キハダの魅力はアングラーを捉えて離さず、虜にしてしまう


気配が薄くとも、誘い出しを試みるパターンもあり。

ロッドを大きく曲げこむ、この走りがキハダの魅力。落ち着いてファイトすれば体力消耗も少ない。

15kg前後といったところだろうか? キハダとしては小型だが、嬉しい1本。アングラーは伊勢崎市の松本暁さん。

26㎏。石花海でヒット!

28㎏。これも石花海でキャッチ!

偶然同船したシマノインストラクター、新保明弘さんの使用ルアー。フローティング&シンキング、各タイプ、サイズを取り揃え、万全の装備だ。

新保さん、おすすめタックル。ヘビーとライトの2セットは必須だ。

今回、取材にご協力いただいたのは、静岡・弓ヶ浜「惠丸」。
取材時はベタ凪ぎに恵まれた。未明に港を離れた船は、海面を滑るように南下した。走って、走って、走り回る! ウミドリの気配も、キハダの姿もない。ギャンブルのような釣りだけに、船上の全員が覚悟のうえだが、やはりキャストチャンスがないのは堪える。
早朝は全員が目を皿のように探し回っていたが、寝不足もあってか、アングラーがひとり、またひとりと横たわっていく。辛抱の時間だ。
「98パーセント諦めていたよ」
と船長が後で語った、ストップフィッシング30分前。いきなり海面が割れた。何回かのトライで3人同時にヒット! 静から動への180度の方向転換。これがキハダゲームの醍醐味だ。
ネットに収まったのは残念ながら1匹だけ。幸運の女神は、通い込んだ末のキャッチという、伊勢崎市の松本暁さんに微笑んだ。
キハダの魅力はアングラーを捉えて離さず、虜にしてしまう。南伊豆沖のキハダゲーム、シーズンはまだまだ続く!
以上の記事は「つり丸」2017年9月1日号の掲載情報です。
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