2桁キャッチは当たり前。マイワシエサで入れ食いを味わえるぞ!


「大海丸」は平日にもかかわらず、14人の釣り人を乗せて出船した。人気の高さがうかがえる

エサはマイワシ。「大海丸」では使用尾数制限なし

アタリは頻繁にあるが、フッキングさせられるかどうかは、釣り人のテクニック。なかなかハリ掛かりしないときは、早アワセは禁物

良型ヒラメは必ずタモ入れしよう。小型は抜きあげできる

良型ヒラメをダブルでゲットだ

女性もお手軽入門オーケー!

簡単に釣れるから楽しい!

良型ヒットはザラ! 細ハリス注意!!

これが仙台湾の大型ヒラメだー!

簡単に釣れちゃうからやめられない

刺身に煮付けでも美味しいね

ルアーにもヒットする。タイラバ同様に扱うドラゴンネイル60gによくアタった

爆釣っぷりごらんのとおり!

美咲子さんは、12枚ゲット

小型のイシナギがまじった。食べておいしい

お土産に最適だ

ヒラメ釣り名人のお二人は、なかよくゲストを同時ヒット。ホウボウとワラサがきた

今回、取材にご協力いただいたのは、宮城・亘理「大海丸」。
〝ヒラメ爆釣!〟
まさにこのフレーズがぴったりと当てはまるのが、仙台湾亘理沖だ。
ポイントに入れば入れ食い。それが絶え間なく続く。どれだけのヒラメが海底にいるのだろう……、じゅうたんのようにヒラメが重なりあっているのではないか……、と想像してしまうほど、魚影が濃いのだ。
6月から生きイワシエサをつかってヒラメ乗合を出船している亘理「大海丸」の山川大海船長に聞くと、
「8月に入って急にヒラメが根周りにかたまり始めました。いいポイントには、数日場所を攻めずに休ませると、再びヒラメがその場所に集まってきます。だから、船中100枚超えはザラな状況です」と話してくれた。
連日、こんな状況というので、地元仙台の釣り人はカレイのような扱いでヒラメを釣りあげているというのだ。大変うらやましい環境である。
釣り方は、生きイワシの泳がせ釣り。エサは入荷状況にもよるが、現在は中型のマイワシを使っている。
外房や茨城のヒラメ釣りに多い横流しではなく、船を風に立ててポイントを攻める釣り方だ。仕掛けは、関東と同様胴付き1本バリ。
ツ抜けは当たり前の釣れっぷりだが、シーズンは年末までのロングラン。ちょっとお先にヒラメ釣りを楽しみたいなら、仙台まで足を伸ばす価値は十分にある
ヒラメタックル。カタクチイワシエサの延長のタックルが主流だ!

亘理沖のご当地仕掛けは、関東エリアと比較するとかなり細めだ。
それもそのはず、もともと長い間、ハイシーズンもカタクチイワシエサでヒラメを狙っていたからだ。釣り方もカタクチエサのヒラメ釣りと同様なスタイルで行われている。
具体的には、ハリスは5号70〜80㎝。捨て糸が4号20〜40㎝。ハリは、チヌバリ4〜5号が標準。
関東エリアと比較すると、「ちょっと細いんじゃないの!?」と思われるが、これでも太くなったという。カタクチイワシエサの場合、ハリス4号、捨て糸3号が標準だからだ。
ヒラメの釣り方。活性が高い時はハリスもハリもサイズを上げる!

釣り方の基本はオモリトントン。マメに底ダチとりをすることにより、カタクチイワシに刺激を与え、暴れさせてヒラメにアピールさせるという。
誘い幅は、使用する竿の長さ分、底から2m以内。たまにスーとゆっくり聞きあげて、イワシをヒラメに見せてあげるのだという。
捨て糸が短いのは、潮がにごるなど、悪い状況を想定したもの。そして、起伏が少ない海底のため、根掛かりが少ないことも理由のひとつだ。
ご当地仕掛けは、一番悪い状況にも対応できる万能なものだが、マイワシエサ使用でヒラメが活性が高い場合は、もうワンランク、ツーランクサイズをあげた仕掛けで臨むとよいだろう。
関東エリアで市販、使用されている仕掛けは、東北仕掛けよりもワンサイズ上なので、活用してみよう。具体的には、ハリスは6〜8号。ハリは、チヌ6〜7号。孫バリにトレブルフックを使用してもよい。そして、オモリトントンのベタ底狙いにこだわらず、タナを高めにしてみる。
ヒラメは5mくらいまでは普通に泳いでくるので、2〜3mの高ダナでアタリを待つのも効果的だ。とくに、高ダナ待ちは、良型サイズがヒットする可能性が高い。
以上の記事は「つり丸」2014年10月1日号の掲載記事です。
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出港前にいけすからイワシを積み込む