開始から食い活発! シロギスは上機嫌。もちろん気分も上々だ!


東京湾のシロギスが好調だ。「鴨下丸」ではショート船で手軽に良型数釣りが楽しめる

この日はひとり37~57匹。上々の釣果だ

でっぷり太った大型が多く、釣り応え、食べ応えアリ!

こちも大型だ!

良型主体で引きが快感! オモリは15号

連日トップ30~50匹ほど釣れている。夏本番となるとピンギスも増えるが、その分数も増えるはず

まじりでホウボウも釣れた

今回、仕掛けは胴付き2本バリをセレクト。テンビン吹き流しを試してみてもいい

今回、取材にご協力いただいたのは、神奈川・金沢漁港「鴨下丸」。
「今季も例年通りでいい感じですね。まだピンギスもほとんどいなくて、17~20㎝くらいの中型が主体だから釣り応えも有りますよ」と話す、鴨下芳徳大船長。
実際6月下旬の取材時に釣れたシロギスは、胴を握る手に余るほど丸々と太ったものが多く、重量感のある引きで楽しめた。ほとんどのシロギスが抱卵中だが、ハタキ寸前と思われるものもあれば、まだまだ真子、白子が細いものもいるから、しばらくこの好調は持続しそう。
梅雨明け頃からは、ピンギスと呼ばれる小型が登場し始め、数釣り態勢となり、よりビギナーにも釣りやすくなる。
基本さえ守れば誰にでも釣れるのがシロギス釣りのいいところだが、分からないことは知識経験豊富な船長にどしどし聞くのが上達の近道。
「シロギスに限らず小物のエサ釣りは誰にでも釣れるけど、人より余計に釣ろうと思えば奥が深い釣りですよ」と話す、鴨下船長。
梅雨が明ければもうすぐ夏休み。ビギナーからベテランまでを夢中にさせるシロギス釣りに出かけよう。
シロギス仕掛け。胴付き仕掛けでもキャストすれば上バリにも結構食ってくる

出船前船長から「胴付き仕掛けでもキャストすれば上バリにも結構食ってくるから、キャスト出来るのなら2本バリ仕掛けの方がいいよ」と聞いていたので、胴付き2本バリ仕掛けを選択。
軽くキャストすると糸は3色半ほど出て止まる。おそらく水深は20mくらいだろう。
シロギスの食いは朝から好調で、川上さん赤津さん共良型を順調に釣って行く。カメラ片手で置き竿の私にも釣れるほどシロギスは上機嫌だ。船長からは「潮が行かないから船で引っ張ってるんだけど、まあまあ食いはいいねー。この調子なら70~80匹は釣るペースだけど、一日中こんな食いとは限らないから今のうちにしっかり釣っといてよ」とハッパがかかる。
そんな折、キスを掛けて10mくらい巻いた私の仕掛けに何かが食って来た。キス釣りのハモノといえばマゴチ、ヒラメ、イカなどが浮かぶが、中層で食ったのは何者か? 強い引きを竿でいなしながら丁寧に巻いて来ると、海中でギラリと長物が身をひるがえした。タチウオだ! しかもデカイ! しかし「船長タモ!」と叫んだのと同時にキスを離してしまった。なんだガッカリと気を抜いたのがいけなかったか、キスまでも海面でポロリ。傷だらけだったとは言え、皆さんに証拠の品としてお見せしたかったのに残念だった。
以上の記事は「つり丸」2018年8月1日号の掲載記事です。
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入れ食いもあるぞ!