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ショートロッドで大ダイと勝負! 西川名沖のコマセマダイ(竜一丸)

ショートロッドで大ダイと勝負! 西川名沖のコマセマダイ(竜一丸)

西川名港「竜一丸」は、8月から12月までマダイを狙う。得意としているポイントは、基地としている西川名港前。モロコも多く生息するポイントだけにさまざまな条件が整った海である。今期は、例年どおり8月にイサキ釣りからバトンタッチし、マダイ釣りを開始。開幕直後から順調にマダイがあがっている。

港の目の前が超一級ポイント! 高活性マダイはハリス5号以上で攻略

マダイの一級ポイントは港のすぐ沖。「竜一丸」が毎日コマセをまいて漁場をつくっている

オキアミコマセの帯に魚が反応していることが分かる。「竜一丸」では、しっかりと指示ダナを守ることが大事

水深が浅いのでマダイはビンビンと元気に引く。鋭い突っ込みには要注意

誘うなら手持ち竿でソフトに誘う。エサ取り魚も多いので、早い手返しも大事。エサ取り魚がいなくなったらチャンスだ

誘いを駆使して見事6枚キャッチした中谷さん

大物釣り師の村上裕二さんも常連の一人

潮の流れが速い海で育っているのでマダイの体高がある

ベテランから初心者まで気軽に楽しめるコマセマダイ釣りがここで可能だ

本命マダイに一安心!

少し小ぶりだけど問題ないよ!

これからの時期に多いカンパチの幼魚、ショゴ

ゲストも多彩だ!

村上さんは、午後船でなんと35㎏のモロコをキャッチ

ショートロッドに高性能の手巻きの両軸リール、ビシはオモリ60号だ

今回、取材にご協力いただいたのは、千葉・南房西川名港「竜一丸」。

房総半島の先端部に位置する西川名沖。東京湾から流出する栄養分豊富な潮と沖から流れてくる黒潮の分流がまじりあう、魚たちの楽園だ。
マダイの好漁場として古くから有名で、ひと昔前は生きエビエサのシャクリ釣りが盛んに行われていた。
この条件が整った西川名港前のポイントを専門に釣らせてくれるのが、西川名港を基地とする「竜一丸」だ。
「今年は8月からマダイが港前のポイントに大量に回遊していて、好調に釣れてます。毎日、誰かしらがモンスタークラスのマダイにやられてます。すでに、今期は10㎏があがってますから、細ハリスの使用は厳禁ですよ」と話す、若船長の安西竜一さん。潮の流れを的確に読み、マダイを浮かして確実に釣らせてくれるエキスパート船長だ。
ポイントの水深は30〜50m。船はピンポイントを狙い撃ちする潮流しスタイル。ハリス5号以上、長さ5〜7m、1本バリ仕掛けを使用するオキアミコマセ釣りだ。
船長の指示ダナの3m下からコマセをドバまきしオキアミの層を作り、指示ダナで待つ。そこに突っ込んでくるマダイを狙う。まさに、これがコマセ釣りの原点。スイッチが入るとおもしろいようによく釣れるのが特徴だ。
「竿は昔からショートロッドをススメています。リールは電動でもいいですが、ドラグ性能のよいハイギアタイプの手巻きの両軸リールの組み合わせがいいですね。マダイとのやり取りを思う存分楽しんでください!」と竜一船長は話す。
南房の秋ダイシーズンはまだ始まったばかり。大ダイはもちろん、思わぬおいしいゲストが釣れることもあるぞ。

「竜一丸」マダイ仕掛け。ショートなロッドとハリスでマダイの引きをダイレクトに

釣り方はオキアミコマセ釣りだが、ショートロッドとショートハリスで狙うのが特徴。
ロッドの長さは、2m前後7対3調子のものが常連さんの間で好まれて使われている。
コマセマダイというと胴調子のロングロッドと10m以上のロングハリスが主流だが、なぜショートなのか。
それは、「竜一丸」が行う釣り方に理由がある。
「うちでは、コマセ釣りの基本スタイルを昔からずっと実践してきてます。それって何かっていうと、コマセをまいて魚をよせて掛ける。つまり、まいたコマセによってきた魚を狙っているんですよ。だから、ハリスの長さも6m前後と短め、ちょっと前までは5mだったんだけどね。コマセも指示ダナの下、3mの間でドバまきしてもらいます。この動作をするには、ショートロッドのほうが断然扱いやすいですよね。まいたオキアミは浮力があるからタナで浮遊していて、魚探やソナーにはっきりと映ります。そのコマセに反応した魚たちもはっきりと確認できます。ここのマダイは正直というか、スレていないというか、活性が高いとコマセのなかに突っ込んでくるんですよ。そいつを狙っているんです。だから、ハリスは6m!」
ポイントの水深は浅めだ。水深30〜50mがほとんどで、タナはだいたい底から10m上前後。竜一船長が魚の動きを見ながら、タナの微調整を行っている。

「竜一丸」の釣り方。エサ取り魚はつきもの。早い手返しで対応する

30㎏を超すモロコが生息するほど環境がよい西川名沖だが、マダイはもちろんのことさまざまな魚が多く生息する。よって「エサ取り魚」も多い。
その犯人はいろいろだが、おもにウマヅラハギやホンカワハギ、小ダイなどだ。
コマセを多くまき続けるのだから、これらの魚をよせるのはしかたのないこと。
釣り人側としては、「エサ取りがうるさくて釣りにならないよっ!」と感じる人も多いだろうが、ここでは我慢が大事。エサ取りの活性が高いときは、必ず本命の活性が高くなるときがあるからだ。
手返し早く仕掛けを打ちなおしていると、付けエサが残ってあがってくることがある。自分のではなく周りの人からもこの情報は得ることができる。ここからがチャンスだ。
エサ取り魚たちよりもマダイの活性が上がり、エサ取り魚を寄せ付けずにコマセを捕食していることが多い。
そう察知して竿先に意識を集中していると、いきなりドンっとヒット! マダイがリールのドラグを引き出し、一気に突っ走る。ということが毎日起こっているという。
そのため、「竜一丸」では魚とのやり取りに集中するため、ジギング用の高性能ドラグ搭載の両軸リールを使用する人が多くなっている。
とてもシンプルな釣り方でありながら、大型魚が期待できる西川名沖のマダイ釣り。
大物ヒット後の痛恨のバラシ軽減のためにも、ハリスの傷のチェックはマメに行おう。ハリのチモトに傷があれば、必ずハリを結びかえるか、ハリスごと交換する。
そして、スタート前にはリールのドラグ調整も忘れずに。緩めが基本だ。締め具合が分からないときは、中乗りさんか船長に必ず聞いて調整してもらうことが肝心だ。

以上の記事は「つり丸」2015年11月1日号の掲載記事です。

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