インすればロングラン必至のヤリイカ。ぜひ、手返しの練習を…


基本のシャクリは…糸フケを取りながら竿先を海面付近に向け、オモリを底に付ける

目線の高さで穂先が止まるようにシャクリ上げて、一度ステイ。アタリを聞いて、反応があったら軽くアワセて電動オンだ

利根川さんは、底付近をソフトなシャクリで丹念に攻め、スルメまじりで30杯以上をゲット!

投入は、4〜5m前方にオモリを軽くフィードするだけでOK。遠くへ飛ばそうとするとトラブルことが多い

シャクリ上げてイッキに落とすフォールでプラヅノをアピール。そして次のシャクリでヤリイカを掛け、数を伸ばした常連の亀田さん

乗ってるヨ!

電動リールが巻き上げを自動で停止する前からハンドルを巻いて、幹糸の張りをキープ。流れるようにハリスを掴んで取り込もう

ヤリイカ&スルメイカ

この日は良型スルメイカの乗りが活発。なお、この時期はサバが少ないから釣りやすいと船長は言う

ロッドは、1.8〜2.1mの先調子でオモリ120号を背負えるタイプを。リールは中型電動リールに道糸PE3〜4号を300m以上巻いて挑もう

「坂口丸」オリジナル仕掛けには、ある工夫が。詳細は、今号の『船宿クロニクル』にあり! なおビギナーには、バレにくいブランコ仕掛けを推奨している

プラヅノの配色はブルー、ピンク、ケイムラの3色をベースに、アクセントの黄色や赤白スッテなどを混ぜて仕上げるのが効果的と教えてくれた

カンナにスミ跡が残っていたら、歯ブラシなどでキレイに取り除くこと。スミ跡があるツノに、イカは乗ってこない

今回、取材にご協力いただいたのは、神奈川・小田原早川港「坂口丸」。
「年明けから本格的なシーズンに入るのがここ数年のパターンかな。今期は、9月の下旬くらいから顔を見せ始めたけど、日ムラがあってね。まだヤリイカ自体の数が少ない状態だけど、楽しめるよ」と周年イカ乗合で出船している小田原早川港「坂口丸」の久保田忍船長が出船前に話す。
狙うポイントは、真鶴沖から南沖(初島周り)。そして瀬ノ海がメインで、この日は、比較的ブレイクが早い南沖の水深150m前後で竿を出した。
カケアガリからちょっとした根、フラットながらも実績がある場所で魚探の反応を見てピンポイントで攻めていくのが「坂口丸」流だ。
「水温高めの潮が差した感じだね。こうなるとスルメイカが多くまじるんだけど……」と船長。お話しの通り、この日はヤリイカもあがったが、スルメの割合が高かった。
「スルメのまじりが少なくなれば、本格的なシーズンイン。日を追って見ても雰囲気はマズマズだから、Xデイは近いかも」と船長が期待をこめてニッコリ微笑む。
インすればロングラン必至のヤリイカ。スルメがまじる場合は、来るべき爆乗りに備え、手返しの練習をして楽しもう。ちなみにスルメのキモとヤリの身で作る塩辛は絶品ですからね!
以上の記事は「つり丸」2014年1月15日号の掲載記事です。
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