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フラッシャーで新鮮なエサをゲット! オニカサゴ仕掛け(初栄丸)

フラッシャーで新鮮なエサをゲット! オニカサゴ仕掛け(初栄丸)

勝浦港「初栄丸」も、そのスタイルで出船している。出船後、まずはフラッシャーサビキ釣りを行う。タックルはオニカサゴのものそのままでOK。仕掛けは幹糸6~8号、ハリス4~6号の7~8本バリ、フラッシャーはピンク&ホワイトが定番だ。

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オニカサゴ仕掛け。新鮮で大ぶりなサバで大型オニにアピール!

勝浦港「初栄丸」も、そのスタイルで出船している。出船後、まずはフラッシャーサビキ釣りを行う。タックルはオニカサゴのものそのままでOK。仕掛けは幹糸6~8号、ハリス4~6号の7~8本バリ、フラッシャーはピンク&ホワイトが定番だ。

船長は魚探反応を見てタナを指示する。仕掛け投入後、指示ダナに近づいたらスプールをサミングして仕掛けのスピードをゆるめ、サバのアタリを待つ。アタリがあったらゆっくり仕掛けを止め、追い食いを待ち、竿先の振幅がガクガク大きくなったら、多点掛けの合図、電動で巻き上げる。ハリ数が多いので投入や取り込みに自身がないビギナーは8本バリ仕掛けを半分に切って使うなど、ハリ数を減らしてやると手前マツリしにくい。ハリ数分サバが掛かってくることも多く、そんな状況であればハリ数を少なくしたほうが手返しがいい。

大型のサバは人間が食べても最高に旨いので、血抜きして持ち帰ろう。そして中小型を、オニカサゴのエサにする。

「大型のオニカサゴを狙うならエサは大きく。大きなエサには大きなオニが食ってきますよ」と、「初栄丸」渡辺和明船長。サバは三枚におろしたあと、身の部分をそぎ切り、なるべく薄く皮だけの状態にする。それを横方向に切るのではなく、縦に三等分に切って、大きめのエサにするのがおすすめだ。

ちなみにタコベイトなどのアピールグッズは「今年は少しサメが多いから」ということで、つけないほうが無難とのこと。

外房・勝浦沖 オニカサゴ釣行レポート

引きがいいのもオニカサゴの魅力。それにしても引きがよすぎる。サメか…

海面下にオレンジ色の影がふたつ。やった! 良型オニの一荷だ

Dr.近藤惣一郎は一荷もあって4匹キャッチ。「寒い時期だからこそ楽しい釣りもあります。オニカサゴはその代表ですね」。

この日は風が強く、沖の大型本命ポイントまで行けなかったが、それでも1~1.5kgクラス主体に釣れた。2㎏オーバーも期待十分!

大きなハチカサゴがよくまじった。プリッとした食感で、鍋ネタに最高の魚。しかも食べ応えあり!

こちらは大きなノドグロカサゴ(ユメカサゴ)。皮付きで湯引きした刺身が旨い

「サメだ!」と思ったら、良型のメダイでした

ゾロゾロと一度に何匹も掛かってくる

大型は脂乗り乗りの「寒サバ」。血抜きしてクーラーへ。小型をエサにしよう

エサは大きめに! ゆれる船の上、刃物の扱いはくれぐれもご注意を

フラッシャーサビキ仕掛を忘れずに。サバが相手だけに、消耗が激しいので、多めに持参しよう

今回、取材にご協力いただいたのは、千葉・勝浦港「初栄丸」。

外房エリアのオニカサゴ乗合船で一般的なスタイルが、早朝の薄暗い時間帯にフラッシャーサビキでサバを釣り、そのサバをエサにしてオニカサゴを狙うというもの。新鮮なサバはオニへのアピール度が高いうえ、大型のサバはいいお土産にもなるのがウレシイ。

勝浦港「初栄丸」も、そんな外房スタイルで勝浦沖のオニカサゴ狙いに出船している。

「やっぱり釣りたてのサバのエサのほうが食いはいいですよ。三枚におろした半身をタテに三等分に切ったくらいの大きなエサを作ってください。大型を狙うならエサは大きく。大きなエサには大きなオニが食ってきますよ」とは、「初栄丸」渡辺和明船長。

取材当日は風が強く沖に出られず、型はやや小ぶりだったものの、それでも1.5㎏前後主体だった。2㎏オーバー連発も珍しくないのが、ここ勝浦沖だ。

オニカサゴ釣りの基本。底はトントンしない。しっかり巻きアワセを…

ポイントは根掛かりしやすい場所、しにくい場所があるが、いずれにせよしっかり底を切ることが大切。

「オモリが底をトントンたたく状態では低すぎです。根掛かりしようがしまいが、エサが海底を引きずってしまっては食いがよくないですよ」と渡辺船長。

オモリが着底したら最低1m、ときには1.5~2mぐらい巻き上げてもいい。もちろんタナが高いと底を感知しにくいので、マメなタナの取り直しは必須の作業。タナの取り直しが誘いにもなる。

アタリは、いきなり「ガツガツ」と明確にでることもあるが、比較的小さなな「コツコツ」という前アタリから始まることも多い。小さなアタリが出たら少し待ってやり、強い引き込みがきたら竿を立てながらリールを巻き、巻きアワセしてやる。

「アワせてすぐに電動で巻き始めちゃう人がいますが、最初の5m、10mぐらいは手巻きでやった方がいいです」と船長。

オニカサゴの重みをしっかり感じながら手で巻くことが、しっかりした巻きアワセになり、唇の近くのバレにくい場所にハリが掛かるのだ。手巻きならこのとき型の大小もある程度分かるので、ドラグを調整し、ここではじめて電動のスイッチオン。中速ぐらいで巻き上げてこうよう。

2㎏オーバーも少なくない勝浦沖。オニカサゴの重量感ある引きを楽しもう。

以上の記事は「つり丸」2014年2月1日号の掲載記事です。

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