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暑い夏は早朝出船便で楽しむのがオススメ! 東京湾のアジ(吉明丸)

暑い夏は早朝出船便で楽しむのがオススメ! 東京湾のアジ(吉明丸)

昨年の夏場は、東京湾のアジが広範囲で絶好調続きだった。今シーズンも同じように好調が続いている。走水港「吉明丸」では走水沖をメインに狙って、35㎝前後の良型を主体に、トップ50匹以上を記録することもしばしばだ。今回の取材では、走水沖40m前後を狙って、トップは60匹だった!

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狙うは食べて美味しい幅広の大中アジ! 150号ビシを使って狙う

5時出船は、朝マヅメを狙える

当日狙ったポイントは水深40m前後

「追い食いしたよ!」と永井名人

まさかのトリプルヒットだ!

永井名人は3本バリ仕掛けでトリプルを2回達成した!

幅広なアジをゲットした!

37~38㎝はある大アジ! 嬉しいサイズだ!

常連さんは良型をそろえる!

一荷! 嬉しいね

この日は全員が美味アジのお土産をゲット!

刺身になめろう、アジフライでも美味しいね

いっぱい釣れるから楽しい!

こちらはサバが釣れた

お土産十分! クーラーボックスが満タンだ!

仕掛けはオーソドックスなビシアジ用でOK

宿で支給される付けエサはアカタン

アオイソメも持参すれば万全

コマセはイワシミンチ。ビシには8分目ほど入れる

35cmを超える大型は、とくに脂の乗りがいいという

今回、取材にご協力いただいたのは、神奈川・走水「吉明丸」。

東京湾のアジ釣りといえば走水沖が有名。その走水沖も好調だ。
走水港「吉明丸」では、この時期、5〜12時の早朝日中船を出船している。朝の涼しいうちに出船して、日中の暑さがピークを迎える前に揚がるメニューだ。
今回の取材は、その早朝日中船に乗船。出船すると太陽が東の水平線から上り、朝マヅメのゴールデンタイムから釣りをスタートするのだ。
「サイズのいいアジを狙っていきます」と話す「吉明丸」の鈴木雅之船長。その言葉どおりに、2カ所目のポイントでは35㎝を超える良型が顔を出し始めた。終了まで、まずまずの食いが続いて、ほとんどの人が良型アジを手にした。「中小型のアジも美味しいですけれど、大きいのは安定して脂が乗っています」と鈴木船長。
さあ、美味しい良型アジを狙いに釣行してみよう!

ビシアジタックル。150号ビシに対応したタックルを使おう!

「吉明丸」では150号のビシを使う。そのため、竿は150号のオモリに対応したビシアジ用がオススメ。長さは1.5〜2mぐらいが扱いやすいだろう。
ビシアジ用でなければ、150号オモリに対応した7対3〜8対2調子の竿であればOKだ。
リールは小型電動がオススメ。手巻きリールでも問題ないが、150号ビシを頻繁に上げ下げするには電動のほうが楽だろう。
道糸はPEラインの3〜4号。リールには300m巻いておこう。
道糸の先にテンビンをつなぐが、テンビンは中小型の片テンビンを使う。
このテンビンにビシを装着する。東京湾ではアンドン型のビシが一般的によく使われる。「吉明丸」ではビシは150号なので、150号のアンドンビシを用意しよう。持っていなければ、船宿のレンタルビシを利用するといいだろう。
テンビンにクッションゴムを付け、その先に仕掛けをつなぐ。クッションゴムは付けなくてもいいが、ビギナーなど慣れない人はクッションゴムを付けたほうがアジの口切れによるバラシが少なくなるだろう。
クッションゴムの太さは、ハリスの号数に適合したものを使うこと。長さは20〜30㎝。
ハリスは2号が標準。ただし、サバが頻繁に掛かるときは3号ハリスにしたほうがいいだろう。
ハリはムツの10号前後。カラーは金、銀、緑など。
仕掛けの全長は2m前後。枝スの長さは25㎝前後。ハリ数は2〜3本。ビギナーなど慣れない人は、2本バリのほうがトラブルが少なくなるだろう。また仕掛けは一日に何組も使うので、予備は多めに準備しておきたい。
「吉明丸」で支給される付けエサはアカタン。食紅で染めたイカを細かくカットしたものだ。細かくカットされた1個をハリに刺す。
またアオイソメは濁り潮のときに有効な場合がある。アオイソメも持参すれば万全だ。アオイソメは2〜3cmにカットして、ハリに通し刺す。

釣り座のセッティング。釣り座が決まったら座席周りを整えよう

釣り座が決まったら道具のセッティングをするが、これがかなり大事だ。ロッドキーパー(竿)とコマセオケの位置を気を付けないと、仕掛けが絡んでしまい、一日快適な釣りができなくなってしまうのだ。
ロッドキーパーの船尾側にコマセオケを置くのが基本。スパンカーを張って潮流しする船では、前方(ミヨシ側)から風が吹いてくる。そのためロッドキーパーの船尾側にコマセオケを置くことで、風になびいた仕掛けが竿に絡みにくくなるのだ。
さらに足元も物を置かないようにしよう。

「吉明丸」での釣り方。大きく竿を振ってコマセをまくのはNGだ

この釣りで重要なのが、正確にビシをタナにセットすることと、そのときのコマセのまきかただ。
取材当日は、だいたい「底から2m半〜3m」というタナの指示が出た。指示ダナが3mの場合を例にして、タナの取り方を説明しよう。
まず仕掛けを投入してビシを着底させる。釣り人が多いときは目の前にビシを投入するのではなく、竿を振り子のようにして前方にビシを投げ入れよう。また潮が速いときは、潮上に向かって投げ入れる。こうすることでオマツリを防ぐのだ。
仕掛けの落下中は、スプールに指を当ててサミングしながら糸フケをできるだけ出さないようにすること。糸フケを出すとオマツリしやくなると同時に、正確にタナを取ることが難しくなるからだ。
ビシが着底したら、すぐに糸フケを取る。そしてタナの3mまでビシを巻き上げる。ここで小さな幅で竿を2、3回振ってコマセをまいてアタリを待つ。
「コマセをまくときは大きく竿振り上げてないようにしてください。アジが驚いて逃げてしまいます」と話す、「吉明丸」の鈴木雅之船長。
また、タナ取り直後にアタりやすいので、タナを取った後に仕掛けを動かすといいようだ。
仕掛けを投入してビシが着底した時点で道糸が斜めに海中に入るときは、このままタナを取ると正確にタナが取れない。このような場合は、すぐに3mぐらい糸を巻いて、糸がまっすぐ海中に入るようになったらビシを着底させてタナ取りへと移行しよう。

以上の記事は「つり丸」2018年8月1日号の掲載記事です。

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