今シーズンは少し遅れ気味だが…いよいよ本格化するか⁉︎ 結果は⁉︎


いかに誘って、出たアタリをいかにして掛けるか? これがタチウオ釣りの面白さのひとつだ!

アベレージサイズが釣れました!

こちらは良型!

キッズアングラーもこのとおり

少し小ぶりだけど食べるにはちょうどいいサイズだ

刺身に塩焼きに、ムニエルでも美味しいね

本命ゲットに一安心だ

アジがまじった

この時期の仕掛けはシンプル仕様がオススメ

エサはサバの切り身。まっすぐになるように縫い刺しにする!

今回、取材にご協力いただいたのは、神奈川・久里浜「平作丸」。
夏タチの最大の特徴は、釣れる水深の浅さ。一番浅い時は水面ギリギリでも食ってくる。当然その分、手返しも向上して数釣りが期待できる。
2018年の夏タチはどうなのだろう? 6月24日にシーズン開幕した久里浜港「平作丸」の北島秀司船長にうかがうと、「開幕してから連日トップで20ぐらいという状況。顔は見えているから悪くはないのだろうけど、まだ釣れているのが本来のこの時期のエリアじゃなくて少し深い。今シーズンは少し遅れているね。でも昨シーズンから居残ったドラゴンクラスもまじるから油断できないよ」とのこと。
強風による時化で3日間出船できずに迎えた釣行当日の6月30日。海のなかはかなり濁りが残っているのか、午前中は全くといっていいほどチャンスがなかった。しかし潮が上げに変わった午後。アタリが増えて、連発で顔を見ることができた。
例年、シーズン前半は釣れる日と釣れない日が交互に入りまじりながら本格化していく。いよいよ東京湾の熱い夏が開幕だ!
タチウオ仕掛け。船宿の受付にはハリスが5号と6号の二種類の仕掛けがある

2018年の夏タチはどうなのだろうか? タチウオに造詣の深い久里浜港「平作丸」の北島船長の話では、「今年は遅れてるよ!」となんとも拍子抜けの一言。
「平作丸」では6月24日にシーズン開幕した夏タチだが、数は連日トップ20本ぐらい上がっている。けれども釣れるエリアが、まだ例年のそれには来ていないとのこと。取材前日の時点で釣れているのは、観音崎沖の水深60m付近。
もっとも、別名「幽霊魚」とも言われるほどに神出鬼没のタチウオ。昨日金谷沖で釣れたと思ったら、今日は観音崎沖と毎日変わることも珍しくなく、行ってみないと分からないのだ。
釣れる水深もしかりで、取材前日までは60m付近だが、夏の最盛期には水面近くまで浅くなる。シーズン序盤のこの時期は変わりやすいので、使用するオモリは60号だけでなく80号も用意しておいた方がいいとのこと。
船宿の受付には、ハリスが5号と6号の二種類の仕掛けがあった。どちらがいいか聞くと「ハリスは正直どちらでもいいよ。むしろハリの大きさは、1/0号と小さめがこの時期は絶対条件。全長も2mより短い1本バリがいい」とのこと。
素直に従って1/0号を1セット購入していざ船に向かう。まだシーズン序盤ということもあり、本日の釣り客は計8名。定刻の7時15分に久里浜港を出港。まず向かったのは観音崎沖。
しかしここで無線に入ったのは、それよりも北にある第2海堡沖で型を見たとの知らせ。急遽、帆を北に向けることとなった。
少し季節が進んだのか、指示ダナは35~45mと少し浅かった。船長の話では、深場では少し大きめの誘いでもいいが、浅くなると小さくゆっくりの誘いがいいとのこと。竿先を20~30㎝ぐらいシャクリ上げて、リールを1/6から1/4ぐらい巻くようなイメージだ。
しっかりと頭に叩き込んでシャクリを入れるも、なかなかアタリがない。時おり訪れるのは、「ブルブル」っという小さなアタリ。上がってきたのは、美味しそうな外道のアジだった。
前日までの時化が影響しているのか、厳しい時間を過ごす。アタリが恋しくなり、通常はエサとしてサバの切り身を縫い刺しにしているが、より動きのアピールが上がるチョン掛けにしてアタリを出そうと試みる。ただし、アタリは増えるが、食い込みはより難しくなるので注意が必要。
各人、引き出しからあの手この手を使って効果的なアピールを探すも、なかなかアタリが来ない。魚群探知機の反応を見ると、そこにはタチウオが確かにいるはず。純粋に食いが悪いのだ。
以上の記事は「つり丸」2018年8月1日号の掲載記事です。
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当日は観音崎沖と第二海堡沖に船団ができた!