その日のタナと誘いパターンを見つけることが大事! アタったらアワせることも!


水深は50m〜100m前後

途中、「グングン」と抵抗する引きはアマダイだ!

きれいなアマダイが浮いた。良型はタモで取り込もう!

本命アマダイが釣れた! 一安心!

釣り方がその日の状況に合った人は、着実に数を伸ばした!当日はトップ5匹が二人

ニコッと笑って、本命を確信した永井さん!

永井名人も、当日は5匹ゲット!

30cm台後半の良型をゲットした永井名人

アマダイが顔を出した

本命ゲットは嬉しい!

マメに誘うのが、本命ゲットのコツ!

酒蒸しや干物などが美味しいアマダイ。上品な味が楽しめる

この釣りはゲストが多い。アカボラ、オニカサゴ、アラなどがまじった!

アジもまじった

「豊漁丸」ではオモリは60号を使用

付けエサはオキアミ。ハリの軸に対してまっすぐ刺す

今回、取材にご協力いただいたのは、神奈川・平塚「豊漁丸」。
「シケ前はすごい良かったですね。今日は海を見ればわかるように、すごく濁って食いが渋いですけど…」と話すのは、平塚港「豊漁丸」の後藤宗一郎船長。
「豊漁丸」では9月前半からアマダイ船をスタート。開幕初日、二日目には40㎝オーバーが出たり、トップ2ケタ釣果を記録するなど好調なスタートを切った。その後、台風通過や大雨などの影響で釣果にムラがあるが、条件が悪くてもトップ5匹前後を記録している日が多い。
そして、この釣りの特徴である多彩なゲストも例年どおりにまじっている。一日をとおしてアタリが多く、今シーズンも良さそうな雰囲気だ。
「その日の状況に合ったタナや誘いパターンを見つけるのがコツです」と後藤船長。
これから水温が下がれば、50㎝オーバーの大型の期待も高まる相模湾のアマダイ。この秋、オススメターゲットの一つだ!
アマダイ仕掛けをご紹介。仕掛けは2本バリ、長さは2m前後が良い

「豊漁丸」での使用オモリは60号。竿は60号オモリに対応した先調子がオススメ。7対3〜8対2調子が、誘って仕掛けを操作しやすく、またアタリもわかりやすいだろう。長さは1.8〜2.7mぐらい。
60号のオモリに対応したライト用、またはゲームロッドが最近では多数販売されており、汎用性が高く、軽量で扱いやすい。アマダイ専用竿は少ないので、これらのタイプを使用する人が多くなっている。
リールは何と言っても小型電動。水深100m前後のポイントを狙うことも多く、仕掛けの上げ下げも多いので、電動リールがオススメだ。
道糸はPEラインの3号前後を200m以上は巻いておくこと。
「豊漁丸」のアマダイ仕掛けは、ハリス3〜4号、全長2m前後。ハリはマダイの7〜8号。下バリから1mぐらいのところから、小さめの親子サルカンを介して枝スを出すようにする。
付けエサはオキアミを使用。オキアミの尾羽を切り取り、尻尾のほうからハリ先を刺し入れて、ハリの軸に対してまっすぐ刺すようにする。
ハリの軸に対してまっすぐ付けないと、誘ったときなど仕掛けを動かしたときにエサがクルクル回ってしまうので注意しよう。
タナについて。全長2mの仕掛けではタナは海底から1m前後!

たときのタナは、海底から1mオモリを巻き上げた位置が基本のタナとなる。このタナを基準に、そのときの状況(潮の速さ、掛かるゲストの種類)によって前後50㎝を探っていく。
掛かるゲストによってタナを判断するなら、アカボラが掛かるタナが正解と言われる。トラギス、ガンゾウビラメ、カナガシラなどが多く掛かるようならタナが低いので、もう少し高めにする。
また、誘いはそのときによる。船上のアタリ具合を見て、誘っているほうがアタっているのか、それともあまり誘わないほうがいいのか判断して、それに合わせよう。
「その日の状況に合ったタナと誘いパターンを見つけるのが大事です。アタリが多い人のタナや釣り方を参考にするのが一番です」と話す後藤船長。

また、アタったらアワせることも忘れずに。アワせないと、巻き上げ途中に外れることも珍しくないからだ。
アワセは即アワセはダメ。即アワセだと、スッポ抜けやすいという。アタリを感じたら、まずは竿を起こして聞き上げる。そして、魚の重みを感じたら、竿を頭上まで立ててハリ掛かりを確実にする。
以上の記事は「つり丸」2015年10月15日号の掲載記事です。
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当日は平塚西沖を狙った