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超人気高級魚アカムツ開幕! 仕掛け&誘いのパターン(仁徳丸)

超人気高級魚アカムツ開幕! 仕掛け&誘いのパターン(仁徳丸)

波崎沖のカンネコ根が話題のアカムツのポイントだ。利根川河口から北東へ約10マイル。航程約50分の根だ。この根の水深は110〜150m。産卵のため深場から上がってきたアカムツの群れがターゲット。

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12月いっぱいまで楽しめるアカムツロングランゲームにいざ出陣!

ポイントは波崎沖カンネコ根だ

ポイントの水深は130m前後。根周りのフラットな砂泥場にアカムツは回遊する

強い引きだ! 本命ゲットなるか⁉︎

釣れたのはやはり本命アカムツだ!

思わず笑顔が…

1匹が貴重なアカムツ誘って食わせよう!

食い渋り時でも普段竿頭をとる名人たちは、確実にアカムツをキャッチする

名人クラスの釣り人はこのとおり、一荷も達成

アカムツはバレやすいといわれているが掛かりどころがよければ、ハリ外れはほとんどない

刺身に煮付け、どの料理法でも絶品だ

おいしいゲストの多彩さも魅力だぞ! こちらはアイナメ

アラも釣れた

今期はマダラがよくまじる。引きは強烈だ

こちらもマダラが釣れた

メヌケは煮付けにしても美味しい

ゲストの種類は実に豊富。みな食べておいしい魚ばかり

ムシガレイ・ユメカサゴ・ウケグチメバル

ロッドは7対3調子、長さ2m前後のビシアジ竿か中深場用。リールは中型電動リールを使用

「仁徳丸」で配られるエサはコレ。鮮度を保つため、釣りの最中もクーラーのなかで保存しよう

仕掛けは胴付き2本バリ。ハリはムツ16〜17号。付けエサはサバの切り身とホタルイカのゲソの組み合わせが基本だ

誘いに変化をつけるなら中オモリも有効。水中ライトの流行はブルー

今回、取材にご協力いただいたのは、茨城・波崎「仁徳丸」。

利根川河口から北東へ約10マイル。波崎港から航程約50分のカンネコ根で今年も激うまアカムツ釣りが開幕した。
ここの魅力はなんといってもポイントの水深が浅いこと。そして数釣れること。
ポイントの水深は130m前後。根掛かりが少なく、胴付き2本バリ仕掛けなので、普段使いなれたタックル、たとえば東京湾や相模湾のビシアジ竿やオニカサゴ竿などでOK。この手軽さが近年大人気になった理由のひとつだ。
「今年は7月半ばにカンネコ根の北西部のポイントで釣れ出しました。一人10匹以上も釣る人もいて、まずまずの開幕でした。例年7月に当たって、8月にいったん小休止。9月から本番を迎える釣り物ですから、今期も期待していいですよ」と話す、深場釣りを得意とする波崎「仁徳丸」の三橋正幸船長。
今年もいち早くカンネコ根に出船し、乗っ込みアカムツの第一陣を探し当てた張本人である。
シーズン初期は、釣果にムラがあるのも事実。だから、オーソドックスな釣法を確実に行うことがコツだと三橋船長はアドバイスする。
その気になる基本釣法は、この後しっかりと解説してあるので、それを参考に今期のカンネコ根のアカムツを制覇しよう!

タックル編。ロッドもリールも普段使い慣れたものでオーケーだ!

この海域以外では、水深250mの深海を狙うことが多いが、カンネコ根は水深130m前後と浅いことから、オモリは150号を使用する。そのため、タックルは東京湾や相模湾で使うビシアジ竿やオニカサゴ竿でOKだ。
基本的に7対3調子のもので穂先が軟らかめの竿がよい。小さなアタリを逃さずとらえて、150号のオモリを背負える竿であれば、さまざまな竿が流用可能だ。
手持ち竿釣法なので、できるだけ軽量な竿を選択しよう。
近年では、中深場専用ロッドが各メーカーより発売されているのでそれでもよい。
リールはハイパワーの小型電動か中型電動。具体的には、シマノ社製なら1000番から3000番、ダイワ社製なら300番から500番だ。
エキスパートたちは、操作性のよい軽量ハイパワーの小型電動リールを愛用している。
道糸は年々PEラインが細く強くなっているのでリールにPE4号300m収納が近年の標準。オマツリなどが原因で高切れすることも想定して必ず300mは入れておこう。また、水抵抗の少ない3号でもよい。逆にPE5号以上は糸フケが出るので避けたい。4号に巻き替えよう。

波崎沖のアカムツ仕掛けは、胴付き2本バリが標準だ。
市販のもので3本バリがあるが、実績を考慮しても2本バリで十分。3本バリ使用の場合、サバばかり掛かって釣りにならないことがある。
ハリスは5〜6号50㎝前後。ハリはムツバリ16〜17号。幹糸、捨て糸、リーダーはすべて1mでハリスより太い6〜8号が基準。
これにアピールグッズを装着する。ハリのチモトのビーズ、夜光玉、リーダーの先に付ける水中ライトなどがそれ。
まず、ハリのチモトのアピールグッズにに注目しよう。魚に一番近いのはハリだからだ。
昨年からブレイクしているのはヤマシタの「マシュマロボール」。カラーは問わず人気だ。発光玉はピンクが定番だったが、ケイムラカラーが昨年あたりから注目されている。さらに、「チモトホタル」などケミホタル発光系のものを装着する人も急増中だ。
ただし、どれもサバに高アピールする。サバが多いときは外すことも覚えておこう。
水中ライトは各社からさまざまなものが出ている。点滅するものや常灯なもの。カラーもさまざま。人気はブルー。深海での集魚効果が発表されてからこのカラーの商品がかなり多くなっている。
だが、水中ライトの効果については、はっきりとした実績はあまりない、という。各自好みで付けるか否かだ。

中オモリは用意したい。こちらも水中ライトとおなじく、個人の好みだが、ボトム付近で効率よく誘いを入れるために、また水中イメージをしやすくするために、中オモリを装着する。
サイズは10号前後が基準。アオリイカ用のものやカワハギ用のものを流用できる。ぜひ、タックルボックスのなかに忍ばせておこう。

エサはサバの切り身とホタルイカ。ゲソの抱き合わせが基本だ!

アカムツは雑食でなんでも食べると考えられている。だが、波崎沖ではホタルイカのゲソとサバの切り身の抱き合わせが定番だ。
エキスパートたちがあれやこれやとさまざまなエサを試してきたが、結局、安定して釣れるのが定番エサ。食い渋りのときほど、これとは違うエサを試したくなるが迷ったら基本に返れ! の考えで『イカゲソ&サバの切り身』で釣り通すことがおすすめ。
サバの切り身の代わりには、サケ皮、イカタン、アナゴなどがある。
エサの付け方のコツは、まずサバの切り身は白い皮の腹側にハリを刺すこと。ホタルイカのゲソはキモが大事。白いワタまでしっかり付けよう。
鮮度がいいイカエサのほうがよいので、仕掛け回収のたびに新しいゲソと付け替えることが大事だ。目とキモに集魚効果があるといわれているからだ。

釣り方編。手持ち竿で誘いをかけ続けよう。置き竿では釣れないぞ

アカムツ釣り名人は、釣り座に関係なくアカムツを釣る。これは、釣り人のテクニックで釣っている証だ。彼らに共通しているのは、“手持ち竿で誘い続ける”こと。
誘い続けることで、雑食でなんでも食べるアカムツの目の前にエサがある確率を高くしているのだ。
胴付き2本バリ仕掛けで置き竿釣法の場合、当然エサは動く範囲が限られているので、タナを探る誘い釣法と比べて、アカムツがエサを見つける確率は低くなる。
手持ち竿で誘いをかけ続けることによって、活性が高い個体にエサを見つけさせ、食わせることができる。アカムツはリアクションバイトもする。とにかくエサを目立たせてアカムツに見つけさせることが誘いそのものなのだ。

まずは、アカムツがどのような状態でエサを捕食するかをイメージしよう。
ほとんどの場合、オモリの着底と同時にアタリが出る。これは、落ちてきたエサにアカムツが反応し、エサの動きが静止したときに食うから。
さまざまな魚に共通する捕食法だが、アカムツも例外ではない。エサのフォールを演出して、止めて食う間をつくってやる、これが基本的な水中イメージだ。
エサが上下、横方向に動くことも、アカムツへのアピールになる。バーチカルな深場の釣りでの横方向の動きの演出はなかなか難しいが、仕掛けを上下させることによって、縦方向の誘いは容易だ。
聞き上げ、落とし込みがそれにあたり、細かい振動のような動きは、カワハギでいうタタキ釣りで可能になる。
いずれの誘いも竿を動かし続けるのではなく、必ず止めの動作を入れてやるのがキモ。
プルプルと動くエサに興味を持ったアカムツがエサの動きが止まった瞬間に「パクっ」とエサを吸い込む。いわゆるこれがリアクションバイトである。
以上のようなことを常に頭のなかでイメージしながらロッド操作をするのが、この釣りの誘い動作だ。

誘いのパターンをご紹介。小さなアタリが来たらまず聞き上げよう

カワハギ釣りと同じように、中オモリを装着してタルマセ釣りが有効だ。意図的に横方向にエサを動かすことができる誘い方でもある。コツは仕掛けの長さと潮の流れを考慮して、ゆっくりとしたエサの落下と誘い上げを組みあわせること。
具体的には竿をあげた状態でオモリを底に置き(ゼロテンション)、そこから竿を下げてタルマせていく。底に潮の流れがあれば、ボトム付近でとてもスローなエサの落下を演出可能だ。
下まで竿を下げたら、ゆっくりと竿を上げる。
これが一連の動作だが、混み合った船上では、どうしてもこのタルマセ釣りはオマツリの原因になるので、乱用は避けたい。
基本的にアカムツが数釣れるときは、魚は浮いている。だから、タルマセ釣りをしなくても十分釣れるハズだ。

アカムツのアタリはかなり明確だ。だが、小さなアタリも多い。エサをくわえているだけのときも多いと考えられている。
まず、アタリが来たらゆっくりと竿を聞き上げよう。途中、強い引きこみに変わったら、ハリ掛かりした証拠。電動リールのスイッチを入れて、巻きアワセする。
このときとくに電撃フッキングのような強いアワセ動作はいらない。
本命であれば、水深100m、80m、30m、残り10m付近で「ガクガクガク」と明確な引きがあるハズ。この魚は腹部にエアを持たないので水面近くまで暴れるのだ。それがアカムツのシグナルだ。
巻き上げスピードはゆっくりでOK。マアジと同じだ。口周りが弱いので、巻き上げ中にバレやすいのだ。水面での取り込みにはとくに注意したい。
テンションを緩めずリールを巻き続け、魚はそのままタモのなかへ。必ず魚が水面に近づいたら、自己申告し周りの人か船長、仲乗りさんにタモ入れしてもらおう。

以上の記事は「つり丸」2013年9月1日号の掲載記事です。

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