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中小型の数釣りシーズン! ひとつテンヤで釣るマダイ(LT広布号)

中小型の数釣りシーズン! ひとつテンヤで釣るマダイ(LT広布号)

ひとつテンヤマダイが盛んな外房・大原沖も、すでに秋の好シーズンに突入している。秋は中小型マダイの数釣りが楽しめるシーズンであるが、今シーズンは例年になく大型マダイのヒットが目立っている。

perm_media 《画像ギャラリー》中小型の数釣りシーズン! ひとつテンヤで釣るマダイ(LT広布号)の画像をチェック! navigate_next

大ダイ連発もある⁉︎ どんな状況にも対応できる準備をして臨もう!

大ダイ浮上!

3.6㎏の立派なマダイ! この1枚を皮切りに、「LT広布号」の取材では大ダイのアタリが連発した!

大ダイとのやり取りは一進一退。体中に力が入る!

取材当日最大の4.6㎏!

この時期はフォールでアタりやすい。糸の変化には注意しよう

これもデカイよ!

こちらは1㎏前後。秋は、このサイズが多い

仲良く大ダイをゲット!

榎戸さんが使用したロッドは、ノリーズの「ハイブリッドテンヤ真鯛80MH」

潮の速さや水色が変わると、それに応じてテンヤも変えていく榎戸さん

榎戸さんが掛けた良型マダイが無事タモに収まった!

榎戸さんは秋のアベレージサイズゲット!

野島船長も竿を出すと、すぐにヒット! 野島船長は軟調竿で楽しんでいた!

野島船長も中ダイゲット!

小型マダイやハナダイは、掛かりどころがよければ抜き上げる!

ハナダイも数まじることがある!

ノリーズの関口さんは、開始早々にヒラメをゲット!

取材時に配られたエサはコレ

「LT広布号」のオリジナルカブラ!

良型マダイをゲットした榎戸さんは、エサ取りの状況に応じて、エビエサとワーム(エコギア「スイムシュリンプ」)を使い分けた!

エサ取りにかじられたワーム(エコギア「スイムシュリンプ」)。噛み跡が小さく、スパっとかじり取られているのはウマヅラハギかフグだという! ワームに付けられた噛み跡によって、エサ取りの正体が予想できる!

今回、取材にご協力いただいたのは、千葉・大原「LT広布号」。

ひとつテンヤマダイが盛んな大原沖も、すでに秋の好シーズンに突入している。秋は中小型の数釣りシーズンであるが、状況次第では大ダイの連発もあるので侮れない!
「10月は浅場から水深のある場所も狙います。広範囲のポイントを狙うので、どこでマダイが食うかわかりません。うまくいけば今回の取材のように、秋のシーズンでも中大ダイが連発することもありますよ」と話すのは大原「LT広布号」の野島幸一船長。
当日は水深40mから25mまでのカケアガリに好反応を発見。その場所を流すと、それまで小型マダイとハナダイしかアタらなかったのがウソのように中大ダイが連発! 6人中5人にアタリがあったが、取り込まれたのは4㎏台1枚に3㎏台が二枚だけ。あとはラインブレイクやハリ外れによるバラシに終わってしまった。
ノリーズの榎戸 富さんは、後半に3.5㎏超をゲット。エコギア「オーバルテンヤ」とエコギア「スイムシュリンプ」の組み合わせは「ハイブリッドひとつテンヤ」と呼ばれ、大ダイにとくに実績が高い。今回、エサ取りが多いなか、榎戸さんは「ハイブリッドひとつテンヤ」を活用して見事良型マダイを食わせた。

ひとつテンヤマダイ仕掛け。大ダイに有効なハイブリットひとつテンヤ

今回取材をした大原「LT広布号」のタックル&仕掛けは上のイラストのとおり。特別変わった点はなく、オーソドックスな仕様だ。
そこで今回は、「LT広布号」の取材で同船していただいたノリーズの榎戸 富さんが使用していた「ハイブリッドひとつテンヤ」について解説しよう。
「ハイブリッドひとつテンヤ」とは、エコギア「オーバルテンヤ」に、エビエサの代わりにワームのエコギア「スイムシュリンプ」を組み合わせたものだ。
この「ハイブリッドひとつテンヤ」の特徴は、何といっても大ダイの実績が高いことだ。
「エビエサは仕掛けの上げ下げで、エビの頭部の殻が外れかかっていることがあります。海中でその状態になっていると、テンヤが不自然に動いてしまいます。そのようなテンヤには、警戒心の強い大型マダイはまず食ってきません。だからエビエサの場合は、頭部の殻と腹部をハリで止めるように刺すようにするのが大事です。その点、『ハイブリッドひとつテンヤ』はその心配がありません。またさまざまなカラーがあってアピール度も高くなります。だから大ダイの実績が高いんです」と榎戸さん。
榎戸さんが使用するワームの「スイムシュリンプ」は、フォールでも巻き上げでも不自然な動きはしない。テンヤの姿勢が安定するので、大ダイに警戒心を与えず、ヒット率が高いのだ!
前述したようにエコギア「オーバルテンヤ」にワームのエコギア「スイムシュリンプ」を組み合わせた「ハイブリッドひとつテンヤ」は大ダイの実績が高いが、状況によっては通常のエビエサで狙うこともあるという榎戸さん。
ワームからエビエサにシフトする状況は、エサ取りが非常に多いときだという。
「『スイムシュリンプ』はエビエサに比べるとアピール度が高いので、エサ取りが多いときはひとたまりもありません。投入のたびにかじられてボロボロになります。かじられる度合いによっては、フォール時などに安定した姿勢を保てなくなります。ですから、エサ取りが多いときは、アピール度の低いエビエサで狙うようにしています」と話す、榎戸さん。
また取材当日、榎戸さんは「ショートバイト(食いが浅い)」という理由でも、ワームからエビエサに変えていた。
ワーム使用では、その噛み跡からエサ取りの正体、またはアタっても掛からなかった魚の正体を予想できる。噛み跡が小さくスパッとかじり取られているのはウマヅラハギかフグの仲間。楊枝で刺したような穴が並び、引き裂かれたような跡があるのはベラ。スパっと一直線に何本かの線が入るのはヒラメ。ほぼ無傷でワームがズレているだけは本命マダイだそうだ。

基本の釣り方。秋はフォールのアタリが多い。糸フケに注意だ!

秋の基本の釣り方は上のイラストのとおり。
「秋のマダイは活性が高いので、テンヤが着底する前のフォールでアタることが多くなります」と話す、榎戸さん。
そのため、テンヤを投入したら糸の動きに注意しよう。糸フケが出たらアタッている可能性大。即座にアワせよう。
また秋は底付近でアタることが多い。テンヤが着底したら、イラストのように海底から5m付近まで探るといいだろう。
この時期は水深が20m台の浅場を狙うこともある。浅場で無風かつ潮が流れない状況では、テンヤをキャストして広範囲を探るようにしたい。この状況での船下狙いでは、狭い範囲しか探れないからだ。
さらに秋はエサ取りも活発。アタリが出ずにエサを取られることもしばしばあるので、頻繁に仕掛けを入れ替えるようにしよう。

以上の記事は「つり丸」2014年10月15日号の掲載記事です。

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