まだまだシーズン序盤戦。サイズ平均は300g前後の小型主体だ


掛かったよ!

今シーズンも湧きはいいようで、トップ30杯台もある。乗り連発は楽しいぞ~!

この時期にしては満足の良型もまじっている。今後は寒くなるにつれてどんどんサイズアップしてゆく

しっかりシャクってテンヤを動かすことで、掛ける動作だけでなく、誘いにもなっている。海底のテンヤの動きを意識して釣ろう

ここ数年好調で数釣りが続いている。今年も群れ濃く、ビギナーの入門にもオススメ

「ひいいいいいい~!」。スミじゃなくてよかったですね。くれぐれもスミ噴射にはご注意を

今回、取材にご協力いただいたのは、神奈川・金沢八景「一之瀬丸」。
最近は餌木を使った釣りも人気だが、「一之瀬丸」ではシャコをエサにした伝統のテンヤ釣法(午後船で餌木釣りでも出船中)。掛けた瞬間のズシッ! と来る衝撃はテンヤ釣りならでは。瞬間頭の中が真っ白になるほどで、一度経験したら病みつき間違いなしだ。
「今年も絶好調ですねー。数も出ているけど型もいい。毎年初期はコロッケサイズが多いんですが、今年は初めから300g級中心で、中にはもう500g近いのも釣れてますよ」とはスミイカ船担当の渡辺直人船長。釣り場は中ノ瀬から八景沖が中心だが、広範囲に生息しているようで、取材日はどのポイントでも平均して乗った。
本来は一日やってツ抜けすれば上出来な釣りだが、ここ数年好釣果が続いていて入門にももってこいだ。
「一之瀬丸」でビギナーにお薦めの席は右舷の胴の間。操舵室の真下にあたり、「自身も釣り大好き」な船長から細かく教えを乞うことが出来る。もちろん他の席でも出船前に声を掛ければ、エサ付けから釣り方まで丁寧なレクチャーを受けられる。
テンヤスミイカでアドレナリン出まくりの衝撃の乗りを体感しよう!
シャコエサの付け方

①まずはシャコを2つ折りにして、こんな風に持つ

②尾羽根の中心に左右2カ所からハサミを入れ…

③三角形に切り取る。これが串の刺し入れ口になる

④テンヤに安定して乗せられるよう爪を切り取る

⑤三角の切り口からテンヤの串を刺し入れる

⑥最後まで串を刺したら、輪ゴムでシャコとテンヤを固定して出来上がり

スミイカのテンヤ釣りで使用するシャコ。近年このシャコエサの確保が難しくなっているため餌木で狙う船が多くなっている。「一之瀬丸」はシャコエサ、餌木の両方で乗合を出している
以上の記事は「つり丸」2018年11月15日号の掲載記事です。
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ズシッ! とイカが乗った瞬間の、しびれるような快感はテンヤ釣りならでは。これから寒くなるにつれスミイカは大型化し、「ズシッ!」の重量感はアップしてゆく