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エサ巻き餌木を活用して大型ヤリイカを乗せる仕掛け(清貢丸)

エサ巻き餌木を活用して大型ヤリイカを乗せる仕掛け(清貢丸)

イカが高活性のときは、プラヅノ仕掛けがいい。というか、なんでも乗るって感じかな。夜はね。お月さまの明かりの関係でどうしてもムラがある。乗りが渋いときは、エサ巻き餌木の釣りが確実だ。

初島沖の夜ヤリイカ仕掛け。夜釣りは浅場でカンタンに釣る!

今シーズンは、各地でヤリイカが当たり年だ。

東伊豆沖に鎮座する初島の周辺も、昼間は水深100〜200mの深場で順調にヤリイカが乗っている。
こんなときは、夜釣りのヤリイカも好調だ。

夜釣りで狙うヤリイカは、産卵のため、夜に深場から浅場に回遊してくる。だから、昼間に釣れていれば夜も釣れるのだ。

初島周りの水深30〜70mぐらいの根周りが産卵場。そこにヤリイカが集結しているのだ。

ポイントの水深を昼間と比較してもかなり浅い。

浅場で釣ることで、使用するオモリも軽くでき、しかも、手返しも早くなる。

さらには、昼間のイカ釣りのように大きな誘いは必要ない。ゆっくりとした動きで釣ることがメインとなりかなり楽に釣りを楽しむことが可能なのだ。

東伊豆・初島周り ヤリイカ釣行レポート

宇佐美沖に鎮座する初島。マダイ、イサキ、ワラサの超一級ポイントが島の周辺いたるところに点在する

夕日に染まる富士山が顔をのぞかせてくれた

イカの群れを探しながら釣るので日没直後から乗ることもしばしば

船上は明るい。水面にもライトが照らされているので、竿先や道糸も良く見える

イカを船上に取り込んだら、足元のイケスのなかへ入れ生かしておこう

エサ巻き餌木を使うとこのように大型のヤリイカがヒットする

夜釣りでは先調子のイカ専用竿はもちろんのこと、7対3調子、6対4調子のものまでさまざまな竿を使うことができる。使い慣れた竿が一番

高活性時はプラヅノ仕掛けがベター!

浮きスッテも有効

少し小ぶりだけど問題なし!

身厚のヤリイカですよ!

1月5日には一人80杯キャッチを記録。そんな日はイカ投入器を使って手返しを早くすると数が伸びる

餌木のタナが低いとさまざまな光を発するコウイカが乗る

エサ巻き餌木を胴付き仕掛けに付けてもよい

エサ巻き餌木にはサメやトリのササミ、生ハムなどを付ける。エサはカンナ近くに寄せて針金で固定するのがコツ

今回、取材にご協力いただいたのは、静岡・宇佐美「清貢丸」。

初島周りでは年末まで夜イカブリ釣りが盛んに行われていた。ここ数年ではもっとも長く続いた。この夜ブリ釣りが終了するといよいよ夜ヤリイカシーズンに突入する。

今期は昼間に初島の沖の深場でヤリイカが好乗りしていることから、夜のヤリイカも絶好調が期待される。釣果にはムラがあるようだが、年明けには良型ばかり1人80杯と爆乗りすることもあった。

この寒い季節に夜釣り!? と思う人も多いだろうが、夜のイカ釣りは昼間とはかなり異なる雰囲気を味わえるうえに、とにかく、ポイントの水深が浅いのがメリット。

昼間に深場にいたヤリイカの群れが産卵のため初島周りの浅場に大挙して回遊してくるのである。だから、シーズン最盛期には50㎝を超える大型のヤリイカばかり釣れることもある。

夜は灯りの力も利用しているので、昼間と比べて、大きな誘いは必要がない。エサ巻き餌木を活用すれば、極端なことをいうと置き竿でも十分乗る。

宇佐美「清貢丸」の稲本貢一船長は、元イカ漁師。夜釣りを得意とするため、遊漁船もほぼ周年夜釣りのイカをメインとしている。

初島周りの夜ヤリイカシーズンは始まったばかり。凪ぎの夜を狙ってぜひ、体験してみてほしい。

夜のイカ釣りに詳しい「清貢丸」稲本船長のヤリイカの釣り方

元イカ釣り漁師の宇佐美「清貢丸」稲本貢一船長に夜ヤリイカの釣り方を聞いた。

「イカが高活性のときは、プラヅノ仕掛けがいいね。というか、なんでも乗るって感じかな。夜はね。お月さまの明かりの関係でどうしてもムラがある。しかも、イカたちは産卵を意識している。乗りが渋いときは、エサ巻き餌木の釣りが確実だよ。釣り方としては、イカの活性が高いときにプラヅノ仕掛けで。乗りが悪いときにエサ巻き餌木で釣るといいよ」

釣り方はまず、エサ巻き餌木について。

「まず餌木にはサメエサをきちんと針金で巻き付けること。カンナに近いほうを密に針金を巻きつけるのがコツ。ハリスは1.5m前後だけど、ハリスの太さは夜だから関係ないね。テンビンを使うんだけど、絶対に大きなテンビンはダメ。イカを散らせているようなもんだからさ。大きめのキステンビンいいよ。肝心なのはタナ取り。私がやるときは、かならず、底から3m以上あげているよ。だいたい4〜5mが多いかな。イカは下から上を見ながら上がって捕食するからさ。餌木が底近くにあったのでは、イカが餌木を見つけることができないでしょ。この釣り方だと、置き竿がベスト。たまにちょこっと竿をシャクって動かすくらいでいいよ」と教えてくれた。

次にプラヅノサビキ仕掛けの釣り方について。

「誘い方は、竿をゆっくりと50㎝シャクリあげて、すぐ25 ㎝下へ下げる。そこで、少し静止させてアタリを待つ。乗らなかったらその動作の繰り返しでいいよ。水深が昼より浅いからね。こうすることで十分プラヅノは動くし、ツノが水平になったときにイカが乗るんだよ。とにかく激しかったりシャープな誘いはいらないよ。ソフトさが大事だね」

探りダナはその日によってさまざまだが、底から5〜10mでよいという。


関東エリアでは、いち早くひとつスッテ釣法が試されたこの海域。稲本船長は、この釣り方もススメている。

「潮の流れが速いときは、ひとつスッテだと根掛かり多くてやりにくいけど、それ以外のときは、とても快適に楽しめます。ポイントの水深が60m前後とちょっと深めだから、ナマリスッテは12〜20号など重めのものを用意してきてください。地元の常連さんもこの釣り方にハマっていてヤリイカをけっこう釣ってますよ」

釣り方はカンタン。ボトムをとったらすぐに糸フケを回収。リールを3〜4回すぐ巻いて、そこでシャクルだけ。数秒おきにシャクればよい。

根掛かりに気をつけながら、アタリダナを探ってみよう。

以上の記事は「つり丸」2015年2月1日号の掲載記事です。

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