強い引きが魅力のワラサ! この秋、ぜひチャレンジしてみよう!


シマノ「探見丸スマート」に反応が映った!

マメに仕掛けを入れ替え、コマセワークのいい人には連発した!

取り込みは周囲の釣り人と協力しておこなおう!

良型サイズに大満足だ!

慣れた常連さんはチャンスタイムに確実に食わせて数を伸ばしていく!

引きの強さもこの釣りの楽しみだ

美味しそうな丸々した3㎏級のワラサ!

本命の顔を見て一安心

これからの時期は脂の乗りもよくなって、よりいっそう美味しくなる!

イナダが数まじることもある

付けエサはオキアミ。1匹掛けや抱き合わせで付ける

今回、取材にご協力いただいたのは、神奈川・剣崎松輪「大松丸」。
今シーズンは8月中旬からスタートしている剣崎沖のワラサ。10月前半の時点では釣果にムラがあるが、トップ3〜5本ぐらいの釣果を記録する日が多い。
そしてイナダが多数まじる日もあり、時おりブリクラスが取り込まれている。10㎏級の大型を取り込んだという報告もある。
「ここのところイナダがよくまじっていますね。またイナダが掛かったと思うと、今度はもっと引きが強くてワラサだったということもあります」と話すのは剣崎松輪「大松丸」の鈴木大揮・若船長。
いろいろなサイズの可能性があるが、ハリスはワラサに照準を絞って6号、6mが基本。食いが渋いようであれば細く長く、食いが良ければ太く短くするといいだろう。
ここ数年は11月いっぱいぐらいまでロングランで続いている剣崎沖のワラサ。今シーズンもロングランで続くことが望まれる!
剣崎沖のワラサ仕掛け。ハリスは6号6mが基本! 状況で長さや号数を変える

剣崎沖のワラサ釣りでは、今回取材した剣崎松輪「大松丸」をはじめ、多くの船宿が80号のビシを使用する。そのため、竿は80号のオモリに対応できるものを選ぶこと。7対3〜6対4調子が、置き竿でも手持ちでも対応しやすい。長さは2.1〜3mぐらいが扱いやすいだろう。
リールは小型電動か、中型の手巻き両軸リール。水深がある場所では、電動リールが手返しの点で扱いやすいだろう。リールには道糸としてPEラインの4〜6号を200m以上巻いておくこと。
ハリスは6号、6mが基本。「食いが渋いときは6号より細い4〜5号、入れ食いの時には8号や10号にするといいですよ」と「大松丸」の鈴木大揮船長。
クッションゴムは使用ハリスに適合した太さを使用すること。長さは1m。
ハリはヒラマサの12〜13号。軸が細いハリは、折られたり、伸ばされたりするので、軸が太くしっかりしたハリを使うこと。
剣崎沖のワラサの釣り方をご紹介。手返しよく仕掛けを投入しよう

「大松丸」では、取材当日は海底からのタナ取りをおこなった。ビシを一度、海底まで落とし、糸フケを取ったら、コマセをまきながらタナまでビシを巻き上げる。
タナは海底から「ハリスの長さ分プラス2〜4m」というのが取材当日の指示。潮の速さ、反応の位置などによって、タナを微調整していく。
取材当日、反応が出ているときに鈴木船長から「反応が出ていますから、仕掛けを何度も入れ替えてコマセをまいてください」というアナウンスがあった。
ワラサ釣りでは、この「手返し」が大事だ。反応が出ているとき、食いが立っているときは、積極的に仕掛けを入れ替えてコマセをまくようにする。この状況ではタナを取ってからアタリを待つのは1〜2分。それでアタらなければ、仕掛けを投入しなおす。
アタっていない時間帯も仕掛けを入れっぱなしにせず、5〜6分のペースで仕掛けを投入しなおそう。
以上の記事は「つり丸」2015年11月1日号の掲載記事です。
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