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冬の風物詩、夜のイカブリ好調! 仕掛けと釣り方を解説(秀正丸)

冬の風物詩、夜のイカブリ好調! 仕掛けと釣り方を解説(秀正丸)

イカブリ仕掛けは独特だ。ハリス26号以上、長さ3〜4.5m。イカエサのため、親バリと孫バリを打ち、親バリ近くに6〜8号のナツメオモリを付ける。昼間のコマセ釣りに比べると太仕掛けだが、ハリスを細くする必要はない。理由は夜だからだ。

イカブリ仕掛け。仕掛けはテンビン。泳がせタックルどちらでもOK

イカブリ仕掛けは独特だ。

ハリス26号以上、長さ3〜4.5m。イカエサのため、親バリと孫バリを打ち、親バリ近くに6〜8号のナツメオモリを付ける。

昼間のコマセ釣りに比べると太仕掛けだが、ハリスを細くする必要はない。理由は夜だからだ。

ハリスが太い分、使用するロッドやリールも頑強なものが必要だと考えられるが、この部分に関してはワラサタックルを流用できる。

リールはシマノ社製なら3000番以上、ダイワ社製なら500番以上。PEは6号がベター。

ロッドは、キハダ用や泳がせタックル、ワラサロッドでよい。オモリは120号を使用する。

船宿では、テンビン使用を推奨しているが、シンプルな親子サルカン使用の泳がせ仕掛けでもよい。

ようするに水中で長めのハリスが絡まなければいい。

ハリスに付けるオモリの役目は、生きたイカがあまり泳ぎまわらないようにするためだった。だが、近年の主流は生きイカエサではなく、冷凍イカ。オモリを装着することによって、ハリスの手前マツリ防止と水中での泳ぎをよくする役割を果たしている。

冷凍イカのサイズは、20㎝前後がベスト。船上で冷凍ヤリイカを購入できるが、事前に用意するなら、スーパーの鮮魚売り場で20㎝前後の小ヤリイカや10㎝前後のヒイカなどを購入するとよいだろう。

東伊豆沖初島周りイカブリ釣行レポート

ポイントは初島周りのほぼ全域。「秀正丸」はソナーと魚体長魚探を駆使して群れを確実に探しだす

水深は60m前後と比較的浅い。海底にはさまざまなベイトフィッシュが群れている

これがエサ。冷凍のヤリイカだが、夜のブリ族はこれで十分釣れるのだ。この仕掛けは「秀正丸」オリジナル仕掛け。船上で購入可能

ブリ族の引きを存分に味わえる、今期のイカブリ釣り。ハリスが太いので多少強引すぎるぐらいのやり取りでオーケー

口元に見えるこのオモリが肝!

一人ヒットすれば、船上の釣り人のロッドは次々と弧を描く

オモリは120号だからコシの強いワラサタックルを使うことが出来る

誰にでも楽しめる夜釣り

ワラサは爆釣中! ドンと来るブリに要注意!

次々と釣れていく…

思わず笑顔がこぼれました

脂が乗っていて絶品だ!

爆釣Xデイのこの日、釣れたのはワラサだけではない。本命のブリクラスもしっかりと釣れている

常連の細川さんは、ワラサをダントツの16本キャッチ

今回、取材にご協力いただいたのは、静岡・宇佐美「秀正丸」。

東伊豆沖初島周りの冬の風物詩、〝イカブリ〟。読んで字のごとく、イカをエサにしてブリを狙う釣り方だ。

毎年、11月になると、初島周りの夜釣りでヤリイカが釣れだす。それをエサにして、ブリを釣るという、この地域独特の伝統漁法なのだ。

しかし、近年は初島周りの夜ヤリイカ釣りにムラがあり、エサのヤリイカを釣ってから、ブリ釣りという流れはあまり成立していない。

だが、ブリ族は、夜だと冷凍のイカエサでも生きエサと比べて遜色なく釣れることがわかっている。

乗船した11月初旬も冷凍のヤリイカエサで、4〜6㎏のワラサが入れ食いになるという、爆釣ぶりだった。

「昼間もろくすっぽ見当たらなかったワラサの群れがいまになってようやく初島周りに回遊してきたようです。今晩はどこでもワラサの反応を見つけることができました」と、前日の釣果とは真逆の結果を得た宇佐美「秀正丸」の森秀正船長は話す。

イカブリ釣りは、胴付き仕掛けでもコマセ釣りでもない。テンビンもしくは親子サルカンを介して、ハリスを長さ3〜5mとり、イカを泳がすというもの。ナツメオモリの6〜8号をハリスのチモトに付けるのが特徴だ。オモリは、冷凍エサならエサの動きをよくするために、生きエサならブリが捕食しやすいようにテンビンの下にイカが泳ぐようにするためのもの。

例年この釣りのシーズンは年内いっぱいだが、今期は水温が高めのこともあり、年明けまでワラサとブリが釣れ続くかもしれない。

ブリはもちろんだが、今期のワラサも脂が乗っていておいしいという。防寒対策をして、寒ブリを釣りあげよう。

初島周りのイカブリ。タナはハリス長+2m底から上。高活性時は高ダナで

釣り方はいたってカンタン。イカエサを装着したら、オモリダナをハリスの長さ分+2m、底から上げて置き竿でアタリを待つだけ。ハリスの長さが4mであれば、底から6m上がオモリのタナだ。

多少海面がざわざわしているほうが、置き竿時、エサが適度に動いてアピールになっていいようだ。

周りがヒットしていて、自分にだけアタリが来ないときはタナを2〜3m上げてみよう。青物たちは夜だからといってボトムスレスレだけを泳いでいるのではない。船上の灯りの力で魚がかなり浮くこともある。

アタリは最初「モゾモゾ」とした意外と小さなもの。ここでアワセず、2度3度強く竿先が水中に引きこまれてから、ゆっくりと聞き上げてやる。そのとき魚の引きで竿が持ち上がらないほどの引きがあったらそこで強めにアワセを入れれば、十分だ。

やり取りはドラグを強めに設定して、多少強引なくらいでいい。ゆっくりやり取りしているとオマツリの原因になるからだ。

ワラササイズであれば、抜き上げオーケーだが、10㎏近いブリはタモ入れしてもらう。

例年以上に魚影が濃い初島周りのワラサだが、水温がまだ高いので今期は年明けまでロングランで続く可能性もある。防寒対策をして、この〝イカブリ〟を体験してみてはいかがだろう。ブリフィーバーのXデーに遭遇できるかもしれないぞ。

以上の記事は「つり丸」2014年12月15日号の掲載記事です。

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