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超当たり年だ! 銭州カンパチの仕掛け&釣り方までご紹介(龍正丸)

超当たり年だ! 銭州カンパチの仕掛け&釣り方までご紹介(龍正丸)

大物の聖地としていまもその名を全国に轟かせている銭洲。3年前にはIGFAのワールドレコードとなる74㎏の巨大カンパチもキャッチされており、まだまだそのポテンシャルの高さには定評があるフィールドだ。

ムロアジ釣り徹底攻略が本命キャッチの近道だ! まずはエサ釣り

これが主役の生きエサ「チビムロ」だ

上が中ムロ。下がチビムロ。チビムロが沸くときはいかにこのチビムロを確保できるかで勝負が決まる

探見丸にはベイトとカンパチが映しだされる。この魚探では根掛かりを避けるため底の起伏の変化を意識しよう

チビムロの泳がせは、タナを探ることがとくに重要だ

水面ではとても綺麗なボディをみせてくれる。丸々とした個体は食べておいしい

大物釣り師の村上裕二さんは「龍正丸」に乗船しての今期初のチビムロ泳がせで本領発揮! 2〜6kgサイズを次々にヒットさせていく

村上さんはチビムロ初日にはなんと11本の釣果

二人でこれだけ釣れれば十分

エサ釣りでは中型のムロアジは入れ食いに。そのエサを付けて食わせた!

中ムロアジで見事10kg級をキャッチ

名礁ネープルスの前でカンパチが連続ヒット中

ポイントに入ると同時ヒットは当たり前

アカイカエサではこのサイズは小さいほうだが、チビムロエサではレギュラーサイズ

生きのよいエサであれば、置き竿にヒットすることもある。潮の流れが速いときは高ダナで待つことも有効

ジグに反応したヒレナガカンパチ

体高さのあるホンカンパチ。かなり元気だった

ダルマ南沖で大型をヒットさせた村上名人。この引きはただものではないと確信したやり取りだった

一進一退の攻防の末、ようやく浮上したのは巨体だ。カンパチだ。だが、大型のタモにも収まらないほどデカイ

二人がかりで見事ランディングに成功

「このときぞ! とタイミングを見計らって一番大きなムロアジを投入したんだ。狙い通り1発で食い込んだぞ」と話す村上さん。さすが一言。「銭州に大物狙いでは細ハリスは厳禁だな」とのこと

女性アングラーにもヒットだ!

今期のこのカンパチ好調ぶりは、女性やビギナーでも十分に楽しめる

ダルマで8kgクラスキャッチ

なんと12 ㎏のブリがヒット!

チビムロ釣行2日目の村上さんの釣果はこの通り。8㎏のカンパチが小さく見えてしまう

イケスのなかの海水の管理をきちんとしよう。このなかには釣ったムロアジは入れすぎないようにする

チビムロを釣るにはLTを活用するとよい

チビムロ専用サビキは必携だ

今回、取材にご協力いただいたのは、静岡・下田港「龍正丸」。

「今年の銭洲は近年にはあまり記憶がないくらいのカンパチの当たり年だよ」と、話すのは銭洲遠征の老舗、下田「龍正丸」の鈴木豊船長。4月1日の銭洲解禁日から黒潮がこの海域を流れ、高水温をキープ。ゴールデンウイークころからカンパチが生きたアカイカやムロアジエサにヒットしている。
「6月末までは、生きアカイカが漁師から手に入ったので、アカイカエサメインでカンパチを狙っていたけど、ムロアジへのカンパチの反応が今まであまりみたことないくらいよいので、これからはムロアジの泳がせで攻めていくよ」と鈴木船長が言うように、とにかくムロアジエサでよくカンパチがヒットする。
例年であれば、アカイカエサがあれば、圧倒的にムロアジやサバなどの魚エサよりイカのほうがカンパチの食いがよい。だが、6月末を境にムロアジエサにカンパチの捕食スイッチが切り替わった様子だ。取材当日、これからシーズンを迎えるチビムロ(小型のムロアジ)を釣って泳がすと、まさに入れ食い。高確率でカンパチがヒットした。例年であれば7月半ば以降からの展開であるが、今期はすでに始まっているのだ。
9月までこのチビムロパターンでカンパチ釣りを楽しめる。この釣りで大切なことは、エサ釣り。「エサ釣りを制してカンパチを制する」と昔から言われているとおり、生きエサは自分で釣って確保しなくてはいけない。
とくに、チビムロは釣るのがちょっと難しいが、専用サビキにLTタックルを持参すれば、ぐっとキャッチ率があがる。上手にエサを釣ろう。そして、本命カンパチをゲットしよう。
今回の取材では、ムロアジエサで31㎏の大型カンパチがヒット。小型から大型までよりどりみどりで楽しめる今期の銭洲は“カンパチ当たり年”との太鼓判を押されている。この機会を逃さず、大物の聖地銭洲で泳がせ釣りにチャレンジしてみてはいかが。

ムロアジ釣りタックル。ムロアジの習性を理解して上手に釣ろう!

カンパチには、生きたエサが最高のアピールとなる。いわば、生きのよいエサの数に比例して釣果が決まるといっても過言ではない。
夏のカンパチのマッチ・ザ・ベイトはムロアジだが、食いこみがすこぶるよいチビムロは、そう簡単には釣らせてくれない。逆に大きなムロアジはいとも簡単に釣れることが多い。
ここで私たちがほしいのは小さいムロアジ。この魚の習性を理解してから釣るようにしよう。
ざっくばらんに言うと、ムロアジの大きさは水深にしていると考えてよい。つまり、深いところほどムロアジは大きく、浅いところほどムロアジは小さい。この考えからチビムロは表層であるほど釣れる、ということになる。
チビムロを釣る場合、そのタナはほぼ水深10mより上だ。そして、ヒットレンジはほとんど5m以内と思っておこう。
さて、チビムロを釣るタックルだが、LT用、またはゲーム用など軽量で扱いやすいものがベターだ。なぜなら、前述のとおりターゲットは表層に回遊してるからだ。
具体的には、ロッドは長さ2m前後のLT用。それに小型両軸リール、道糸はPE3号。なぜ3号かというと、取り込み時に道糸をつかみやすくするためだ。通常のLT用のPE1号前後では道糸を手繰る動作がしにくいからだ。
ビシはLT用40号前後がベター。小型テンビンを介し1.5~2㎜径30~50㎝のクッションゴムの先にチビムロ専用サビキを接続。吹き流しでない場合はナスオモリ1~5号をサビキの先に付ける。このオモリを付けることで手前マツリをかなり少なくすることができる。
さて、釣り方だが、まずビシの穴調整。近海のウイリーシャクリ釣りと同様で、下窓は全閉。上窓は2分の1~3分の1開けにする。アミの出しすぎはいいことはない。パラパラと少量のアミがカゴから出るだけで十分に集魚効果がある。出しすぎるとそのアミの帯に釣りたい魚たちが潮の流れに乗って離れていく。
ビシの準備が整ったら、ビシを少し沖目に投げ入れる。5~10mほどフリーフォールさせるとたいていの場合、この動作中にヒットしている。
そうでないときは、ウイリーシャクリの要領で、シャクリとシャクリの間に止めを入れ、必ず食う間を作るようにする。釣れなければ、いったんビシを回収して再びビシを沖目に投げ入れよう。これの繰り返しだ。

ムロアジの取り込み方。魚がヒットしてからは取り込み時が肝だ!

さて、ムロアジがヒット。この魚はアジなので口周りが切れやすい。だから、あまり強引なやり取りはせずに丁寧に手元に手繰りよせていく。
キーパーにロッドをセットしたら、竿をあげ道糸をつかむ。この際にまず、強引に手繰り寄せないこと。道糸をつかんだあとに魚が引いたら、つかんだ手で魚の引きを交そう。この動作をしやすくするためのPE3号なのだ。
その後、ビシを安定しているところに置いたら、今度はクッションゴムをつかみ最後のやり取り。魚を抜き上げ可能なところまでサビキを手繰りよせたら、その後は一気に抜きあげる。躊躇しているとかえって、魚はバレてしまうことが多い。
あまりにも水面での外れが多いときやチビムロがなかなかヒットしないときは、面倒がらずに1匹1匹タモ網で掬うようにする。
抜き上げ後は、できるだけ素手ではつかまず、ハリ外しを使って魚には直接手で触れないように心がけよう。ハリ外しの扱いはすぐに慣れる。
さて、十分に生きエサを確保できたら、イケスのなかには、魚を入れすぎないようにする。よくばって魚を入れすぎると、酸素不足ですべての魚が一気に死んでしまうこともあるので注意が必要だ。
釣れ過ぎたら、もうひとつのイケスに分けるか、大きなイケスに入れるようにしよう。
自分にイケスのなかに入れる船のポンプによる流水に不安を感じるなら、エアーポンプを持参して、エアーを供給し続けてもよいだろう。

カンパチの釣り方。置き竿タナ待ち釣りではなく、ルアー感覚で

さて、十分なエサを確保できたら、泳がせ釣りだ。
エサのハリ付けは、上アゴ掛けが基本。時合で絶対勝負というときのみ、背掛けでもよい。しかし、この掛け方はカンパチに高アピールする分、エサが弱りやすいということも理解しておこう。
仕掛けを投入後、タナはあってないようなもの。オモリ着底後、ひたすらゆっくりと巻き続けるのが基本だ。
探るタナは底から10~15mほど。
カンパチが近くにいると、ムロアジが逃げようと暴れるので、それがアタリだ。その魚信を竿先でとらえたら、リールの巻き上げを止めて、カンパチの食い込みを促す。基本はじっと竿を止めて構えるが、なかなか食い込まないときは、ゆっくりと竿を持ち上げてみたり、ゆっくりを落とし込みをしてもよい。
それでも食い込まないときは、再度底ダチをとりなおして、誘い動作を繰り返そう。
強いアタリが来たら、それが本アタリだ。しかし、くれぐれも早アワセは禁物。
2度3度強く引き込まれてから竿を持ち上げるようにアワセる。それでしっかりと重みと引きを感じとれたら、再度、追いアワセを入れてやる。このアワセは強めでよい。
置き竿釣法ではなく、ルアーのようにエサを動かし続ける釣りと述べたが、船長から指示ダナをだされることがある。
「水深〇〇mで止めて待ってください」などと、アナウンスが出たときは、船長には策略がある。魚探で魚の動きを捉えている船長はこの魚を捕らえるために有効なタナを指示しているのだ。
たいていの場合、起伏が激しいポイントを攻める場合や魚が浮いているとき、潮の流れが速いときなどにこの指示が出されることが多い。
つまり、指示を無視して、底までオモリを落としてしまうと速攻でオモリが根掛かりしてしまうということだ。

以上の記事は「つり丸」2018年8月1日号の掲載記事です。

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