1月以降のメインは脂が乗ったワラサ・イナダ。対象魚が豊富で楽しい!


開始早々、良型ゲットだ!

ベイトはイワシや現地でメロウドと呼ばれるイカナゴなど。ロングやセミロング系のジグにヒットが多かった

手返し重視で抜きあげる際は、十分に周囲に注意して行おう

ネットインまで油断できない!

ポイントは砂地や砂利場に点在する漁礁や沈船周りがメイン。ヒラマサは3㎏前後が多いが、もちろんそれ以上も!

これからはこんな丸々と太ったワラサがメインターゲット。脂がたっぷりと乗っておいしい!

イナダやワラサは群れで回遊している。同時ヒットは珍しくない!

当日はイナダ・ワラサの移動が速く、反応直撃スタイルで攻略。こんなときはジグは重めがオススメ

ベストシーズン到来!

カンパチはショゴが中心だが、3㎏級もキャッチされている。

今後水温が下がったときにまだ回遊しているかは不明だ

思わず笑顔に…

タックルはスピニングとスローピッチジャーク用の2種類が必須だ

ジグはショート、セミロング、ロング、スローピッチジャーク用の100~200gを幅広く用意しよう

「幸丸」の船はどれも大型で清潔。ルアーは午前と午後の一日2便態勢だ

今回、取材にご協力いただいたのは、千葉・飯岡港「幸丸」。
飯岡沖を攻める飯岡港「幸丸」のジギングターゲットは、前出の有名ポイントに挟まれているだけあって、ヒラマサ、ワラサ・イナダ、カンパチ、サワラなどの青物をはじめ、スローピッチジャークではホウボウ、ヒラメと非常に多彩。ヒラマサは7㎏級、カンパチは3㎏までがキャッチされているが、もちろんそれ以上のサイズもいる。「幸丸」の渡辺一司船長によると、まだ開拓できていないエリアも多いとのことで、キャスティングの可能性を含め、期待は大いに膨らむ。
12月中旬の取材では、ヒラマサ、カンパチ、ワラサ(イナダ)と、青物御三家グランドスラム達成! 数はヒラマサのトップが2本、ワラサは7本と絶好調! もちろん乗船者全員ボウズなし! 半日でこれだけの釣果は十分すぎるほどだ。
「これからは脂が乗って丸々太ったワラサやイナダがメインターゲットです。スローピッチジャークではホウボウがおもしろくなりますよ」と渡辺船長。飯岡沖は、今最も要注目のエリアだ。
飯岡沖のジギング。ドテラ&反応直撃スタイルはジグは重めが◎

「幸丸」が攻めるのは飯岡の沖合で、取材時は水深50m前後がメイン。底質は砂地や砂利場が多く、そこにある魚礁や沈船を主に攻めていった。
船の流し方はドテラ流し(横流し)で、よほど風が強いなど特別な状況のときはスパンカーを立てての潮流しでの釣りとなる。また、今回の取材時のようにワラサ・イナダの移動が速いときは、魚探やソナーで群れを追い掛け、反応直撃で攻めることもある。
そういったことを考えると、ジグは150〜200gといった水深に対しては重めのジグが活躍する場面が多い。とくに反応直撃で攻める場合は重いジグやテイルヘビーで沈みの速いタイプが奏功する。
ベイトはイワシや現地でメロウドと呼ばれるイカナゴ(コウナゴなどとも呼ばれる)がメインとのことだが、様々な状況に対応できるよう、ジグの形状はショート、セミロング、ロング、スローピッチ用と多彩に用意しておこう。
攻略の際の注意点としては、ドテラ流しの場合はラインが長く出されるので、しっかりとアクションを付けないとジグは動いていないことがある。ワラサ・イナダの場合はジグを飛ばすようなアクションはあまり必要ないが、とくにヒラマサ狙いの場合は注意したい。
以上の記事は「つり丸」2015年1月15日号の掲載記事です。
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青物狙いはスピニングタックルが有利