激アツ激うまアカムツのシーズン開幕! 仕掛け&釣り方(仁徳丸)

激アツ激うまアカムツのシーズン開幕! 仕掛け&釣り方(仁徳丸)

波崎沖から北東へ約9マイルに位置するカンネコ根。南北に広がる泥場まじりの広大な岩礁帯で水深は100m〜150mだ。ここに6月から10月にかけて乗っ込みのアカムツが深場から大挙して回遊してくる。これを狙うので波崎沖のアカムツ釣りは夏〜秋がシーズンなのだ。


いよいよ波崎沖カンネコ根のアカムツが開幕! カギは静かな誘い

プレッシャーが少ない朝いちはゴールデンタイム。第1投目から気合を入れよう

タモのなかに魚が収まるまで気を抜かないように!

一投目から良型アカムツゲットしました!

時合いに集中! 誘いはスローにね!!

昨年から波崎の遊漁船では、オモリは120号、道糸はPE3号に統一された。そのおかげでLTも使用可能に! 最新タックルを活用したい

タモに入って一安心

食べておいしいこのサイズのアカムツ。シラスを捕食していた

初アカムツゲットです!

納竿間際まであきらめないことが大切ですよ

ちょっと深場ではオキメバルがまじる

アジも常連ゲスト

じゃま者扱いのサバだが、エサになりきちんと絞めればおいしい

ムシガレイやユメカサゴが釣れるときは、タナが低い証拠。ウケグチメバルZ(パンダメバル)もまじる

ハリのチモトに付けるアピールアイテムに決まりはない。いろいろと試してみよう。サバが多いときは、派手なものは控えたい

ホタルイカゲソとサバの切り身の組み合わせ

今年の流行はブルー⁉︎

ハリスに付けるアピールアイテムはもちろん、昨年あたりから染めたエサが注目されている。今年の流行はブルーだろうか⁉︎

今回、取材にご協力いただいたのは、茨城・波崎「仁徳丸」。

いよいよ波崎沖カンネコ根のアカムツがシーズンイン! 乗っ込みのアカムツたちが大挙して波崎沖のカンネコ根に回遊してきているのだ。
「今期は6月からアカムツを始めているのですが、最初の群れはいまいちでした。本番は9月だから、8月から本格化すると思います」と話す、中深場から深海の釣りを得意とする波崎「仁徳丸」の三橋正幸船長。第二シーズンというべき今回の群れの回遊は、水深110m前後で7月最終週から始まった。すでに、7月31日には、良型ばかりトップ8匹という釣果も記録。
ここの特徴はなんといってもポイントの水深が100〜150mと浅いこと。水深100mが浅いの? と思う人もいると思うが、普段は水深200〜300mに生息している魚なのだ。
「昨年から波崎の遊漁船ではリールの道糸をPE3号、オモリを120号に統一してもらってます。こうすることで、誘い動作も楽ですし、魚のアタリもよりいっそう明確になります。その成果もあって釣果も上がっているのでしょうね」と三橋船長。
昨年あたりからガンガンと激しく誘う動作はあまりよくないというのが一般的に。逆に静かにスローで誘う、もしくはアタリをじっと待つ誘い方が釣果をあげている。とはいうものの置き竿釣法ではあまり釣れないという。
これからは数匹釣れれば御の字の高級魚のアカムツのツ抜けも夢ではない。8月後半から9月にむけてグングンと昇り調子になることは確か。波崎沖で脂ノリノリの激うま魚が待ってるぞ!!

波崎沖のアカムツタックル&エサのつけ方をご紹介。バランス重視

昨年から波崎の遊漁船は、オモリ120号、リールの道糸は3号に統一された。
もともと、カンネコ根周辺は、潮の流れはあまりなく道糸も立ちやすい。より快適に誘い動作を可能にするには、タックルの軽量化は不可欠。よってまず、使用オモリの軽量化を実現したのだ。それにともないオマツリの軽減をする目的で道糸はPE3号に統一。PE2号でも可能だが、オマツリ時の高切れの確率がまだまだ高いので3号がベターというのだ。
さらに、オモリが150号から120号に変わっただけでも使用タックルの幅が広がった。
7対3調子であれば、万能タイプのゲームロッドも使えるし、いままで使用していたオモリ負荷150号の中深場ロッドもそのまま使用可能だ。
傾向としては、操作性を重視するため先調子タイプのものが主流であったが、7対3調子の軟らかめのものが初期のアカムツ釣りには適していると思われる。激しい動きの誘いをあまり行わないからだ。リールは中型電動で、シマノ社製なら800〜2000番、ダイワ社製なら300番がベスト。空巻き回収にストレスを感じたくなければ、シマノ社製3000番やダイワ500番でもよい。PEは3号を300m以上収納しよう。水深より多めに収納するのは高切れ対策だ。
さて、肝心な仕掛けだが、基本は胴付き2本バリだ。ここで重要なのが仕掛けのバランスと付けエサだ。

まずは仕掛けから。
波崎沖では胴付き2本バリが基本。ハリ数を増やしても釣果は変わらないので、2本で十分。
仕掛けのバランスで毎シーズン気になるのが、捨て糸の長さ。
ドンコやユメカサゴなど底魚を避けるのであれば、ハリス長50㎝前後に対して、1〜1.5mとる。ドンコも釣りたいし、アカムツもというならば、1m以下となる。
ただし、アカムツはベタ底をはって泳いでいるわけではない。アカムツをどうしてもキャッチしたいならば、最低でも捨て糸は1m、もしくはそれより長くが正解だ。
エサは、ホタルイカゲソとサバの切り身の抱き合わせが基本。
鮮度のよいホタルイカならツボ抜きせずにエンペラ付近にハリを縫い刺しにして付けるのもオーケー。ただし、エサは途中で落ちやすいと理解しておこう。そのリスクを減らすのがサバの切り身なのだ。昨年あたりから、サバなどの切り身を青や緑に染めることも流行っている。効果は確認していないが、ルアー感覚でいろいろと試してみるのもよいだろう。

食うパターン。水中イメージを理解しながら誘い動作を入れよう!

昨年からの傾向は、「静かに誘う」だ。これは、置き竿にする、ということではなく、激しい動きのアピールは、アカムツに逆効果ということ。
率直にいえば、アカムツの群れが濃くてもスレているか、魚影が薄い、ということなのだが、釣果を上げる人はこのやり方で結果をだしているので、参考にしてほしい。
まずはアカムツはどのようなエサの動きを好んで捕食するかを理解しよう。
基本的には目の前にあるエサはなんでも食べると思ってよい。だからアカムツの目の前にエサを近づけるのが誘い動作のテクニックになる。
そのなかでもアカムツはゆっくりとフォールしてくるエサに強い興味を示し、エサが静止したところで「パクッ」と食いつく! とイメージしよう。つまり、このエサの動きを効率よく狙ったタナで演出させることができたら、ぐっと釣果が上がるのだ。
また、逆もある。高活性時やアカムツが浮いているときなどは、エサを上方にゆっくりと動かし、追わせて食わせることも可能。この動作では、大型がヒットする確率が高い。
いずれの誘いも必ず、食わせる間、つまり止めを入れることがカギだ。

とくにシーズン初期と終盤戦は、早アワセは禁物だ。アタリが出たら、魚にできるだけ違和感を感じさせないようにさせ、ガクガクと強い引きになってから、ゆっくりと聞き上げる。その後、重みや引きを再び感じ取れたら、電動スイッチオン! これでアワセは完成だ。つまり、電撃アワセのような強いアワセ動作は必要ないということ。
巻き上げ速度は、サメが出没していない限り、中速度以下がセオリー。必ず手持ち竿で巻き上げる。
残り100mを超えてから10〜20mおきくらいにガクガクと明確な引きがある。これがエアをもたないアカムツの引きの特徴だ。
水面近くで再び、ガクガクガクと引けば、本命率がアップする。アカムツは想像以上にシャープに抵抗するので、引いてるときに無理やり巻き上げるとバラシの原因になるので注意しよう。
そして、海面にアカムツが浮上したら、テンションを緩めずにそのままタモに魚を誘導しよう。リトリーブ中にハリ穴が大きくなり、テンションが緩むとハリがはずれすることがあるからだ。
貴重な魚はタモのなかに納まってはじめて釣り上げたことになるので、魚が水面に見えたところで気を抜かないようにしよう。

以上の記事は「つり丸」2016年9月1日号の掲載記事です。

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