ダナは「上から10mをやってください」というように、海面から出されることが多い。PEラインのマーキングをしっかりと見て行おう。
指示ダナより1〜2mほど仕掛けを深く沈めたら、コマセを1〜2回振りながらタナにセット。あとは、そう「置き竿」である。しばらく待ってアタリがなければ、軽く竿をシャクって付けエサを踊らせて誘ってみよう。
そして、この釣りで最も注意しなければいけないのが「やり取り」と「取り込み」。サバはもの凄い勢いで走り回るので、モタモタしていると両隣はおろか、反対側の舷の釣り人ともオマツリしてしまうのだ。
したがってやり取りは、リールのドラグはきつめに締めて、できるだけガンガン巻いてしまう。そのためにハリスを太くしているのである。
ビシが海面に見えてきたら、ロッドキーパーに竿をセット。竿を起こし、ビシをつかんだらそのままオケの中へ入れてしまう。次にハリスをつかみ、両手でハリスをたぐり寄せる。サバは頭が海中にあるといつまでも泳ぎ続けてしまうので、頭を水面から出してしまおう。頭が水面から出たら、そのまま一気に抜き上げだ!

以上の記事は「つり丸」2013年9月1日号の掲載記事です。

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