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良型多く釣りごたえ抜群! 手軽に楽しめるショウサイフグ【飯岡沖】

良型多く釣りごたえ抜群! 手軽に楽しめるショウサイフグ【飯岡沖】

大型船が並ぶ飯岡港より出船した。初めて挑戦するカットウ釣りで、アオヤギをエサに、2本のカットウバリでエサ取り名人のフグを迎え撃つ。ズシッと手応えを感じさせるフグは水を吸い込み、プッ、プク、プーと膨らんだ。フグの姿を見ると、思わず頬が緩み、福々しい顔になる。

開始からあちこちでアタり。まずまずのスタート

ポイントまでは港から15〜20分で、水深も16〜20m。

いいところにハリ掛かり! アワセのタイミングがバッチリ。

嬉しい良型!

取材者もこのとおり。

今回、取材にご協力いただいたのは、千葉・飯岡「龍鳳丸」。

7月17日、3連休の最終日、初の飯岡港に到着したのは4時過ぎだが、船の前は満車。少し奥へ車を停めた。
「龍鳳丸」に常連さんたちがすでに乗船しているため、道具を積み始めると、すぐ佐藤純基船長が来たので挨拶する。釣り座は右舷胴の間だ。
上乗りさんから氷とエサのアオヤギが配られ、4時50分に出船した。場所までは15分ほどで、水深も20m程度という。途中で海鳥が見え、引っ張りの道具を流している職漁船も。
この日は朝から曇っているため、半袖ではやや肌寒さも感じた。長袖の方も多い。
最初のアタリはハナダイだったが、次の流しで右舷ミヨシの人が型を見た。次は左舷ミヨシの竿が曲がる。上がったのは25㎝級。
ここからあちこちでアタリ出し、小さくて20㎝、平均で25㎝前後の魚が顔を出す。写真を撮る前に足元のオケにフグが泳ぎ始める方も。
しかし、船長は「30㎝超えが出ないと…」と、まだ納得しない様子。
女性アングラーが30㎝級も上げ、すかさずシャッターを切る。
6時頃、左舷胴の間でイイダコより一回り大きいマダコが上がったが、その直後、左舷のミヨシで1.5㎏級のマダコが追加される。
和竿で狙っていた旭市の髙山さんも本日の初物を抜き上げる。写真もある程度撮れた頃を見て、船長から「そろそろ始めたらいいよ」と、嬉しい言葉をいただいた。
喜んで船宿仕掛けを見ると、金色のオモリに、カットウバリの周りには鮮やかなビーズやパイプなど「目立たせてフグを寄せる」ための小物がちりばめられている。いわば「エサ取りを避けるための地味な仕掛け」の正反対だ。

仕掛けと釣り方

カットウのエサバリにアオヤギを付ける。

カットウ釣りは初挑戦なので、船長に釣り方を教えてもらった。
「エサのアオヤギは、エサバリへキモから通して1回ひねり、足へ抜く。3個くらい付ければいいよ。オモリが底に着いたら、道糸を弛めないようにして時々空アワセする。アタリが感じられない時もあるけど、そっと誘い上げ、チョンとアワせてハリに掛けることもできる」と、慣れない私に竿の持ち方から手本を見せてくれた。
右手でリールシート周り、左手ではグリップより前のブランク部に手を添えて、波の動きに合わせて竿先を上下動させ、底スレスレをキープするようなイメージだ。
底を取ったが、アタリが伝わってこないので「居食いされてはたまらん」と、空アワセを小まめに繰り返す。
すぐエサバリからエサが取られる様子ではないが、エサをつつきに来た瞬間を逃すわけにはいかない。空アワセの瞬間、ズシッと重みが伝わった。
「来たっ!」と少し巻くと、重みが軽くなったように感じるが、食い上げただけ。うっかり緩めるとバレるので、テンションを抜かずに巻き続ける。初めて手にしたショウサイフグは20㎝だが、下あご近くにカットウバリが掛かり、エサを食いに来たタイミングを捉えたことが分かる。

30~40cmの良型が、あちこちで上がる!

サイズがいいと、引きも最高!

大型のショウサイフグがダブルヒット!

釣れたフグは処理師免許を持ったスタッフがさばいてくれる。

その直後、女性アングラーが一回り大きなフグを上げ、同行者も同時に30㎝級。フグを持つ笑みがまぶしい。
計測するとジャスト40㎝!
ショウサイフグは最大で30㎝程度と思っていたので驚く。続いて別の方に35㎝級も。
27〜30㎝以上の魚が出始めたので、私も気合を入れてシャクると、さっきより重みのある25㎝級が2匹連続。そして8時、アワせた瞬間、これまでにない手応えが来た。思わずリールを巻く手が止まりそうになるも、慎重に抜き上げたのは36㎝。この大きさが出ると、取材だということを忘れそうになる。
ここでは飯岡の僚船と同じ場所を流していく形だが、アタらなくなれば、すぐ潮登りする。船中の誰かしらにアタると、隣も、その隣もと順番にアタってくる。
30㎝級を2匹追加し、数よりも型狙いの状況だが、時に根掛かり、オマツリもある。しかし、カエシのないハリなので、外すのは楽だ。
「オモリを底に着けても、伸ばしすぎると根掛かりする場合がある。あまり伸ばさないこと」と船長も言う。
頃合いを見て、上乗りさんが各自の釣ったフグを捌き始めた。フグの頭の後ろに包丁を入れ、内臓、皮もろとも一気に剥ぐ。棒身はオケいっぱいの海水で洗い流し、袋詰めされて一丁上がり。
私も次のアタリで6匹目をキャッチしたが、その後は小さなアタリを掛けられない。油断したところで根掛かりし、仕掛けごと持って行かれた。根のある所はフグだけでなくタコも多いらしく、あちこちで1.5㎏前後のマダコも上がった。雲が消えて一気に暑くなった11時15分過ぎ、沖揚がりとなった。トップは15匹だが、大半が良型だ。
「龍鳳丸」は女性やお子様も安心して利用できる船だが、船宿の2階で頂いた昼食は、女将さんの手料理がお膳で出てくるため、民宿に泊ったような気分。
船長に今後の様子を聞くと、「今日は数が今一つだけど、潮が動けばさらに数が狙えます」と、嬉しい答えが返って来た。良型の多い飯岡沖のフグ、予想以上に楽しめた。

以上の記事は「つり丸」2017年8月15日号の掲載情報です。

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