ムツとオニカサゴは周年ターゲット! 秋から冬はおすすめアマダイ


富浦沖で深場五目とオニカサゴのリレー釣り。仕立船ならではの豪華な狙いで見事本命のクロムツをゲット!

こちらは、「赤」や「黒」ほど喜ばれない「白」ムツ(オオメハタ)。でも、意外と美味しい。刺身もいけます

縄切りといって嫌われるクロシビカマスだが、こちらも食べると非常に美味しい。これがかなり釣れた

オニカサゴは大型こそ出なかったが上々の食い。ときに2㎏クラスの大物を姿を見せる

これからの時期、鍋の具材としても重宝するオニカサゴ。薄切りにしてしゃぶしゃぶににする「オニしゃぶ」は最高の贅沢だ

胴付き仕掛けにアコウもヒット! まさに高級五目釣りだ!

大型のカンコも常連ゲスト。こちらもイマイチ喜ばれない魚だが、食べておいしい。鍋ネタはおすすめ

今回、取材にご協力いただいたのは、千葉・富浦港「酒井丸」。
ムツは胴付き仕掛けにオモリ200号の深場五目釣りで、オニカサゴはテンビン仕掛けにオモリ120号か150号で狙う。PE5号を400m巻ける電動リールがあればタックルを変えずにリレーできる。
多彩な外道がまじる釣りだが、特にムツ釣りでまじる大型スミヤキ(クロシビカマス)は、焼き網から炎が上がるほどの脂の乗りで、この魚狙いで通う人もいるほどだ。
オニカサゴにまじるカンコ(ハチカサゴ)は2㎏オーバー。釣ったその日は身が硬いが、熟成させると身に旨味が乗って、とても美味だ。
「ムツは潮が濁ればいいのが出ますよ。7月は3㎏オーバーが出てました。今日は澄み潮で小ぶりですね」。酒井隆船長は富浦沖の根を知り尽くすベテラン船長。説明も丁寧なので、出船前には現在の仕掛けや状況を電話でしっかり聞いておこう。
4人で仕立てれば料金は一人あたり7250円と格安なのも「酒井丸」が人気の理由のひとつ。エサ代を含めても一般的な乗合料金より安く釣りが楽しめる。ムツとオニカサゴは周年のターゲットだが、秋から冬にかけてはおすすめしたいのがアマダイ。富浦沖は地元船しか攻めないアマダイポイントが多い。アマダイとオニカサゴ、アマダイとカワハギのリレーなど、富浦沖ならではの仕立メニューも楽しめる。
以上の記事は「つり丸」2018年10月15日号の掲載記事です。
雑誌つり丸(マガジン・マガジン)を販売中!割引雑誌、プレゼント付雑誌、定期購読、バックナンバー、学割雑誌、シニア割雑誌などお得な雑誌情報満載!
まずは朝イチに深場五目。5本バリほどの胴付き仕掛けにサバエサを付け、水深200mほどを狙った