キメジ絶好調! デカキハダも回遊中! 激アツパワーバトル開始だ!


相手は黒潮の弾丸ミサイル・キハダ&カツオ。一気に突っ走り、ラインがどんどん出ていく!

ネットに収まり勝負あり! キメジとはいえそのスピードは半端ない!

解禁日はキメジが主体だった。もちろん、デカもいる!

釣り上げたこの瞬間がたまりません!

複数のロッドがいきなり海中に突き刺さる! オマツリは必至だが、協力して取り込もう

料亭「時葉山」の春木敏哉社長。ヒートアップしすぎた頭と体を冷やすためにカメに入ってしまいました…

大沢名人は手巻きスタンドアップでグイグイ寄せて、当日の最大8㎏級!

ルアーアグラーはミヨシで

キメジの胃の中はオキアミが大量に入っていた。つまり、完全にコマセについているということ!
今後も期待大だ!

気合を入れて釣り上げた貴重な1本だ

サメもいるので休んでいるヒマはない。巻けるときにどんどん巻く!

カツオの魚影は少なめの様子だが、丸々とした魚体でおいしそう!

刺身もいいけど、やっぱりカツオはタタキで食べたいね

最後はみんなで記念撮影だ!

付けエサはオキアミ

ビシ(ステン缶)は80号だ

今回、取材にご協力いただいたのは、神奈川・葉山あぶずり港「たいぞう丸」。
さあ、今年もついに始まったぞ!! 相模湾でコマセ釣りによるキハダ&カツオが8月1日、解禁を迎えた。取材はその8月1日。初日は今年はどうなるのかと心配されたが、出船早々その懸念はいきなり吹き飛んだ。
港を出てほどなく、キメジとカツオの跳ねを発見! すると、まずはジギングでキメジをキャッチ! そして次のナブラでは、待望のコマセにもヒット!
その後はいいナブラに当たればヒット、ヒット、ヒットの連続。ときには5人以上の竿が同時に海に突き刺さるなど、船上はまさに激アツ!!
「デカキハダもまじっています。今年も期待できるでしょう!」と話す、相模湾でも指折りの激アツ船長である「たいぞう丸」山本真一郎船長。
船上でキメジの胃の中を調べてみると、オキアミがビッシリ。初日にして、完全にコマセについたのだ。そして取材後には、相模湾に新たなデカキハダの群れが入ったとの情報も。待望の20㎏前後のデカキハダが各船で上がり始めた。さあ、気合入れていくぜ!
キハダ&カツオ仕掛け。ハリスは16〜20号。長さは3m〜4.5mで

キメジが圧倒的に多い状況で開幕した今シーズン。ハリスは16〜20号を使うのがベストだろう。この太さなら、20㎏を超すサイズが掛かっても、ラインを出して上手にやり取りすれば取り込めるはずだ。
ハリスの長さは3〜4.5m。船中で活発にアタるようなら、オマツリしたときのことを考えるとハリスは短めがいいだろう。逆に魚群が船下を通過して反応が出るにもかかわらず、なかなかアタらない場合は長めにするといい。
ハリはキハダ用、またはメジ・カツオ用など。これらのハリはメーカーによって、同じ号数でも大きさがかなり違う。ヒラマサバリでいうと14〜15号ぐらいの大きさに相当するものを使おう。
キメジはカツオほどではないが、海面付近であちこちに走って抵抗する。何人もの釣り人にヒットしたときは、大規模なオマツリになりやすい。オマツリ後の処理を考えるとテンビンは固定式を使用するのがオススメだ。
合図があったら即投入。活性の高い時と低い時では釣り方を変えてみよう!

今シーズンは例年になく開幕初日からタナが深めだ。キメジ主体ということもあって、海面下30〜50mの範囲で出されることが多かった。
群れの動きが速く、一流しの時間が短い時は、まず投入合図があったらすぐに投入すること。例年よりタナが深いので、投入に出遅れると、ビシがタナに到達した時には群れが通過してしまったということになってしまう。
群れの動きが遅く、しばらく船を流している状況では、アタり方によって釣り方を変えよう。タナを取った直後に何度もアタるようなときは、コマセに突っ込んで活性が高いと判断できる。こんなときは、手返しよく仕掛けを投入してコマセをまこう。
ときどきポツポツとアタるようなときは、コマセマダイ同様に静かにアタリを待とう。このときビシからはパラパラとコマセが出るように調整する。「反応でたよ!」というアナウンスがあったら、落とし込んだり、誘い上げたりするのが有効な場合もある。
以上の記事は「つり丸」2015年9月1日号の掲載記事です。
雑誌つり丸(マガジン・マガジン)を販売中!割引雑誌、プレゼント付雑誌、定期購読、バックナンバー、学割雑誌、シニア割雑誌などお得な雑誌情報満載!
取材は8月1日の解禁日。出港してすぐ、お神酒をして乗船者全員で航海の安全と大漁を祈願した