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細かい誘いとタナの見極めでタチウオの引きに酔いしれよう(浜新丸)

細かい誘いとタナの見極めでタチウオの引きに酔いしれよう(浜新丸)

タチウオと言えば一日で釣果がコロっと変わる気まぐれ魚の代表格だが、今シーズンは開幕から安定した釣果が続いている。「今年は6月の終わりごろから釣れ出しました。特別すごい釣果が出ているわけではありませんが、好不調の波が少なく狙いやすいですね」と、富津港「浜新丸」の浜名良男船長は言う。

良型主体の釣りに! 食いダナを察知して食うパターンを見極めよう

海面からの抜き上げは一気に

秋冬の本命場所、観音崎沖はやっぱり良型だった。118㎝のビッグサイズにダイワの北本茂照さんも大満足

開始直後に良型ゲットもその後はアタリが続かずに前半戦は苦戦

前日はトップ30本以上だったが、この日は約半分も、良型主体でゲーム性の高い釣りとなった

本命ゲットに一安心!

アタリを出して自分で掛けていくおもしろさ。それがタチウオファンが多い理由だ

118cmは指5本サイズだ

ライトタックルだが、この水深では小型電動があると便利だ

内房の特エサはコノシロの切り身。簡単に外れないように縫い刺しにしよう

今回、取材にご協力いただいたのは、千葉・富津港「浜新丸」。

タチウオが夏にスタートするようになって久しいが、開幕してから1カ月もすると「中休み」みたいな状態になることが多い。ところが、今シーズンは、ポイントや水深を変えながらもずっと高水準の釣果をキープし続けている。釣果が安定しないと言われるタチウオだが、現在の東京湾ではもっとも安定した釣り物のひとつと言えるだろう。
「多少の上下はありますが、全体的にいいですよ。もうすでに冬にメインで狙う観音崎沖の水深80mのポイントを狙っています」と、富津港「浜新丸」の浜名良男船長は話す。
「型の観音崎沖」と言われるように、このポイントはエサが豊富なためか、良型が多いのが特長だ。
「下浦沖に行けば、アタリが多く数も出るんだけど、うちは良型狙いでやっているからね」
船長のそんな言葉通り、開始から良型があがっていく。たまにベルトサイズのものがまじるという程度で、「型の観音崎沖」は健在のようだった。
「冬場は底に固まりますが、今は中層を広く探ったほうがアタリが出ます」
この日最初は底から60mほど、中盤からは65〜45mとタナが上ずっていった。そのレンジを探りながらアタリダナを探していく。もちろん誘いが重要になる。
「誘いは細かくエサが動くようにやってください。誘いで釣れる、釣れないが決まるといってもいいぐらいです」
誘いが決まってメーターオーバーも出現。今シーズンはロングランで楽しめそうだ。

タチウオ仕掛けを紹介。小型電動があると便利。タックルはLTで!

「浜新丸」ではPE2号以下のライトタックルで狙っている。タックルは竿は8対2調子、2m前後のゲームロッド。アタリが出やすく、しっかりとアワセの効くものがいい。
そして現在狙っている観音崎沖のポイントは水深80m前後。オモリは80号を使っている。
「手巻きでやっている人もいますが、小型の電動リールがあると便利ですよ」
手巻きのほうが細かい操作や手持ちのフィーリングが勝るが、やはり水深が80mとなると、何度も何度も上げ下げをするには電動があると楽チンだ。
「最近の手巻きリールと同じぐらいのサイズの小型電動は性能がよくパワーがあります。そんな電動をオススメします」とは、ダイワフィールドテスターの北本茂照さん。
道糸はPE2号以下だが、細いほうがアタリは確実に出る。タチウオは鋭い歯を持ち、ハサミでもなかなか切れないPEラインをいとも簡単に切ってしまう。高切れするトラブルも多いので、道糸は200mは巻いておきたい。
仕掛けは、最近は1本バリが主流になっている。サイズが大きくなってきたので、ハリスは6号主体に。長さは食いがいいときは短めに、食いが渋いときは長めに取る。
ハリはエサがズレないケン付きが扱いやすい。エサは内房出船の船はコノシロを使うところが多い。エサの付けかたは、2回、または3回の縫い刺しにしてエサが簡単に外れないようにしておく。

観音崎沖のタチウオの釣り方。シャクリの幅とスピードで探る!

タチウオのタナはおおむね3パターン。例として、底から65mまで、65から45mまで、60m前後、といったように指示が出る。冬場になると底周辺と狭い範囲で指示が出るが、今の時期は広範囲に出て、その中からアタリダナを探していく。
「タナの中で細かくシャクリ上げ、リールのハンドル操作でタナを上げていきます。大きなシャクリじゃあ食いませんよ」と話す、船長。
手巻きリールの場合は、ハンドルを4分の1、半分、1回転といった巻き幅を使い分ける。
「電動を使用するとき、手巻きと同じようにやってもいいですが、電動のスイッチを入れて上下に誘うのもいいですよ。スピードは10前後です」と話す、北本さん。
この誘いと巻き上げていくスピードで広範囲に広がるタナから、食い気のあるタチウオを探していく。
アタリは竿先にハッキリと出て、手にも伝わってくる。
「タチウオのアタリは小さくコン、とくるのもあれば、ガッガッガと大きいのもあります。竿先をガン見していると大きなアタリがきたときにビックリアワセしちゃってすっぽ抜けることがあります。なので、あまり竿先を見ていないほうがいいかもしれません」と話す、北本さん。
タチウオは簡単に掛かるときと難しいときの差が大きい。アタリがあっても全然ハリ掛かりしないことも多い。そんなところも人気を呼んでいるが、一番掛け損じるのはスグにアワせてしまうことだ。
「アタってからも同じように誘い続けていきます。そうするとしっかりと食おうと強いアタリが来ます。そこで初めてアワせてやります」
アタったら、アタってないフリをしてそのままの動作を続ける。
「タナと誘いのパターンはその日によって変わりますが、その日のタナとパターンを見つけると、連チャンできます。これを早く見つけられるかで釣果も変わってきますよ」と話す、北本さん。
これから秋が深まるに釣れて大型も多くなる。存分に楽しもう。

以上の記事は「つり丸」2015年10月1日号の掲載記事です。

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